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初回に比べると若干トーンダウン、それでも面白い「アンチヒーロー」第2話感想

怒涛の展開だった初回から、今回は少し落ち着いた印象。

裏切った形ではあるけど、ある意味予想通りなオチ

2話をたっぷり使って描いた緋山(岩田剛典)の弁護ですが、明墨(長谷川博己)の弁護で何とか無罪に。

しかし、赤峰(北村匠海)は釈放後にゴミ処理場で証拠を隠滅する緋山の姿を見てしまう。
緋山は、やはり人を殺していたのだ。

まあ、このオチは割と予想の範疇というか。
そもそも設定的に無罪が有罪かの2択しかなく、このドラマの題材を考えると有罪パターンっていうのが有力な訳で。そんなに強烈な裏切りって感じではありませんでした。

どちらかというと、明墨の行動倫理が気になるところ。
キャラクター的に、彼は絶対に有罪と気付いていた上で弁護をしていはずで。
それが彼の信念なのか、はたまたもう一段階裏切ってくる展開(緋山の再登場等)があるのか。

今回明墨は検察側の不正を暴くことで無罪を勝ち取りましたが、もしかしたら検察という組織そのものに何かしらの感情があるのかもしれません。

各キャラクターがそれぞれの能力(容姿?)を生かしながら大学に潜入して証拠を掴みに行く中盤の展開も中々面白かったですね。
国内のドラマではあんまり見ない展開というか。「ミッション・インポッシブル」的でした。

途中、日曜劇場繋がりで「99.9」という数字を出してくるのはクスッとさせられた。
こんなシリアスな話にメタ的なジョークぶっ込んでくるとは思いませんでしたが。笑

ただ、全体を見るとちょっと初回よりターンダウンかな、という印象です。
各キャラの設定が徐々に明かされてく感じ、特に明墨のキャラがベールを脱ぐのが初回の良さの大半を占めてましたからね。
ある意味、設定が割れてきた今回以降がドラマとしては勝負どころでしょう。

無論、面白くなかった訳ではないです。
初回に比べると少し大人しくなった気がしたってだけで、かなり楽しめました。

視聴率的にも、第2話で12.8%と高い数値をマーク。
リアルタイム視聴率だけでいうと、「VIVANT」を超えています。
制作費考えるとこっちの方がTBS的には利益が出てそうな気もする。

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