大人になることが「悔しい」という感情を捨てることなら、僕は一生子供で良い
僕には、あまりプライドがない。
見た目を悪く言われようと、頭の悪さをバカにされようと、そこまで気にならないのだ。
言ってしまえば、それらは僕にとって大して価値のないことだから。
けど、そんな僕の中でもバカにされたくない、人に負けたくない部分がある。それは、自分が本当に好きな分野について。
今であれば、SASUKE的なスポーツがそれにあたる。
僕が跳べない段数の跳び箱を跳ばれたり、できない課題を目の前でクリアされると、ものすごく悔しい。
明らかに向こうの方が実力も練習量も上なのがわかっていたって、それでもやっぱり悔しいのだ。
小さい頃、家族でやったババ抜きで負けるだけで泣いたりしたのは僕だけじゃないと思う。小さい頃は、誰もが負けず嫌いだ。
でも、やがて人は変わっていく。
負けても穏やかでいることが大人の作法だと教えられるし、勝負に必ずしも勝てないのが人生であると知っていく。それは一つの真実だと思う。
それでも、僕は好きなことについては負けたくない。
例え、相手がプロのスポーツ選手であろうと。
練習に多くの時間を充てることができる学生であったとしても。
もう10年以上も必死でトレーニングを続けている人であったとしても。
それでも、負けたくないのだ。
好きなことで負けてさえ、「悔しい」と思わないことが大人だというなら。
僕は一生子供のままでいい。
やっぱり、好きなことでは勝ちたいしね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?