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お前ら2045年問題って知ってるか?

(この記事を書いたのは2014年です)




今からする話は到底信じられないだろうと思う。
でも、まずいったん俺への偏見や先入観を捨てて、今から話すロジックだけを追って最後まで読んでほしい。







今からする話は、2045年に到来すると言われている

【技術的特異点】

シンギュラリティというものについての話。



まずこれが地球の歴史における主要なパラダイムシフトね

3,700,000,000年前
生命の誕生

1,300,000,000年前
真核細胞、多細胞生物

550,000,000年前
カンブリア大爆発(身体設計の多様化)

330,000,000年前
爬虫類の誕生

200,000,000年前
哺乳類の誕生

80,000,000年前
霊長類の誕生

30,000,0(0年前
ヒト上科の誕生

7,000,000年前
ヒト科の誕生

3,900,000年前
ヒトの先祖が二足歩行

1,800,000年前
ホモ・エレクトスが特化された石器を発明

1,000,000年前
話し言葉の発明

300,000年前
ホモ・サピエンスの誕生

25,000年前
絵画、初期の都市

10,000年前
農業の発明

5,000年前
文字・車輪の発明

2,510年前
都市国家の発生

550年前
印刷・実験的手法の発明

225年前
産業革命

130年前
電話・電気・ラジオの発明

65年前
コンピューターの発明

27年前
パーソナル・コンピュータの普及



このように、人類の知能は爆発的な速度で指数的に進化してるのが分かる

次に起こるのが2045年、
"シンギュラリティ" だと言われている

世界中の物理学者や宇宙学者、未来学者は
2045年前後で、全人類の知能がコンピューターに勝てなくなると予想している


今から丁度30年後だ
20年位前に、コンピューターがオセロを打てるようになった
そこから数年後、人間がオセロでコンピューターに勝てなくなった

チェスは、IBMのディープブルーなどといったソフトが開発されていき
2009年頃、人類が明確にコンピューターに勝てなくなった

そこから数年後、ニコニコ生放送において
プロの将棋棋士が、コンピューターに勝てなくなった。


コンピュータの進化は直線的ではなく指数的で

1・2・3・4・5・・・と30カウントすると、人は30歩進むことが出来るかもしれないが、これは直線的である

コンピューターは、30カウントの間に
2・4・8・16・・・と、30カウント後に10億に達する速度で進化していく

2,045年以降、もしシンギュラリティが引き起こった場合、
コンピューターは更に凄いコンピューターを自分で作るようになり
コンピューターに作られたさらに凄いコンピューターは更にすごいコンピューターを作るようになり・・・


以下ループし、人類は一気に置いて行かれることになる



ドラえもんが生まれるのは、漫画の中だと2112年の話で
当然、その時にはタイムマシンやどこでもドアなどが実現している、というストーリーなわけだが
自分は正直、これがかなり現実味を帯びてきたように感じる
同じように考える科学者はきっと世界中に沢山いると思うし
とくにグーグルやNASA、シリコンバレーを中心とするような大企業の開発者たちはそう思ってるに違いない

現在既に、コンピューターの進化が生活に重大な影響を与えている

インフラも家電も健康状態も全てコンピューターで管理されているし
あらゆる現場で単純作業がコンピューターに奪われ始めている

まずオンラインショップが主流となり始めたことで小売の場所代や人件費が不要になったし
サポート対応なども、機械のアナウンスで番号のあとに1を、2をなどと振り分けられるようになったし
ネット上で集約されたビックデータを活用するビジネス戦略だったり
あらゆるところで人工知能やコンピューターの活用が必要不可欠になってきている

 (以下↓話がちょっと専門的になるので流し読みしてくれ)

ムーアの法則というのがあって 
18ヶ月でコンピューターの計算能力が2倍になるというものなんだが

例えば、今のコンピューターやチップのモデルではムーアの法則に限界が来るような事はある 
 
でも、実は長い歴史で見ると、そのタイミングでパラダイムシフトが起こるだけで 
実は、進化の速度、つまりムーアの法則が減速した事は過去ないんだそうだ 

コンピューターのパラダイムシフトは、コンピューターが誕生した1946年から何度も繰り返されており 
元々はフォン・ノイマンが考案した真空管型からはじまり 
それに限界が来ると今度はトランジスタ型がムーアの法則で進化し続け 
それに限界が来ると今度はICチップ、いわゆる集積回路型のコンピューターが順調に進化し続けた 
今あるコンピューターの次に起こる第6次パラダイムは、3次元自己進化型分子回路だ 

