マガジンのカバー画像

まとめ

83
まとめ
運営しているクリエイター

記事一覧

生・美・死 美学と生 瞑想と美

 真理は存在しない。神や伝統が死んだので、生きるための神話や物語が崩壊し、全員が潜在的な…

げんにび
1日前
16

救済のパラドックス

 この世は逆説に満ちている。救済という観念も逆説的なものの一つであると思う。  僕はメン…

げんにび
4日前
22

なぜ宇宙は不思議ではないのか

 宇宙は不思議で神秘的なのだけれど、なぜそのことに気づかなかったのだろうと考えていた。一…

げんにび
6日前
17

不思議という事

「詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ」という本を読んだのだけれど、著者の実…

げんにび
11日前
19

ニイチェ・無常という事

 ニーチェ系の自己啓発本にはよく「今を生きる」のようなことが書かれている。確かに永劫回帰…

げんにび
12日前
25

孤独感 聴くこと 他人に理解されたい

 他人に理解されたいとずっと感じていた。でも他人に理解されるということなど絶対に不可能な…

げんにび
2週間前
44

ボーはおそれている 不条理文学 不条理映画 不条理漫画

 「ボーはおそれている」という映画を見た。アリ・アスター監督の前作の「ミッドサマー」が物凄く良かったので、今回の作品も楽しみにしていた。期待よりも面白かった。  内容は、ボーという怖がりの男が不幸な目にあいまくるというただそれだけで、物語はめちゃくちゃに進行していく。ネタバレもクソもないんだけれど、大まかな流れとしては母親のいる実家に帰るという話になっている。  信じられないぐらい面白かった。3時間の映画だったのだけれど「あと何分かな?」というのを1度も確認しなかった。

宗教のコペルニクス的転回

 「世界はなぜ「ある」のか?:「究極のなぜ?」を追う哲学の旅」という本がある。著者はジャー…

げんにび
2週間前
20

詩を書きたかった 理由なき必然性

 本気で「創作」に取り組んだことがないのに、創作論ばかり書いている。創作とは何か?クリエ…

げんにび
3週間前
25

美 不可解 難解

 詩集を読むと、具合が悪くなるので詩が読めなかった。刺激が強すぎて吐き気がした。昨日久々…

げんにび
3週間前
20

楽屋に帰る

 「中の人」というネットミームがある。Vtuverが盛り上がっているが、使われだしたのはアニメ…

げんにび
3週間前
28

ニヒリズムの研究集大成 死が怖い人

 フォローしてくれた人に、タナトフォビアの方がいた。「自分が死ぬ」という事実に覚醒して、…

げんにび
3週間前
46

沈黙を生きる哲学 存在神秘

 古東哲明さんの「沈黙を生きる哲学」を読んだ。哲学書を読んで初めて泣きそうになった。普段…

げんにび
3週間前
29

読書はマッチョなのか?

 友人に「読書マッチョ問題」について書いて欲しいと言われたので思ったことを書く。  僕も知らなかったので、一応記事を貼る。  核心はここ  マッチョという言葉を聞くと、グラップラーバキのビスケット・オリバが思い浮かぶ。  僕の子供の頃って「マッチョ」はこんなイメージだったんだけれど、フェミニズムやらの文脈で意味が変わってきたらしい。こうやって言葉の意味が広がっていくことを「コンセプト・クリープ」というらしく、いつか記事に書きたいと思っていたが、コンセプト・クリープの好例