見出し画像

いつ観ても楽しい番組


海外の料理番組が昔から好きだ。


最近NHK(Eテレ)で吹き替え放送されているのをたまたま見つけ、それからはほぼ毎回録画し、何度も何度も観ている。

画面の中では、鮮やかなワンピースを身に着けた英国人女性が開放的なキッチンで楽しげに料理を作っている。彼女がこの番組の主役である、レイチェル・クー。        


私は今までに観た彼女の番組は二パターンあり、一つは他国を訪れた後、その国の料理のエッセンスを取り入れた料理を作る。たいてい、その料理は彼女宅でのホームパーティーで振舞われる。

もう一方は、「家庭でできる一工夫」を主眼に置き、雰囲気的には前者よりも真似しやすさを醸し出している。


もやしと調味量くらいしか冷蔵庫になく、材料をわざわざ揃えようという気にならない私は、バラエティ番組と同じ感覚で眺めている。むしろ、私にとっては現実離れしている空間なので、「自炊できていないなんて……」という罪悪感を得にくいのだ。


例えば、「自家製ペストソースとソース入り一口ケーキ」。そもそもペストソースとは何ぞや(松の実とハーブとオリーブオイルをミキサーで混ぜたもので、パルメザンチーズを加えたものが伝統的レシピらしい)。

彼女は数種類のハーブを混ぜて使うようで、キッチンに置かれたプランターで生い茂る草(ハーブ)をむしってミキサーに入れた。わさわさと生えすぎて、なにがなにやら全くわからないのだが、バジル、ディル、パセリの三つらしい。ハーブを何種類も、割と大きいプランターで育てるのって英国では一般的なのかしら……。


ちなみに実家ではミントと紫蘇が庭に生えていたが、ミントは雑草と化し、紫蘇は勝手に生えてきていた(多分、前の住人が育てていた)。「育てる」とはおよそ言い難い。

次に一口ケーキに取り掛かったレイチェル氏。この料理の利点は「冷蔵庫にある残り物をなんでも使えちゃうこと」で、汁気がないものなら良い、とのこと。ならばもやしはどうなんですか、と詰め寄りたかったが、肩をすくめられるのがオチだろう。しかし、きっと優しいので「もやしは……そうね、ちょっと難しいかも」くらいは言ってくれるかしら。

生地を休ませる間に豆カレーを作り始める。このレシピが一番とっつきやすかった。ニンニクと玉ねぎをみじん切りにして炒めるの、やったことある! カレー粉やスパイスも持ってた! スパイスはほぼ全部期限切れだったけど! 訪ねてきた知人に「古いにおいがする……」と言われたので泣く泣く処分したけど!

そうこうしているうちに、レンズ豆が鍋に投入される。瓶に入った赤レンズ豆を全て流し込みながら彼女が発したのが、

「赤レンズ豆が無ければ、緑でも黒でも大丈夫」


レンズ豆って、何色かは常備しているものなんですか……? 
 


「レイチェル・クー氏の料理番組は、日本でいう『きょうの料理』なのか『MOCO‘Sキッチン』なのか」という疑問も浮かびつつ、私は今日も再生ボタンを押すのである。


※番組情報
「レイチェルのおいしい旅レシピ」
「レイチェルのおうちごはん」
 NHK Eテレ 日曜18時半~ (再)土曜6時~
(どちらも同じ時間帯で、現在は「おうちごはん」が放送中です。)
(URL:https://www.nhk.jp/p/ts/4V1WLQXGZX/)


今、上の情報をしにHPへ行ったら、「レイチェルの旅ときどきキッチン with 東北」が3月6日(土)15時に放送されるらしい。あらー、これも観てみたいわ。海外要素は減ってるけど……今や単純にレイチェルさんが好きです、はい。


この記事が参加している募集

最後まで読んでくださり、ありがとうございます(*‘ω‘ *) よかったらスキ・コメント・フォローをお願いします! もしもサポートをいただけるのなら、私が気になっていた食事やおやつを食べる金額に充てさせていただき、記事にしようと思っています✏