yuzuhiko

映画、小説、音楽とか。あとお笑い。自分の考えをしまってる場所。多分あんまり意味はない。

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最近の記事

たかが俺の日記 『6月1日』

春の余韻を残しつつ、湿った空気が梅雨の訪れを感じさせる6月になりましたね。 俺もまだ高校生だった頃、この時期は前髪が突然反抗期を迎えるので、よく思春期ながらに親の気持ちを悟ったものです。 余談ですが、6月といえばうちの母の誕生日です。あと妹の誕生日です。あと飼い犬の誕生日です。忙しいですね。 うちの母は兄貴の誕生以降、家族の誕生日を6月に揃える陰謀でも企てていたのでしょうか。 であるならば、ここで問題になってくるのは、 『なぜ俺だけ誕生日が2月なの?』という疑問です

    • 「THE BATMAN」の感想。バットマン映画の新たな傑作

      ゴッサムではバットマンは〝復讐〟と呼ばれている。 犯罪者に両親を殺されたトラウマを克服するため、闇に紛れ法律で裁けない犯罪者を暴力で裁く男、それがバットマンだ。 彼は昼間は金持ちの慈善家ブルース・ウェインとして市長や市民を支え、夜はコウモリの覆面を被り暴力で市長や市民を守っている。 そして、彼の前に知能犯リドラーが現れる。そう、本作の悪役だ。 殺害現場にナゾナゾとバットマンへのメッセージを残すのが特徴の殺人鬼で、ターゲットは警官や検事、市長。 しかし、彼が殺していた人物の正

      • 戦争はなぜ起きるの?

        なぜ戦争は起きるのか? という問題に対して簡潔に答えてみます。 あ、やっぱり少し問題を変えさせてください。 なぜ定期的に戦争は引き起こされるのか?という問題にしてみましょう。 みなさんは「なぜ戦争が起きるのか」を考える時、 恐らく多くの人がまず「人はなぜ争うのか?」という問答と結びつけて考えますよね。 それは「戦争=争い」といった偏ったイメージがあるからだと思いますが、 この認識自体がそもそも間違っていると思ってください。 厳密に言うと、 戦争は国同士の争いではあり

        • 若いうちに読んどくべき名著4冊を紹介するからちょっと来い

          なんでお前ら本読まないの? 面倒くさいから? わかる。 活字ってインフルエンザのときの悪夢みたいでなんか怖いしな。 なら無理して読書する必要はない。 でも、若いうちに絶対に読んどいたほうがいい名著を4冊だけ紹介させてほしい。 まだ青臭いお前らの感性を超絶豊かにしてくれる至高の4冊だ。 それじゃあ手短に紹介していくよ。 ライ麦畑でつかまえて 著者:J.D.サリンジャー ──最強の青春小説だ。この本にストーリーなんてない。 題名だけ知ってる人が多いんじゃないかな。 J

        たかが俺の日記 『6月1日』

          【メンヘラ必見】メンヘラを治す方法を本気で論理的に考えてみた結果

          ありませんでした。

          【メンヘラ必見】メンヘラを治す方法を本気で論理的に考えてみた結果

          ジョージオーウェル著【1984年】を読んだんだが凄すぎたから書評

          過去は存在しない。 記録と記憶にしか存在せず、その二つがなくなった場合、過去という事象は綺麗に消え去り、まったく存在しないことになる。 未来も同様存在しない。 果てしなく今という瞬間が続いていくだけだ。 by俺 人間の強みとは、主観にある。 お金がなくても、幸せだと思い込めば幸せであり、不幸だと思ってしまえば不幸になる。 この主観最強説を突き詰めると、2+2=5だと思い込むこともできる。 これと同じように、 この小説のエンディングには全く正反対の二つの解釈が存在する。

          ジョージオーウェル著【1984年】を読んだんだが凄すぎたから書評

          デブしか勝たん理由を論理的に正当化していく

          全国のデブに朗報だ。 もう自分を否定しなくていい。 お前はデブだ。 だが、ただの可哀想なデブじゃない、幸せになれるデブだ。 なぜなら、俺がデブが一番幸せになりやすい説を論理的に証明してしまったからだ。 今から「結局デブが一番幸せになれるんじゃね?」説を超論理的にロジックを組み立てて正当化していくよ。 だが、これから書くことは「世界中のみんながデブだったら誰も不幸じゃないのに」とかいう話ではないし「世界中のみんなが美人だったらみんなハッピーだよねウチら最強いぇーい」を謳う

          デブしか勝たん理由を論理的に正当化していく

          【現実は夢である】オーストラリアの先住民アボリジニの考え方

          植物とは、種子が見た夢である。 アボリジニの独自の世界観、宗教観は「dream time(夢の時代)」と呼ばれる。 神話や伝説の中に語られるアボリジニの精神世界、独自の宇宙観は彼らのアイデンティティーそのものになっている。 dream timeとは、彼らにとって天地創造の時代のことを指す。 宇宙が創造され、大地が生まれ、動植物が独自の形になった遥か昔、全能の神や精霊たちが活躍する時代を「dream time」(夢の時代)と言うのである。 アボリジニには"時間"という概念が

          【現実は夢である】オーストラリアの先住民アボリジニの考え方

          明晰夢

          Against the Reality 「適合者が見つかったかもしれない」 「次に夢を見るときは、僕は夢の中にいる」 「僕はヘイター。あんたのメントーアだ。助言者って意味だけど、まあ、ヤクでいうところの仲介人みたいな役割だ」「俺はヤクはやらない。仲介人?誰との?」「夢の世界とあんた。橋渡し役ってとこさ」 明晰夢というのは、夢を見ていて今自分は夢のなかにいる、と自覚すること。 そして、何度も明晰夢を見る癖がつくと人は夢をコントロールできるようになる。しかし、大抵の場合

          お前ら2045年問題って知ってるか?