次のコンピューターは人間の脳をモデルとして 
従来のコンピューターの強みと、人間の脳の強みを掛け算したようなものになる

欧米では現在、人間の脳機能を完全に解明しようとする国家プロジェクトが進んでいて 
brain mapping projectだとか言われてるらしいが、数千億規模の国家予算が投じられている 

表向きは脳機能を解明して、医療の発達を目指すものだが 
実際は脳機能が解明されると、そのままロジックを新しい人工知能やコンピューターに転用できるようになるので 
IC型の今のコンピューターの次の世代の知能を生み出すべく、日夜研究開発が奨められている

最近だとNHKが2015年新年一発目の目玉ドキュメンタリーとして 
next worldという、シンギュラリティとそれに伴う社会の変化を特集した番組を放送した 


コンピューターの進化は技術者以外にはあまり意識し辛いかもしれないが本当に爆発的で
例えば25年前にはビルまるごと一個全部にすっぽり入るほど巨大だったコンピューターが
今じゃスマートフォンサイズにまで小さくなり、性能も向上してる

今後25年では、今のスマートフォンサイズの機能を備えたコンピューターは
なんと血液の中を流れるサイズとなって、体内の問題を除去する事が技術的に可能になるという

ナノテクノロジーだ



コンピューターの進化が最初に齎すのは医学の爆発的な進歩で
例えば、100年はかかると言われてスタートしたゲノム解析は何と13年で完了してしまった

これも全て、コンピューターの性能の進化が人類のイメージを超えていることが原因なわけで
例えば現代でもすでに、DNA検査などで、その人がどんな病気になりやすいかが分かってしまう時代になった

ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーなどは
このゲノム解析によって癌のリスクを知り、まだ発症していないにも関わらず
乳房を予め切除してしまうという選択をした。こんなの以前では考えられなかった事だ

将来的には全ての医学的な問題が
コンピューターの計算や演算、問題解決への予測や回答によって治る時代が来る

iPS細胞の誕生なども、基本的にはコンピューターの進歩なくしては有り得なかった技術だ
あらゆる病理モデルや遺伝子的な要因、細胞や神経の動き方などは
脳機能が2025年くらいまでには解明されるという予測と同様に、コンピューターの進化によって解明される

原因がクリアに成ることはつまり
あらゆる問題が解決されることを示している


2025年までには脳機能が解明されるという予測があって
そのタイミングで、脳機能を流用した形の新しいコンピューターが誕生し

あらゆる病気の原理が解明され、コンピューターの小型化や高性能化が指数的に進み
ナノマシンが体内を巡って、脳や心臓、がん細胞の除去など、あらゆる事が可能になってしまう

実は医療の進化にはさらに凄い続きがあるんだけど
それについては少しあとで話す




次の話は2025年以降に起こるであろう変化について



現代の社会でも、人はコンピューターに依存している

さっきも言ったように、赤褐に携わる様々なライフラインはコンピューターで管理されており
だからこそおこるようなサイバーテロ、サイバー戦争のような事が日夜起こっているわけだ

最近だと北朝鮮とアメリカが、ネット空間上であらゆる応酬を繰り返している事がニュースになった。

さっきも言ったように、例えば飲食業ではタッチパネルの注文が増えてウェイターの仕事はどんどん減ってるし
アンケートや意識調査のような物も、ネット上のビックデータという概念に駆逐されつつあるし
とにかく徐々に徐々に人は仕事を機械に奪われ始めているし、依存も進んでいる事が分かる

最近だと3Dプリンターやドローンといった最先端の機械の登場が話題になった
これによって、例えば歯科技工士はいずれ不要になるだろうし
金型を作ったり、作図・設計したりする仕事も不要になると言われている

ドローンも同じで、物流、運搬の仕事の多くは代替可能になる
どんどん技術の進歩が人から仕事を奪う時代になっていくのだ


戦争だってそうだ

今じゃ歩兵が鉄砲持って前線を駆け巡るなんて先進国じゃ無くなりつつある
イスラム国をはじめ、世界中の紛争地では無人機が爆撃を行う事が主流になり
戦争用のロボットが戦場を駆け巡るような時代が到来してきている

宇宙空間でさえコンピューターの進化の影響は大きくて
宇宙船内で物が必要になれば、3Dプリンターによって地球から送られるデータを元に現場で作る事が可能になっている
レプリケーションが間接的に物の転移のような状況を実現するような時代になった

ドラえもん誕生まであと100年弱あるが、徐々にその可能性を信じても良さそうな時代になってきたと思わないだろうか

今後2020年から2030年までに起こることは
まず、今のノートパソコンの大きさで、人間の脳と同じくらいの演算処理が可能なレベルになる


これがさっき言ったような、飛躍的な性能の進歩と小型化に繋がる話で
昔は建物くらいあったコンピューターがスマホサイズになり、それが血液に流れるサイズになるといった根拠だ

