にこにこ

黄金の日日

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寄稿

どうもこんにちは。菅原小春です。生きることは踊ることだと思うのです。感情、言語は持参のフィルタを通るものです。いやらしいフィルタはよしてしまったほうが良いのです。何かしらを表出する時、自分の敷地から出す時、外界に放出する時、【表現】が必要になります。その時に体はその最低限のフィルタとして残り、機能することでしょう。それが踊りです。踊りはもっとも粗野かつピュアなプロダクトです。踊りこそ裸に近いノンバーバルな誠意だと思うのです。体という下着(ほんのわずかな品位)を纏った、血の通っ

    • 「快楽は痛みを水で薄めたようなもの」やろ。ほな原液や。貧乏カルピス飲めるかい。なめんな。いったれボケ 

      オードリーのオールナイトニッポンの、作家の西加奈子さんがゲストの回が好きで、たまにYouTubeで聴きかえす。2015年。若林正恭と西加奈子の会話。2022年のふたりが同じように話をしても、たぶんもうこの感じにはならないとおもう。若林さんはこの時間ずっと「西さん!西さんが好きだ!」「西さんもっと教えてよ!」と発信している。西さんはそのスキンシップをすっと通して淡々と話をする。両者が別の型で発話をしていて会話になっていない。この回がほんとうにあたたかく、好きだ。今でこそ聞き手と

      • おぼえがき❻

        【メモ】 人は2種類に分かれると思う。 人はそれぞれ100人いれば100通りあって、分けたりまとめたりすることに意味はない。ただここでは考えを整理するために仮定として分けて話す。人は学問をした人としていない人に分かれる。公的な機関での経験の有無という意味ではなく、筋道のシンプルさと論理の構築能力、ものごとの進め方を知っているかどうかを指している。2種類の人間にはまるで別の世界がみえている。今僕は学問をしていない人であり、そちら側として話す。 [真理]は見知ったことによって

        • 東京都内いらっしゃいませ

          東京に来て3ヶ月になる。 引っ越して、養成所に入り、 生活用品を買い揃え、引っ越した。 この期間の出来事。 なにから話せばいいかわからないが ひとつずつ整理していきたい。 3月の内見気になる物件をピックアップし、東京へ。 最初に訪れた不動産屋で「この辺でその条件だと4万円はまず無いですね。」と言われる。 失意のまま、次の不動産屋へ。そこでは大ベテランのおじさんが担当してくれた。「ここは〇〇線と△△線、両取りヘプバーン」「住めば都はるみ」という軽妙な口上に身を委ねると、あれよ

          闘う者たちへ愛を込めて

          逃げられない大喜利というのがある。 私の父親はソッチ系の人である。コッチ(頬を切る仕草)系ではない。飲食店などでカマす方の、そっちの、ソッチ系である。その子である私は小さな頃から幾度となくその場面に出くわし、ピークの脈拍で味のない飯を食べたり、周囲から突き刺さるつめたい視線の中で味のない飯を食べたりしてきた。感覚としては辟易を通過して、ある種の宿命としてそれと付き合い、こなしてきた。 誰が見ても自分と隣の人に確実に血縁関係が確認できる状況で「今できる精一杯」の善処として行う

          闘う者たちへ愛を込めて