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優秀な人を集めるのではなく優秀にする

<おじさんDX Vol238>

求人募集の際に優秀な人を集める傾向。少々語弊がありますが、優秀な人を集めたい心理は分かりますが、転職市場に自社の望むような優秀な人と出会える確率は、そう高くないです。


✅誰しも育つ

「人を育てる」という言葉がありますが、人は誰しも放っておいても育ちます。ただしそのまま放っておくことは、会社組織にとっても個人にとっても、望む方向性にならないので「人を育てる」となるのです。

✅優秀な人も育てなければいけないのです。


職務経歴書等で素晴らしい経歴の持ち主でも、それが自社の望む社員になるかどうかは、実際に働いてもらわないと分らないのです。それでなくても入社したての人は、慣れない環境になっています。勿論不安もあるでしょう。

✅ここで放ってしまうと定着率が悪くなる。

また、やたら滅多に厳しい基準を設ける企業もありますが、そうした企業で働く従業員と厳しい基準をクリアして入社した社員との能力のギャップがあり過ぎるというケースも見ています。


「ウチでは教育が出来ません」と、物語っているかのように外部で学んだ人を手間をかけず採用したいというような企業もありました。


✅優秀な人≒優秀な社員

優秀だけでは社内で通用しませんから、優秀な社員に育て上げる必要がありますが、業務内容によっては、そこまで優秀でなくても良い場合があります。

それに、いくら優秀とは言え、

✅会社の意に沿わない優秀さは、会社組織においては無用

仕事に全く生かせず、関連の無い知識があっても仕方ないのですから、どんなに優秀な人が入社しても、一定の教育は必要です。


私の場合は、求人時に望む人材の条件こそありますが、入社後のアンマッチがあると、採用活動が無駄になりますので、仕事内容は、出来るだけ包み隠さずにメリット、デメリットを話をするようにしています。

✅どちらかと言うと、あまり条件を厳しく見ていません。

面接時では、小売業ということもあり、ほぼ人間性を見るくらいです。能力に関しては、入社後にどうにでも出来ます。


半分冗談で、面接にいらっしゃった方には、

人を育てる自信はありません「あなたが育つ」自信はあります。

と伝えています😁


✅育つには環境整備を

一例にすると、中途採用があります。

中途採用で求められることに「即戦力」と言われていますが、中途入社した経験が、多数ある私にとっては、少々ズレた見解と思っています。

ある程度の社会経験もあり、同業種であれば基礎こそ出来ていますが、その企業なりに仕事の仕方が異なるのです。即戦力にするには、やはり教育が必要であり、いきなり活躍とはいかないでしょう。

仮に活躍出来たとしても、自己流だったりしますので、長い目で見れば基礎は学んだ方が良く、中途採用者に何らかの能力があっても、育つ環境がない企業は、他社のノウハウを持っている中途採用者を活かせないのです。


新卒であろうが中途採用者であろうが、育つ環境は必要ですし、育つ環境がない企業は「採用しては辞めての繰り返し」になっています。


✅優秀な社員を育てる

優秀な社員に育てるには、特別な何かが必要ではありません。育てた経験からすると「社員が仕事をしやすいようにする」のです

それには、

✅その社員の特性を知ること

仕事をするのに、あっちに引っかかり、こっちで足止めを食らい...となってしまう環境は、時間ばかりかかって非効率的ですし、社員のエネルギーも無駄にしてしまいます。


私が関わる仕事は、それほど難易度が高くないと思っていますので、場数を踏めばそれなりに育ちます。本格的に育てるのは、まずは一通り基礎が出来てからでも遅くありません。

しかし、見守るのは、かなり忍耐力が問われるのも事実です。


🍀山本五十六の言葉にもあるように

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

🍀やってみせる
🍀言って聞かせる
🍀させてみる
🍀褒める


✅誰しも可能性がある事を信じて育つようにする
✅少ない優秀な人を探すよりも、優秀な人を育てた方が手っ取り早い
✅人は育ちますが、育つ方向性を正しく導くのは、管理者の仕事


そんな、おじさんの話でした。


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