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〈ネタバレ無し〉圧巻!今が幸せに感じる映画『存在のない子供たち』感想🎬

両親を訴えたい。僕を産んだ罪で

どうも!じきどらむです!

昨日、六本木で行われた7/20公開『存在のない子供たち』の独占最速試写会に参加してきました!

開場の18:30になり、エレベーターに乗り受付を済ませシアターに入り前から3番目だったので真ん中の良い席に座り、始まるまで携帯はカバンの中にしまって上映開始を待っていました。

映画が始まり、淡々と物語が映し出す真実を見て色々と思うところがあってったので、今回は持論も少し強い所もありますが映画の魅力を書いていきます!宜しくお願い致します。

「目を背けたくなる現実」

そんな言葉で片付けたく無いので、自分の言葉を紡ぎます。

今回の作品は一言で言うと衝撃でした。本作は見て損は無い映画だと思います。

では予告をどうぞ⤵︎

世界観が伝わりましたか?映画なのか?真実なのか?分からなくなります。

分かりやすいあらすじ

わずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は自分の両親だ。裁判長から「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた…。

中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていなかった。

学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に劣悪な労働を強いられていた。唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのはさらに過酷な“現実”だった。果たしてゼインの未来とは…。

フレーズが衝撃ですよね。

自分の親を自分を産んだ罪で訴えたい

でも、それは彼なりに考えた答えなのです。


ゼインについて

については多くを語りたい存在なのですが、あまり言ってしまうとネタバレになってしまうので簡単に説明しますね!

ゼインは本作の主人公で自身の両親を訴えた張本人です。これだけ聞くと自分勝手な子供という印象を受けるかなと思いますが、違います。

12歳の子供ではありません。年齢で人間を判断するのは間違っていると思わせるような行為や存在感を出します。映画を見てると、とにかくゼインには救われて欲しい。ただただ、そう思います。

原題は『カペナウム』

本作について、始めに「映画なのか?真実なのか?」書きましたが、実は両方の要素が入っている作品になります!

本作を制作したラバキー監督は、実際に現地に赴き、リサーチ期間に3年間を費やしたそうです!

そして何より凄いのが、主人公ゼインを含め出演者のほとんどは、似た境遇にある素人で映画を制作しているそうです!

映画を見ていると「全員プロ以上」と感じました!そう思うのも素人の演者が感情をありのままに出して自分自身を生きてもらい、“彼らが体験する出来事を演出する”という驚くべき手法を取っているそうです。

リアリティを突き詰めながらも、ドキュメンタリーとは異なる“物語の強さ”を心に教えてくれました。

惜しくもアカデミー賞ならず

本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートした作品は5作品。

ドイツの芸術家ゲルハルト・リヒターの半生を題材に製作された『ネバールックアウェイ』      

    全編モノクロ映像で描く『COLD WAR あの歌、2つの心

我らが日本の『万引き家族

Netflix界の異端児『ROMA/ローマ

そして本作『存在のない子供たち

この強作品の集いの中で受賞したのは『ROMA/ローマ』でしたね。

本年度にもし『ROMA/ローマ』が無かったら『COLD WARあの歌、2つの心』と『存在のない子供たち』のどちらかが受賞していたのではないでしょうか。 

映画終了後

この写真は試写会場で撮った、何でもない六本木の夜の写真なんですが、会場を出て、何でもない普通の夜の風景がとても心に沁みました

映画から戻ってきた感じもしましたし、自分の住んでいる日本幸せなんだなと改めて思いました。

世界には、ご飯も食べられない人たち。家の手伝いで学校に行けない子供たち。産まれても病気にかかって亡くなってしまう乳飲み子。小さい頃から教科書で習ってきた世界の現実が改めて考えされてしまうそんな映画でした!

試写会で貰ったプレスシート

マスコミ向けのプレスシートを頂きました!表紙はゼインが覗いてる画像がドアップで映っています!

中身はキャラクター紹介と監督とスタッフのインタビュー記事が載っていました!

⬆︎オモテ面

⬇︎ウラ面


まとめ

『存在のない子供たち』★★★★☆

本作かんしか、日本に住んでいる我々は自分の生活や家族に対して感謝して幸せだと感じれる作品です!

衝撃の問題作じゃなくて圧倒される作品です!

真実とフィクションを上手く融合させて、125分間、観客を飽きさせずに魅せる映画で、鑑賞後自然と真実が分かるので是非オススメです。

最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!


存在のない子供たち 公式サイト


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