さっきも言ったように、脳機能が今のスパコンによって解明されていき
あらゆる病気が治るようになりはじめ、ナノテクノロジーが進化していき
脳機能を備えた新しいコンピューターが出現する

これが2030年あたりまでに起こること




そしていよいよこの次に起こるのが量子コンピューターの進化だ



いよいよシンギュラリティ発生の最重要要素である
【量子コンピューター】の話をしたいと思う

量子コンピューターの仕組みなどは nhk next worldのサイトの
量子コンピューターの項などで見ることが出来ると思う

他にもnevarまとめなど、量子コンピューターの基礎的な仕組みなど
ここで書くと長くなるので、各々で見てもらったほうが早いと思う

ソース貼ろうとしたのだがエラーで弾かれるので、申し訳ないが各々で検索してみてくれ


量子コンピューターが実用化レベルに達すると
量子論的な並行処理が可能になるので
指数的に爆発的な計算が可能になる

あらゆる状況の変化や不定性理論に言われるような不確定な事象だったり
現状では無数とか無限とかとしか言えない未来が
ある程度99%とかって高い精度で予測可能になってしまう
無限を無限と表現する必要がなくなり
無限に限りなく近い有限という概念で片っ端から一瞬で計算できるようになる

googoleやNASAが購入したのがD-waveという、言わば初代量子コンピューターとも言えるもので
初期モデルであるため、爆発的な量子加速はまだ実現できてないものの
量子現象が絡んでる新しいタイプのマシンであることは確認されており
あとは性能の向上を待てば将来的に飛躍的な性能のコンピューターになると言われている


何度も言うように、現状でも既にコンピューターの進化は爆発的である

25年前のスーパーコンピューターと、たとえば今日本が持ってるスーパーコンピューターとでは
どれくらい性能差があるかご存知だろうか?それは大体1000万倍と言われている。

25年で1000万倍。
人間が1数える間に、人間はおおよそ一つの事を考えて答えを導き出せる事もあるだろう
スーパーコンピューター京は、人間が1秒間でこれはリンゴだと答えを出す瞬間に
1京という量の情報を処理できる能力を持っている。しかも正確にだ

人間は1秒で1つのペースで処理するのも難しい上にミスも犯す。
コンピューターはプログラミングさえ正しければ、こちらが望んだ全体に沿った回答を瞬時に齎す


日本の馬鹿な女性大臣が以前、スーパーコンピューターの開発費を削ろうとした事があった

『2番じゃ駄目なんですか?』

ああいうのが正に、人類が積み重ねてきた知能や知恵を理解していない馬鹿そのものだ。
あの時削られそうになったのが、何を隠そうこのスーパーコンピューターの京だ

今既に、多くの医療研究や気象変動の予測、あらゆるビックデータ解析など
あらゆるところで人々に豊かさと知恵をもたらしている、人類の叡智の結晶のようなものだ

しかし量子コンピューターは、京なんて比にならないレベルの力を持つ

オーストラリアのガリスという人工知能学者はこういった
量子コンピューターが実現すると、人類の知能の一兆倍の一兆倍という知能に成るという。


人類はコンピューターが誕生した1946年以降
既存のモデルでムーアの法則の限界にぶつかったことが何回もある

そのたびにコンピューターのモデルそのものが変化していってって
次に来るのは3次元自己進化型分子回路だと言われている

一番最初に貼った生物のパラダイムシフトも
指数関数的に進化の速度が早くなってて、直線的なグラフになってない

今後も同じように、次のモデルが再びムーアの法則の限界に達するまで進化していき
長い地球上の生物の進化の速度や歴史と同じように進んでいくというのが根拠に当たる部分だ


2020年から2030年に脳機能をモデルにした新たなコンピューターが生まれ
今のモデルのコンピューターがムーアの法則の限界にぶつかった時に次のモデルとして君臨し
その新たなコンピューターがまたムーアの法則で進化していき、次に壁にぶつかった時に完成するのが