          (この記事を書いたのは2014年です) 今からする話は到底信じられないだろうと思う。 でも、まずいったん俺への偏見や先入観を捨てて、今から話すロジックだけを追って最後まで読んでほしい。 今からする話は、2045年に到来すると言われている 【技術的特異点】 シンギュラリティというものについての話。 まずこれが地球の歴史における主要なパラダイムシフトね 3,700,000,000年前 生命の誕生 1,300,000,000年前 真核細胞、多細胞生物 5

          お前ら2045年問題って知ってるか?

          【1分間小説】愛情に気をつけろ

          ベンが寄り添ってきた。 脇腹を撫でてやった。亜麻色の毛並みがカンザスの稲畑のように波打った。気持ちよさそうに足をバタバタと動かしている。ここがプールの水面だと思っているみたく泳いでいる。 ふと、この柔らかい脇腹をぶん殴ったらどうなるのか気になった。 ありったけの力を込めてパンチを入れたらどうなるんだろう。内臓が破裂するだろうか。きっとベンの体のなかの風船が一斉に弾けて…。いや、その前に柔らかいあばらが数本折れるな。いや、数十本。 でも僕は絶対にそれをしない。 たとえ、僕の

          【1分間小説】愛情に気をつけろ

          ハイセンスな70〜80年代の邦楽紹介していくからちょっと来い

          巷で古着が流行ってんだから、そろそろ70〜80年代の邦楽のブームがきそうじゃね? ってことで、若い人にこそ聞いてほしい今聞いてもまったく古臭さを感じさせないセンスフルな神曲を紹介していく。 ちなみに俺も20代だから、当時の音楽的背景とか知識はわからないよ。 とにかく若者目線で聞いてファーストインパクトで衝撃を受けた曲だけを独断で紹介していきます。 1. サザン・ウインド / 中森明菜 中森明菜?いやいやー、初っ端から昭和臭プンプンな懐メロ出してきてますやん…って思ったそこ

          ハイセンスな70〜80年代の邦楽紹介していくからちょっと来い

          若者の秘密

           結局僕らは、二十分ぐらい歩いてから適当なハンバーガーショップに入った。 僕とスージーが二十分の間で道路脇の芝生帯に落ちた回数は、二人合わせて三回だ。スージーが三回。僕は0回。 僕らは、ガラガラの店内を探索したあと、窓際の席に座った。 僕とスージーはチーズバーガーとフレンチフライのセットを頼んだ。ウェイトレスからビッグサイズの紙コップを渡されて、自分らでドリンクバーから好きなジュースを頂戴する仕組みだ。 「わたし、本当にね。考えることが嫌いなわけじゃないんだ。むしろ好きだよ」

          若者の秘密

          グラハムの亡霊たち

           気付けば、リヴィングも暗くなっていた。 そしてミラーボールが慌しく回転していた。なんだか赤、紫、緑、オレンジのホタルが部屋中の壁を這いまわってる感じだ。 おそらくリリーのボーイフレンドの知り合いだかのDJが遅れて到着してきたのだろう。 パーティの賑やかは最高潮に達していた。 さっきまで男女一組をつくっていた若い連中は、また散って、わけへだてなく交わりあっては、また散っていった。DJが自分で編曲したエレクトロ・ロックをかけると、躍るものもいたし、女は見知らぬ男の腕や肩に頭をも

          グラハムの亡霊たち

          ボツワナ1966、フクロウが鳴いた

           ここはアフリカだ。  僕は母親を待っていた。そして出発を待っていた。穏やかな夜だった。  いつもみたく僕は、ダークウッドの大木の太枝に乗っかって考えた。アフリカで生まれ育った僕にとって、この木は僕の家族同然であり、いまやここが僕の家みたいなものだ。  昔から、僕は特別頭が良かった。ものごとをよく知っていた。想像力があった。知的だったんだ。  だから、僕にはささやかな野望があった。  この空を制し、この土地を制し、いずれは海を制すこと。おそらく、僕の知能ではそれが可能だ。周り

          ボツワナ1966、フクロウが鳴いた

          勘違いしてる人多すぎww瑛人の香水が何故凄いのか語るからちょっと来てくれ

          瑛人の香水とは、いま巷で若者の間で劇的に流行ってる新世代のポップスである。 "ドルチェ&ガッパーナ"というサビの歌詞が聞く者の頭にこびりついて離れないので、知ってる人も多いんじゃないかな。 そんな今日本の音楽界を賑わせてる瑛人の香水だが、実はこの曲の歌詞について本当に理解して評価してる人って意外にも少ないんじゃないかなって思ったわけよ。 それで今回は、香水の歌詞のなにが凄いのかを知ってもらうべく記事を書いてみたってわけ。 まぁ正直、音楽に正解も不正解もないし、俺の考察

          勘違いしてる人多すぎww瑛人の香水が何故凄いのか語るからちょっと来てくれ