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深い呼吸ってどうやれば良いの?~続編~

前編では、平均の呼吸回数や長さから、現代人の普段の呼吸がとても短く浅いものだということと、それが人体に及ぼす影響について書きました。

そして、その無意識の呼吸を意識化することで、少しづつ深く大きな呼吸にしていこう、ということも書きました。

今回は、前編の

・吸う・吐くの長さを揃える
・吐ききることを意識する
・徐々に呼吸を長くする

に加え、もう少し呼吸を繊細に感じていく方法について記載します。


呼吸は、私達人間が、自発的に自律神経に働きかける唯一の方法でもあります。


このことだけでも、大切に、繊細に、感じる必要があることが、わかりますよね。


執筆者☟


✅息の強さ、速さもそろえてみよう


前編では、息の長さを揃える、ということをやりましたが、今回は、強さと速さもそろえてみましょう。

一定の、押しては引く穏やかな波のようなイメージの呼吸を目指します。

水面2


呼吸の波は、感情の波と非常にリンクします。気持ちが穏やかでいる時というのは、自然と穏やかで落ち着いた呼吸になっていますし、イライラしたり緊張している時というのは浅く、乱れた早い呼吸になっていることが多いのです。

それならば、呼吸から気持ちをコントロールすることもできるのでは?と、考えた人は大昔にもいて 笑。

今では、感情どころか自律神経にまで影響を及ぼすことが分かっています。


なぜかというと、肺は、自分の働きで呼吸しているのではなく、肋骨や横隔膜、その関連する筋肉の収縮・弛緩により呼吸を繰り返しているからです。

この、『肺を動かす器官』は、脳からの指令により、動いているのです。

なので、逆にこの『肺を動かす器官』をある程度コントロールすることで、逆に脳へのアプローチができるのです。


外的ストレスや環境などの心的ストレスにより自律神経が乱れがちな現代人こそ、穏やかな一定の呼吸をする時間を取るとことがとても有効になってきます。


✅吸い切った後、吐ききった後の、どちらでもない瞬間に気付こう


前編では、吐ききることの重要性について触れました。


実際には、『吐ききった』と自覚した時点でも、ペットボトル1本分(約500ml)程度の空気は、肺に残っているそうです。ということは...

吐ききらなければ、あまり空気の入れ替えはできていないんですよね。なんと勿体ない 笑。


何はともあれ、吐ききることを意識すると、吐ききった後一瞬だけ、吐いても吸ってもない時間が訪れることに気付くと思います。


じつはこれ、吸い切った後も同じなのです。目一杯吸い切った後、一瞬だけ、吸っても吐いてもない状態が訪れます


この、休止状態も丁寧に感じてみて下さい。

呼吸1


実はヨガでは、この状態をケワラ・クンバカと言い、『保息』とか『止息』言ったりします。


これは、実は吸う・吐くに関係なく、極度の集中状態で『気づいたら呼吸が止まってた!』という状態と同じです。

とても自然に起こる状態で、ある意味心地良かったりします。


呼吸は、単なる空気の入れ替えではなく、母なる大地とのエネルギー交換というような意味も含まれることを考えると、このクンバカは、自然(宇宙)との融合のような状態、とも捉えられるのです。


✅止めてみよう


では、このクンバカを意識的にやってみましょう。この意識的に作るクンバカを、サヒタ・クンバカと言います。

実際にはこのようなサイクルでトライしてみます。

・4カウントで吸う
・4カウント止める
・4カウントで吐く
・4カウント止める

このようなイメージです。

で、徐々にこれも長くしていってみて下さい。


そうすると、自分が吸った後のクンバカが苦手なのか、吐いた後のクンバカが苦手なのか、そういったことにも気づくと思いますし、クンバカ直後に一定の呼吸に戻るのにどのくらいかかるのか、等の把握も大切になってきます。

この、傾向についてはまた別の機会に述べるつもりでいますので、今回はご自分の癖、傾向に気付くつもりでただ感じてみて下さい

木々


そして、徐々に

・8カウントで吸う
・16カウント止める
・8カウントで吐く
・16カウント止める

だとか、

・6カウントで吸う
・24カウント止める
・12カウントで吐く
・24カウント止める

等というように、自分の好きなように長さを変えていってもOKです。


クンバカのもたらす静寂は、とても大きなものです

是非この内側の静かな状態を楽しみながら行ってみて下さい。


✅4サイクルの呼吸で若さを保とう


呼吸には、吸う・吐くだけではなく、吸い切った後、吐ききった後の静寂があることに気付いた時、呼吸は4サイクルになります。

①吸う
②止める
③吐く
④止める

そうなのです。呼吸は、2サイクルではなく4サイクルなのです。


肺は老化すると、肺胞が委縮して、吸収できる酸素の量が減ります。なので、呼吸を大きく、長さを長くするという練習は、肺の老化防止につながります

そして酸素に満ちた血液の循環は、全身の老化防止にもつながります



呼吸を効果的に使って、気持ちの良い毎日を過ごしましょう。

大地2

丁寧に呼吸することは、丁寧に生きることにつながります。

✅続・続編出ました!

こちらは、もう少し深く、呼吸というものをヨガ的に掘り下げたものになります。ヨガでの呼吸の意味するところ。ぜひ読んでみてね☝


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