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【今でしょ!note#113】自己資源をブルーオーシャンに向けられているか

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。
#写真は、5年前に当時バンコクに住んでいた妻と一緒に行ったモルディブのブルーオーシャンです

今日は、木下さんの「ジブン株式会社経営」シリーズを参考にして、私の人生設計におけるブルーオーシャン戦略とPPM分析に取り組みます。
私が持っているリソース(特に時間とお金)を、私が労働市場における他と差別化できることに対して投資する配分戦略が取れているか、検証していきます。


自分にとってのブルーオーシャンはどこか

ご存知の方も多いと思いますが、ブルーオーシャン戦略とは「従来存在しなかったまったく新しい領域に事業を展開していく戦略」です。
競争戦略の基本は、「戦わずして勝てる領域で勝負する」なので、このような市場を自分で創造していくところには難しさがある一方で、他と競合することなく事業を展開することができるため、無理な価格競争で疲弊したり、自分でいいお客さんを選べるといったメリットがあります。

私にとってのブルーオーシャンはどこなのか。これまでの自己分析も踏まえて考えてみました。

自分の軸の振り返り

まず、私が大事にしたい価値観=ここに取り組みの軸があれば、私自身がEnjoyしながら続けられる要素は以下の2つです。

  • 「学ぶ・働く・遊ぶ」を一体化して、私と関わった人が「未来には光がある!」と感じられるように生きたい(遊ぶように楽しみながら仕事することで学びを最大化し、それを仕事に再投資してより楽しむ好循環を生み出す

  • 自分と関わるあらゆる縦割り構造を溶かして、新たな「楽しさ」を創出する事業(産業間の壁、ワークとライフの壁、国境の壁など)

そして、自分が「強み×機会」でクロスSWOTできる要素としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 大企業でこれまで10年近く経験してきた海外ビジネス経験

  • 海外現地メンバー100人以上のマネジメント経験

  • 業務アプリケーションを超上流からデジタル実装まで主導できる専門性

  • 国内大規模プロジェクトのマネジメント経験(リスク管理など)

  • 大企業における実ビジネス最前線での管理職経験

  • 新規ビジネス創造経験(国内事業での0→1、海外事業での1→10)

近い将来に来るであろう脅威としては、自分が勤める会社の中だけでは、同じような経験を持つ後輩が今後もドンドン増えていく(=新規参入)中で、いかにオリジナリティを出して行けるか、というところだと理解しています。

また、デジタル領域に強い人もデジタルネイティブ世代が今後ますます増えていくでしょうから、これだけでは差別化要素になっていきません。

他があまりやっていないこと

はじめに、私が勤める企業の中で、周囲があまりやっていないことで自分が負荷なく継続できることと言えば、発信活動です。
グローバル含めると数十万人規模の大企業で仕事をしていますが、毎日noteを書いて、自分の学びや気付きの情報資産をネット上でストックしている方は、今のところ見たことがありません。

また、製造業のような在庫を持つ事業ではなく、デジタル本丸の情報などのソフトを扱う事業であるため、時間外労働が長くなりがちな業種です。
その中で、「やるときはやるけど、やらない時はやらない」という価値観を持っているマネージャーはまだまだ稀有な存在です。
来週から家族とオーストラリアに2週間行ってきますが、毎年これくらいガッツリ休む人もほとんどいません。

そして、以下の記事に詳細を載せていますが、チームのエンゲージメント向上と言いますか、自分のチームを「強い個が集まる専門家集団にしたい」という想いのもと、コミュニケーションを活性化するような新しい企画を立ち上げて勝手に事業部内で展開させるような動きも、自分が好きで得意なところです。

自分が勤める企業内活動から外に目を向けると、グローバルを含めた複数の大規模プロジェクトでのマネジメント経験は、それそのものが貴重なノウハウ・財産です。
せっかく給料をもらいながらこのような貴重な経験をさせてもらっているので、何かのプロジェクト運営に不安がある人をアドバイザーの形で支援したり、民間企業でのビジネスノウハウがあまりない世界で活用したりできると良さそうです。
大企業で勤める人は、それだけで普通に忙しいですから、自分の会社の中だけのことで精一杯な人が多い中で、割と空気読まずに休んだりできる自分だから取れるユニークな戦略です。

また、大企業の管理職が日々奮闘しながらリアルに学んでいることって沢山あるはずなのに、そういう人の活きた工夫やノウハウが別の業界などに活用されているシーンはまだまだ少ないと感じます。
私は、自分の取り組みを体系的にまとめて、他の世界に移動させて活用するようなことが得意で好きなので、こういうノウハウや外からの知見が欲しい人と一緒にプロジェクトベースで何かに取り組む、というところが意外とホワイトスペースだと感じています。

「グローバルでのプロジェクトマネジメント」×「大企業管理職ノウハウ」を、それがない世界に移転させて活用する、というのが、自分にとってのブルーオーシャン戦略になります。
「大企業とそれ以外の圧倒的多数の世界の融合により新しい価値を生み出すこと」とも言えるかもしれません。

PPM分析で資源配分を見直す

PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)分析は、事業やプロダクトの市場成長率と市場占有率を4象限で表現して経営資源の投資配分を判断する時に用いられます。

リクナビNEXTジャーナルより
https://next.rikunabi.com/journal/20161101_s5/

先述した「大企業とそれ以外の世界の融合で価値創造する」アイデアは、今後労働市場における供給制限がますますかかっていく中、また単一の業界がある程度成熟しており、産業間の壁が溶けていく今後を予想すると、市場成長率が高い分野だと見ています。

しかし、私が見る限り、それが体現されている事例はまだまだ少なく、市場占有率は低い、つまり「問題児」にあたる事業だと捉えています。

このシェアを上げていき「花形」にしていくのであれば、市場占有率を高めるための行動が必要です。

私の場合、このnoteでの発信は、大企業の中での奮闘を形式知にして広げるための活動であり、また、どうしても目の前の仕事だけになりがちな自分や自分のような人に向けて、他分野の課題を学ぶための手段です。
これは蓄積が大きくなればなるほど強いので、今後も時間を継続的に投資していきたいところです。
また、実際に会社以外の人とのプロジェクトができるのが一番面白いので、ここも形にしていきたいと考えています。

お金の面では、毎年最もお金を使っているのは、家族との旅行です。
お金と労力はかかりますが、自分自身の価値を上げていくためには、より広い世界での価値観・当たり前の感覚を仕入れて、自分の考えや行動をアップデートする必要があるので、ここの投資は今後も惜しみなく続けます。

子どもが2歳と0歳で、移動するだけでも一大イベントなのですが、自分の価値観のアップデートと家族との思い出作りを一度に実現できる素晴らしい投資と捉えていきます。

今の時間・お金の投資戦略としては悪くないと考えているので、これが継続できるよう、「仕事は濃度を重視して時間をかけない」「消費するだけの余暇時間を作らない」ことを続けていきたいと思います。

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー
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