転んで立ち上がる時こそ。

昨日、トレーニング中に左の肩に痛みを覚えた。
痛みがまあまあ強烈だったので、すぐにトレーニングを取りやめて今に至る。

少し前なら、こういう時焦りを覚えたものである。
休むとその分筋肉が落ちる。当然、パフォーマンスも低下する。
そうなった時、失った力を取り戻すのにはどうしても時間がかかってしまう。
そうやって、ネガティブな方向にばかり思考が向かっていた。

でも、30歳を超えると俯瞰で物事が見えるようになってくる。
何事も、落ち込んでしまった時が巻き返しを生むのである。

痛みが治ったら次はどんなトレーニングをしよう。
上半身が使えないなら、それ以外の部分を強化できないか。
次同じようなことを起こさないためにはどうすればよいか。
そんな風に考えられるようになった。

考えてみれば、別にトレーニング以外もそうかもしれない。仕事や恋愛も、きっと失敗して落ち込んだ後の方が成長する。

アコギでオリジナルソング歌うような愛の告白は失敗しないとそれがマズいと気付かないかもしれないし、仕事でも多少やらかさないと改善策が見えないかもしれない。

どんなことでも、転ぶこと自体は悪くない。
そこからどんな風に立ち上がるか、その選択が大事なんだと思う。