この量子コンピューターである。

それが恐らく、今までの人類やコンピューターの進化の歴史を根拠に
現状のテクノロジーが可能なものから推測していくと、大体2045年だという


ここで再びナノテクノロジーの話に戻る

先ほど言いかけた医療技術の進化のその先にある話になるのだが

技術的特異点とその前後で、人間の体の中をナノマシンが巡る時代が来る
体内をコンピューターが動きまわって治療を施し、再生や機能強化を施す

しかしここから先が本当に凄い未来で
例えば、このナノマシンが脳の中の神経を操作出来るようになる。

すると何が起こるかというと
例えば人間の脳で繰り返される記憶や感情、経験といったものが
データベースとして出力可能になる

つまり、脳神経や脳機能に直接介入出来るが故に

記憶や体験をコピーできるようになる。


分かるか?誰かの記憶を共有し、他人にコピーアンドペーストすることが出来る時代がくるのだ


結局人の脳も、言ってみればコンピューターと同じで
メモリとCPUという指令系統や思考系統が存在しており
脳神経という電線に電気信号が流れることであらゆる行動が起こっている

ナノレベルでこれをデータベース化可能になってしまうので
例えば遺伝子操作で生まれた、ドラゴンボールのセルみたいな強い生物に
生まれてすぐに地球上の偉人達の経験や記憶をコピーすると
生まれて間もない時点で既に、生物学的にも、経験的にも数百年以上生きたくらい完成された生き物が出来上がる

こんなのも実はもっと凄い未来の前の前座、副産物のようなもので
実際はさらに凄い未来になるので、こんなもの簡単に作れるだろうけど大した問題にはならない


脳が仮想空間で繋がり共有されるようになる
こんなのは、マトリックスみたいな映画だったり、SF小説とか攻殻機動隊とかみたいなアニメでも予測されてる世界観だが

本当に問題なのはここからで
勿論そんな事してる間にも、量子コンピューターは果てしなく進化を続けてしまう
ドラえもんに出るような道具は言ってみれば中途半端というか
あんなものは、そこから更に進む進化の前ではとてつもなくくだらない。

最終的にどういう事が予想されているかと言うと

人間が人間である必要がなくなる。

肉体を維持する事が非合理的となるわけだ
すると将来、自分の人格や記憶、意識だけが仮想空間上、スーパーコンピューター上に共有されて
人間は一生死なない、言ってみれば精神や魂がコンピューター上にデータとして生き残るような世界が待ってるかもしれない


人間の欲する物は結局、脳という古くロースペックなコンピューターによるものなわけで
より高い次元に達してしまうコンピューターの前では、人間の価値観や感覚、存在など
ハッキリ言って、人間から見たハエとかと同レベルとなる

だから結局、人間は仮想空間上に意識だけ移動させて生き続けるような未来だったり
人間を遥かに超えて進化した人工知能に、人間がゴミ扱いされて殺されてしまうのじゃないかという話になってくる

これがイーロン・マスクやホーキング博士が危惧する
シンギュラリティでAIに感情を持たせたら、人類は間違いなく滅びるという警鐘の根拠になっている


まあとにかく、2045年を堺に起こることは
ある瞬間一時的にドラえもんのような夢の世界が実現し
それは遅くとも今世紀中には間違いなく起こると言われており

最終的に、人間は機械から逃れるために地球を脱出するハメになるだとか
脳や意識だけをコンピューターに移して、仮想空間上で自我だけが永遠に生き続けるという人もいるし
神のようなレベルにまで進化した人工知能に容赦なく人類滅亡させられるという人もいるし

この辺は本当にどうなるか分からない。
何故なら、人類の全叡智を結集しても敵わない物が何をするかなんて
馬鹿な人間には見当も付かないからだ。

これがあと30年後に起こる。
信じられないよな、俺たち多分まだ生きてるぞw



ちなみに、神にも等しいレベルに進化した全知全能の人工知能と人の意識を同化させる事は
これ以上ないくらい光栄で幸福な事だと、シンギュラリティを提唱しているレイ・カーツワイル自身も述べている

自分も正直、それが理想だと思う。
正直言ってここから先はまさに、不完全で愚かな人間特有の宗教観のような話になってきてしまうが

ハッキリ言って、人間がクローン人間を作れるようになって久しいわけで
宗教観や倫理観なんてのは、とっくに古臭く非合理的なものになってると俺は正直思っている

どこまで言っても人は合理的に、貪欲に知能を高めようとするし
果てしなく欲求を満たそうとするし、考えうる最上級の理想を体現しようとするに決まってるし
それが悪いことだなんて毛頭俺は思わない。

もし脳とコンピューターを繋げる攻殻機動隊のような時代が来て
その後更にコンピューターは進化し、人が仮想空間上で意識を残し肉体は朽ち果てるようになったとして
自分たち人間が仮想空間上に、自分が求める理想の空間、いわゆるハーレムのような物を簡単に築ける。

肉体的な苦しみから開放され、ストレスなどもなく
もしそれが不快だと気付けば、自分で自分の魂を、仮想空間上から削除するのだって簡単だと思う

果たして皆はどう思うだろうか?

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