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デブしか勝たん理由を論理的に正当化していく



全国のデブに朗報だ。

もう自分を否定しなくていい。
お前はデブだ。
だが、ただの可哀想なデブじゃない、幸せになれるデブだ。
なぜなら、俺がデブが一番幸せになりやすい説を論理的に証明してしまったからだ。



今から「結局デブが一番幸せになれるんじゃね?」説を超論理的にロジックを組み立てて正当化していくよ。


だが、これから書くことは「世界中のみんながデブだったら誰も不幸じゃないのに」とかいう話ではないし「世界中のみんなが美人だったらみんなハッピーだよねウチら最強いぇーい」を謳う仮定論でもない。
世界中のみんなが痩せ型であろうが、デブであろうが、はたまた美人であろうが、ブスであろうが、それは幸せにはまったく直結しないという本質的な考え方だ。
それではさっそくデブ最強論をわかりやすく三つの法則に分けて論理的に証明していこう。

第一の法則

美人とデブの恋愛成功率が最終的に等しくなる確率論の法則


美人は、そもそも寄ってくる男が多いから付き合える確率は高いが、自分に合うか合わないかもわからない複数の男の中から一人を選ばなくてはいけないため、必然的に長続きの確率は低くなる。
デブは、外見だけを重視する男はそもそも寄り付かず付き合える可能性も低いが、内面を重視してくれる男が残るため、万が一付き合えた場合、必然的に長続きする確率が高くなる。


ちなみに、この仮定は内面をしっかり磨いてるデブに限られる。
これは完全に俺の偏見だが、デブは怠惰で卑屈で利己的な人間が多い。常日頃からモテないし人から認められない生活を送ってるため、自分より優れてる他人を否定することで自分を肯定し始めてしまうからだ。
だが、そんなフェミ的攻撃特化型カスタムボディのデブは論外だ。
性格の悪いデブは今すぐGo to ヘル!
性格の悪い美人はGo to ヘルス!
自分と他人を両方肯定できて、自分の信念を貫いて生きている真のデブこそが本質的な幸福を掴めるのだ。


……だが、察しのいい人はそろそろ疑問に感じている頃だろう。
ここで問題になってくるのは、内面を磨いてるのが必ずしもデブだけではないってことだ。
「でも性格もいい美人もたくさんいるだろ?
いくらデブが内面を磨いたって、外見も内面も美しい女性には勝てないだろ…」

と、卑屈になってるそこのアナタ。諦めるな、朗報だ。まだ勝てるぞ。
男は美人と付き合うと、その人が美しく理想的な女性だと先入観で思い込んでしまう。つまり、内面をよく知らないのに、かなりハードルを高く見積もった状態で交際がスタートするわけだ。
この世に粗がない人間なんていない。交際をしていくと相手の粗が見え始め、自分が想像していた理想と現実のギャップを痛感し、半年以内に交際が破局するなんて話はよくある。
美人は付き合った瞬間が男にとってのピークであるため、交際が始まるとどうしても下り坂になってしまうのだ。


だが、デブはどうだろうか?
男はデブに期待しない。なぜなら、デブだからだ。デブはデブであり、デブでしかない。デブ以上でもデブ以下でもない、しからばデブ以外でもない。
かなりハードルを低く見積もった状態で交際がスタートするわけだ。…いや、むしろデブにハードルなんてものは存在しない。体重が重すぎて跳べないことがわかりきってるから。男にとっても、跳べない豚はただの豚なのだ。
だが、美人とちがいデブはどん底からスタートすることができるため、頂上に向かって坂をのぼることができる。つまり、美人が交際をスタートし坂を下ってる間、デブは坂をのぼることができるのだ。
例えば、美人とデブが同じ男と一年間交際をするとしよう。
付き合った時点では、美人は坂の頂上にいて、デブは坂のどん底にいるため天地の差があるようにみえるが、その後美人は坂を下りはじめ、デブは坂をのぼり始める。
さて、ここで問題だ。
Q. 半年後にはどうなっているだろう?
A. そう、同じ地点にいるのだ。
結局美人とデブは長い目で見ればフェアであり、
それよか男視点に立ってみると〝理想から遠ざかっていく美人〟より〝理想に近づいていくデブ〟のほうがよりよく映るため、最終的に選ばれるのはデブということになる。
これは、普段から良い成績をとっている優等生より、たまたま一度良い成績をとったヤンキーのほうが教師に褒められる理屈と似ている。
つまり、デブには先入観をひっくり返す無限の可能性があるのだ。
相手の先入観を巧みに利用して、ギャップを作り出し相手を惹きつける。これを人は、恋愛テクニックと呼ぶ。

悲しきことに、美人は「この人は自分にとって理想的だ」という先入観を持たれやすいため、そのハードルを超える内面の美しさを持続的に相手にアピールし続けなければ、付き合って損をしてるという残念の烙印を押されてしまうのだ。
美人に対しても世の中は等しく、世知辛いのである。

