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Ⅱ 低学年で覚えて欲しい学び方スキル   17 「今、どこを見るべきか」を自動的にできる その1

 低学年で覚えて欲しい学び方スキルの2つ目は『「今、どこを見るべきかを自動的にできる』です。これには、3つの補助項目が付いているですが、それを紹介する前に『「今、どこを着るべきか」を自動的にできる』について、【解説】しておきます。

 「どこを見るべきか」も「何を聞くべきか」と【解説】は、基本的には同じです。
 平均タイプの子どもは、生まれたときから自分のやりたいことを抑制して「周りの大人から学び取ろう」としています。だから、大人が何かしたら「おや、なんだろう」と注意集中して目を向けることが自動的にできます。つまり「今、どこを見るべきか」を自動的にできるのです。

 小学校に来たときには、先生が何か書き始めると、注意集中を先生向け「何か、自分に役立つ情報を書くのではないか」と、一生懸命見ようとします。

今、どこを見るべきか?

 しかし、凸凹タイプの子どもは、自分のやりたいことを優先します。つまり、抑制することはあまりまりません。だから、視覚は自分の向けたい方にしか向けません。大人が何かしても、興味なければ違う方に注意集中を向けています。つまり「今、どこを見るべきか」を自分で決めているのです。
 
 小学校に来たときは、先生が何か書き始めると、それが興味あるかどうかを判断します。そして、興味がなければ、注意集中を自分の好きな方向むけ、あらぬ方向を眺めています。もしくは、何も見ずボーッと想像にふけっている場合もあります。
 しかし、逆に興味があれば、注意集中して先生の書いていることを読み、先生が書いている途中でも自分の意見や答えを言い出します。

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