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ショートショート

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記事一覧

ショートショート(45話)日本の未来

20xx年 深刻な少子高齢化を迎えた我が国では、今後どのように国を再建していくかの会議が行わ…

ショートショート(44話)自由意志

~プロローグ~ 12月31日。 新宿駅前は雪が舞っていた.。 ローランドのギターアンプを調整…

ショートショート(43話目)回帰

無意識から有意識への変換は言葉によって成された。 長い夢から覚めたような、そんな感覚だっ…

ショートショート(42話目)鉄の鎖

深い海の中を堕ちていく。 そんな夢をみていた。 体温が低下していく感覚がして 呼吸が苦しく…

ショートショート(41話目)自殺を考えている君へ

拝啓、自殺を考えている君へ。 先日、久しぶりに東京で会った時 君は「自殺をしたい」と言っ…

ショートショート(話40目)転職エージェント黒八木

喫茶店の窓からは桜の花が見えた。 季節は4月だった。 春は出会いと別れの季節というが、真…

ショートショート(39話目)父との会話

『……む。...…さむ。...……おさむ』 誰かに呼ばれる声がして目を覚ました。 隣には父がいた。 『起きたか。修。どうだ、体調は?』 昨晩、体調が急に悪くなり、20時に床についた。 時計は4時を指していた。 「少し落ち着いたけど、あまりよくないよ」 『そうか。起こしてしまって悪かったな』 窓の外で雪が降っていた。 石油が切れたストーブに赤いランプが点いている。 「父さんと話をするの、久しぶりだね」 『そうだな。いつぶりだろうな』 「そういえば父さん。僕が高

ショートショート(38話目)0→1 

宇宙には無数の星が存在している。 その数は地球上の砂粒すべての数とほぼ同じと言われている…

ショートショート(37話目)裏山の宝 

納屋を掃除していると、1枚の古い紙切れが出てきた。 その紙切れは、どうやらここから3kmほど…

ショートショート(36話目) 死神先生 

どれどれ。 今回のターゲットは…。 私は死神カルテに目を通した。 名前:蓮野沙也加(はすの…

ショートショート(35話目)Percentage

空は青で繋がっていた。 東京大学の本郷キャンパス内にある石製ベンチに座り、校内のスターバ…

ショートショート(34話目) Ⅼobster

六本木のタワービルからは東京の街並みを見下ろすことができた。 夏のにおいが開け放たれた窓…

ショートショート(33話目)Sunday

日曜日、渋谷は人で溢れていた。 映画館を出た僕と尾藤優里は道玄坂から少し離れた路地裏の喫…

ショートショート(32話目)SMILE

『ねえ、相原くん。その笑い方、私にも教えてよ』 中学2年の秋、横山美晴にはじめて話しかけられた言葉はそれだった。 横山はいつもクラスで一人ぼっちだった。 ただ、友達ができないというより、自らで人を遠ざけているような、そんな雰囲気だった。 「え?笑い方?」 『うん。楽しくもないのに、どうしてそんな風に笑えるの?』 「なに言ってるんだよ、おまえ」 『私、知ってるの。さっきから安西さんと楽しそうに話してるけど、あなたが心の中では全然笑ってないこと』 隣にいた安西綾音