第二の法則

モテなさすぎることによる承認欲求からの解放の法則


美人は、とにかくモテるため、人から認められることで自分に価値が生まれるという観念が身につく。つまり、認められないと何をやっても意味がない、愛されないと幸せになれないと思い込んでしまうのだ。
デブは、とにかくモテないため、モテなくてもいいっすわ、人から認められなくても自分が自分を認めてあげようという観念が身につく。つまり、自分や人を愛すことで幸せになれるのだ。

この考え方は、アナタがデブだろうが美人だろうが、共通して生きていく上で最も大事な指標となる考え方だ。
そんなのみんなわかってるよ…って思うだろ?
でも人は環境や人間関係に左右される生き物だし、人の価値観を決めるのはその人自身の経験だ。
問答無用で人から認められてしまう環境に置かれると、この考え方に気付きにくい。
だから美人は表面上では得をしているように映るが、内面は薄く張った薄氷のように崩れやすいのだ。
人から認めてもらおうという意識は利己的なもので、人を認めてあげようという意識が利他的なものだ。そして自分を愛せない人は、人を愛することもできないとよく言われるように、自分自身を認めてあげられない人は、人を認めてあげることもできない。
つまり、まず大事なのは他人の意見に左右されず、自分を肯定し始めることだ。
それが幸福への最大の近道である。


第三の法則

おいしいものたくさんたべれる法則


デブとして生きることの最大のメリットは、
美味い飯を制限なく食べれることだろう。
例えば、目の前に特盛のフルーツが盛られた皿が置かれたとしよう。
そして皿の前には二人の女がいる。美人とデブだ。
美人は太るからとフルーツを食べようとしない。
だが、デブはフルーツを好きなだけ平らげることができる。
カロリーが大好きなのは全人類の共通点だ。これも人間が辿ってきた人類考古学の進化論で論理的に正当化できる。
今から1万年以上前、まだ人間が森で狩りをして暮らしていたとき、森にはカロリーが高い食べ物はほとんど存在しなかった。唯一あったのがフルーツだ。
やがて人間はカロリーを効率的に摂取できるフルーツを貴重なものだと思うようになった。
例えば、狩猟時代の女性が森を散歩しているときにフルーツの木を見つけたとしよう。
女性は、そのフルーツがイノシシやサルや他の部族に食い荒らされる前に全部自分で食べてしまおう!という考えるのが当然だった。
この、カロリーは貴重だから摂取しなければ!という本能が進化の過程でDNAに組み込まれ、現代の俺たちの遺伝子にも受け継がれているというわけだ。
つまり、実際にカロリーの高いものが美味いんじゃなくて、美味いと思い込むように脳のアルゴリズムが変わっていったのだ。

さて、話は戻るが、美人は森でフルーツを見つけても食べることができない。
その間に腹をすかせた大量のデブがやってきて目の前でフルーツを貪り始めても、美人はそれを見てることしかできない。

生物学的に考えても、この時点で美人よりデブのほうが圧倒的に優越的で得してるとは思わないだろうか?
つまり人にどう思われるかを重視して生きていたら、一生目の前のフルーツを逃し続けるということだ。
これは人生に置き換えても同じことがいえる。
表面的な固定観念ばかりに囚われ、他人の目線を気にして人生を選択していたら、アナタは一生チャンスを掴むことができない。
一生に一度のチャンスや幸せより、目の前にいる人から「可愛い」や「体が細い」と言われる一時的で表面的な承認欲求をアナタは選んで生きていくのだろうか?

まとめ


結論、なにが言いたいかっていうとなにごとも考え方次第だということ。
幸福と不幸は相対的で常に自分の頭のなかにあるから、幸福は道端を探してもどこにも落ちてないし、不幸からは決して逃れられない。大事なのは、自分の頭のなかを覗き、幸福が本当はどこにあるのか見つけだすことだ。
そうすれば、デブだろうが、貧困だろうが、非リア充だろうが、引きこもりだろうが、デブだろうが、ブスだろうが、デブだろうが、みんな等しく幸せになることができる。
この文章では、一応デブ(自分を否定して生きてる人)の背中を押してやるというコンセプトのため、相対的に美人が損をしている例を挙げてわかりやすく書いているが、この考え方を身につければ美人だって幸せになれる。
なぜなら、遺伝子や社会的地位はフェアではないが、この考え方は絶対的にフェアだからだ。これを知っているか知ってないかだけで、今までずっと幸せの邪魔をしてきた客観的思考の束縛から解放され、明日から自由に人生を選択することができるだろう。

さあ、マインドを改革して、幸せを作りだせ。
幸福の材料はすべて、お前の頭の中に落ちている。

急げ。
デブ革命はすぐそこだ。










追記:ちなみに俺は完全に外見重視派の人間です。美女万歳。デブ永久に爆発しろ。

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