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デシリットルなんて使ったことない
娘が机で宿題をしている。
『1ℓは何㎗でしょう?』
という問いだった。
昔の記憶を手繰り寄せ、答えはすぐに10㎗だとわかったが、考えてみれば実生活で㎗などという単位を使ったことは人生で一度もない。
学校の授業で習うことの多くは実生活で役に立たない。
微分積分はもちろん、円周を求めたこともなければ、ピタゴラスの定理も使ったことがない。
何のために実生活で活用しない学問を学ぶ必要があるのだろ
2300年も前にエピクロスは世界を救う方法を知っていた。
最近、世界を救う方法がわかった。
それは、何にも囚われないことだ。
私が38年かけて辿り着いた結論に、エピクロスは2300年前に気付いていた。
僕らがいま悩んでいることや、考えていることの結論は遥か昔、人類の先輩が答えを出している。
だけど、僕らは結論だけ聞いてもその結論を受け入れようとはしない。
僕ら人間はいつだって、これまで生きてきた過程のなかでしか思考を巡らせることができない生き物だ
「哲学を学べ!!」ではない。人に合わせて哲学を当てはめていくべきなのです。
私は哲学系の記事を過去に何本か書いたことがあります。
改めて読み直してみると、哲学知見のない人にとっては非常に読みづらい内容になっていたなと反省しています。
そもそも、哲学について記載されている文献や書物、ブログなどは前提条件としてある程度の哲学的知見がある人が読む用のものになっています。
デカルトの「我思う故に我あり」の解釈。
スピノザの汎神論の理解。
大陸合理論〜イギリス経験主義の概要把
ビジネスで意識することは2つだけ
本屋に行くと、あらゆる種類のビジネス書が並んでいる。それらを見ていると、ビジネスは複雑であると感じる人もいるかもしれないが、ビジネスはとてもシンプルだ。
試しに、本屋に置かれているビジネス書をどれでもいいから無作為に10冊ほど選び、読んでみてほしい。10冊とも、伝え方は違えど全て同じことを言っていることに気づくだろう。これが、ビジネスがいかにシンプルにできているかの証明でもある。
ビジネスにお
人生はなぜこれほどまでにつまらないのか
人の一生は長くても100年程度で終わる。これは丁度良い長さだ。
もしも人類が1000年生きれるとしたら、人生のほとんどは空虚なものになる。
そもそも「長生きをしたい」という感情は、生への執着からではなく死の恐怖からくるもので、大抵の人は生きていればどこかで生きることへの虚しさを感じる時があるはずだ。
「毎日が楽しいから長生きしたい」と言う者がいるならば、それは昨日までのことを全て忘れることの
他人を喜ばせることを人生の目的にしてはいけない
世界を救うためには何をすればいいのか。
ここ10年ほど、ずっと考えている。
ITやテクノロジーの発展は人類の生活を便利にはしたけれど、人類の生活を豊かにはしなかった。
この先、どれほど科学が進歩しても、世界が救われることはないだろうと私は確信している。
5年ほど前、世界を救うための方法は、『身の回りにいる人を喜ばせること』だと私は思った。
全人類がそれができれば、きっと世界は救われるので
ブラックな働き方も、ありえないクレームも全部思い出
この10年で9社の企業を経験した。
様々な業界や職種を経験できたことが会社員としての思い出だ。
1社目はトラックの運転手だった。零細企業だったから給与も安く、年間休日は90日に届かず、おまけに寝台の席がないトラックで泊まりの運行をさせるメチャクチャな企業だった。
運転席と助手席を使ってのアンバランスな格好での就寝をして、高速道路も使わせてもらえなかったけれど、いまにして思えばあの過酷な労働環
仕事は人生の暇つぶしに過ぎない
コロナ禍において、エッセンシャルワーカーという言葉が定着したようにおもう。
エッセンシャルワーカーとは一般的に医療や福祉、第一次産業や行政、物流や小売業など、いかなる状況下でも必要とされる社会生活を支える職種のことを指す。
それではラーメンが好きすぎて、毎日ラーメン屋に行かなくては精神が保てないような人にとって、ラーメン屋はエッセンシャルワーカーにあたるのではないだろうか。
タバコを製造する
何にも囚われず生きること
人は何かに囚われて生きている。
恋人、家族、仕事、常識。
その全てが不確かで、絶対的なものはない。
それでも、人は囚われる。
囚われれば、信じる。
信じれば期待する。
期待すれば裏切られる。
囚われは裏切られることのプロローグだ。
生きていると雑音が耳に入る。
この世界は雑音が多すぎる。
雑音は何かに囚われる1歩目となる。
信じて進んだ2歩目が失望へとつながる。
その繰り返
未完成な世界の生き方を教えるのが教育か、それとも未完成な世界に抗うことを教えるのが教育か。
この世界は素晴らしく、完全無欠な社会で、改善の余地など全くない。
こう断言できる人は、とんでもないほどのポジティブシンキングの持ち主か、噓つきのいずれかだ。
ほとんどの人は毎日のように愚痴を言い、何の努力もしないけれど世界が変わってくれることを信じている人ばかりだと思う。
いまの世界に適応して生きるか、それともいまの世界を変えるために抗うか。どちらが正しいかはわからないけれど、僕らは必ずどち
「人が好きですよね」と言われることに対する違和感
私はよく、人好きに見られることがある。
自分では普段、そのことを意識することがないので、時折そう言われると驚く。
改めて考えてみると、私は嫌いな人が少ないように思う。(もっとも、他の人がどれくらいの割合で人を嫌いになるかが比較できないので、相対的にみた時にどうかはわからないのだが)
私が人が嫌いではないというのは真実ではあるが、だからと言って人が好きかと言われたら疑問符がつく。私は好きな人
生きてたいやつより死にたいやつのほうが理解できる
昔から、私は生存意欲が低い。
人生が何のためにあるのか、いまだによくわからないし、長生きしたいがために健康に対して必要以上に気を遣っている人があまり理解できない。
死をぞんざいに扱うことを嫌う人がいるけれど、そんな人は大抵の場合、生きることが素晴らしいからという理由からではなく、死を遠ざけようとしているだけの人種であることがほとんどだ。
死は敗北ではない。どちらかと言うと完成に近い。ずっと生
映画マネーボールから学んだこと
マネーボールはメジャーリーグの野球チームであるオークランド・アスレチックスのチーム編成を決める立場にあるビリー・ビーンが統計学を駆使して、一大旋風を巻き起こす実話に基づく物語だ。
野球好きはもちろん、野球をそれほど知らない人でも楽しめる本作は、新しいことに挑戦する難しさや、そこに対して必然的に生まれてしまう犠牲、統計学の大切さなどを学ぶことができる。
2002年、オークランド・アスレチックスは
映画インターステラーの世界観が凄すぎる
インターステラーはクリストファー・ノーラン監督によるSF映画だ。
地球が環境の変化などの影響で食糧危機に陥り、滅亡の危機を迎えた人類が新たな星を目指す姿がつづられるストーリーである。
私はこの映画が好きで何回も見ている。
映像の美しさや台詞の秀逸さが目を引く本作だが、SF映画にもかかわらずストーリーが物理学に反していないように作っているところが私は凄いと思っている。
この作品にでてくるスト