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风华正茂ーー新時代の生存術は、ジェネレーションギャップから学ぼう

(1181字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)


【风华正茂】

ピンイン:fēng huá zhèng mào
意味:若く、活力に溢れている様。

『新時代の生存術は、ジェネレーションギャップから学ぼう』

 どの時代にも、生きる術は必ずある。
 
 生きていく為に覚えておかなければならないこと、身に付けなければならないこと、タブーとされていること……
 これらは時代ごとに異なっていて、どの「生存術」もその時代の社会環境を反映している
 
 所謂「ジェネレーションギャップ」というのも、そういった「生存術」の違いから来るものだ。
 
 
 たった数十年前の社会だとしても、既に現代社会とは形態が大きく違う。
 常識とされていることや流行りはもちろん、当時の日常生活で良く使われてきたモノ達も、今となってはその姿でさえ消えているのも多い。
 
 だからたとえ近い世代間だとしても、認知のズレは当然起こる。
 社会で生きていく為に覚えておかなければならない道具の使い方や、それに関連する知識の構成などでさえ同じでないのだから、幼いころから育ててきた価値観ともなれば、その違いはもっと大きいだろう。
 
 二つの異なる価値観がぶつかり合い、衝突が起こってしまうのも何も不思議ではない。
 
 
 但しどちらかが正しい・間違いというのは無いのだ。
 それぞれがそれぞれの成長過程で生き延びる為に身に付けたものが違う、それだけなのである。
 
 「この方が人生の大半を過ごしてきた時代では、そういう生き方が常識なのか」ぐらいに受け止めれば良い。
 顔を赤くして熱論する必要も全く無い。
 
 
 「最近の若者は」なんて言葉もそうだ。いちいち若い世代との違いを嘆ずとも、そもそも社会全体が既に過去と変わっているのだから、自分の世代と同じでないのは当たり前だ。
 それよりも、その一つ一つの違いの裏にある社会環境の変化を観察すべきだろう。
 
 これらを突き詰めれば、色々新たな学び、参考に出来るものが見つかるかもしれない。
 これからの新しい時代を上手く生き延びる為のヒントーー「生存術」も、若者とのジェネレーションギャップに潜んでいるのだ。
 
 何故若者たちはそういった考えを持つのか?
 何故数十年前と価値観が大きく変わったのか?
 これらの変化をもたらした原因はどこにあるのか?
 
 今の世代との関りで引っかかってしまうところ。
 そんなところにこそ、自身の改善点が隠れている。

 
 若者を教育しようと必死になる前に、まずは彼らから何かを学べないかを考えることが、今後の発展に不可欠なことなのだ。
 
 
 ところで、一昔前は食べるのに困ることが多く「もっと食べて!」が一つのもてなし方であった。
 たくさん食べられることが幸せで、なんとかして食べ物を手に入れ食べていける手段、それが「生存術」だった。
 
 だが最近は物質が溢れ、食べ物も簡単に手に入るようになった。
 ジャンクフードも割安で食べられるようになり、肥満による死亡率が高まっている。
 
 皮肉にも「ダイエット」も一つの生存術になりつつあるようだ。
 気のせいだろうか。

📚私達は皆、一つの時代のカケラ

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