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「快楽は痛みを水で薄めたようなもの」やろ。ほな原液や。貧乏カルピス飲めるかい。なめんな。いったれボケ
オードリーのオールナイトニッポンの、作家の西加奈子さんがゲストの回が好きで、たまにYouTubeで聴きかえす。2015年。若林正恭と西加奈子の会話。2022年のふたりが同じように話をしても、たぶんもうこの感じにはならないとおもう。若林さんはこの時間ずっと「西さん!西さんが好きだ!」「西さんもっと教えてよ!」と発信している。西さんはそのスキンシップをすっと通して淡々と話をする。両者が別の型で発話をし
もっとみる闘う者たちへ愛を込めて
逃げられない大喜利というのがある。
私の父親はソッチ系の人である。コッチ(頬を切る仕草)系ではない。飲食店などでカマす方の、そっちの、ソッチ系である。その子である私は小さな頃から幾度となくその場面に出くわし、ピークの脈拍で味のない飯を食べたり、周囲から突き刺さるつめたい視線の中で味のない飯を食べたりしてきた。感覚としては辟易を通過して、ある種の宿命としてそれと付き合い、こなしてきた。
誰が見ても