AI時代の出版ゼミ

アーティストよ、筆を取れ。出版は爆発だ!

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【6ページ目:アーティストよ、筆を取れ。出版は爆発だ!】

大野:アーティストが本書くって、例えばどういうこと?みんな作家になれ的なやつ?

木村:いやいや!多分ね、おれが思ってる「みんなも本書いて出版したらいいのに」って感覚と、「出版ゼミ」って言われてイメージする“出版”って、言葉の意味がかなり違うんだと思う。おれはかなり気軽な感じ、っていうのかな。Twitterがあってブログがあって、その延長線上に出版がある感覚なんだけど、出版って聞くともっと、自分とは断絶したものに感じるのかな。

大野:木村くんの言ってるのって、もっとカジュアルな感じだよね。短文でも大丈夫とかさ。

木村:うん、出版をゴールにするんじゃなくて、それを1歩目にして展開していけばいいと思ってて。おれも自分で本書いて、それのおかげでこの前の3月にAAAIって、スタンフォード大学で開催された国際AIシンポジウムにゲストスピーカーで呼んで貰ったり、来月は某国立大で講義することになったりさ。前に進んでいくにいくために、本を1STEP目にする感覚。

大野:ねー、アメリカ行ってたもんね~。

木村:本書いて、もちろん読んでくれたら嬉しいし、それだけ価値あるものを書かないといけないけど、そこから広げていくって考えて書いたかな。

大野:さっき言ってたアーティストとかクリエイターならいくらでも書けるって言ってたけどさ、例えばそれはどんな感じなの?

木村:例えば絵を描いてる人だったら、片面に絵を載せて、もう片面にその絵のコンセプトとか、こだわったところ、見て欲しいところなんかを書いて、っていう風にしてポートフォリオみたいに使えるでしょ。

大野:うん。

木村:1冊を全部作品で埋められるほど自信作そんないっぱいない、とかだったら、例えば5枚くらい作品ピックアップして、それぞれの作品で1章の、5章編成の本にしちゃう。それで1枚ずつコンセプト決めのところだったり、最初のスケッチとかを載せながら、その時に考えてたことを書くとかさ。何枚かスケッチ載せて、「この部分はこういうアイディアで迷ってたんだけど、こういう理由でこれにしました。」とかさ。考え始めから完成までの過程を全部記録しながら本にしちゃうとかもできるよね。

大野:それを渡せばポートフォリオになるもんね。こういう作風で、こういう風に考えて作品作る人です、っていうさ。相手も本で渡されたらそれだけで「おおっ!」ってなるだろうし。

木村:実はそれ結構効果ある。笑。特にある程度の年齢の人とかはね、本出してるんですっていうと信頼してくれるというか、話を聞いてくれやすくなるかな。

大野:いやらしおうどうだね。笑。

木村:いやらしい言うなや!笑。別に嘘つくとかそういうんじゃないしさ、自分の作ったものだからいいと思うんだよね。まあポートフォリオが1つ目の使い方で、他にも自分の展示会とかする時があればグッズとして販売することもできるじゃん。

大野:あー、美術館とか行ったらあるもんね、出口のところにグッズコーナーがあって、画集とかも売ってるとか。

木村:そうそうそんな感じでさ、販売することもできるし、他にもその本を使って初心者向けの絵描き講座とかもできると思うよ。その本にはコンセプト決めからアイディアをどういう視点で決めて、その結果最終的にはどんな作品になるかとかも全部書いてあるわけじゃん。本を読んでもらって、それでいいなと思ってくれた人向けに、そのままそれを教科書にして教えるとかもできるよね。

大野:あー、なるほどいいねそれ。リアルなことが書いてあるからわかりやすい。

木村:おれが来月大学で講義やるのもこの形式だよ。自分の本教科書にして「ここにこう書いてあるけど、これにはこういう理由があって、、、」とか、本に書ききれたかったことを加えながら講義してく。

大野:面白いね。笑。作品集にしようとしたときにさ、本ってサイズとか選べるの?

木村:選べるよ。おれはA5サイズで作ったけど、A4サイズみたいなでかいのも作れるし、値段も変わんない。作品集だったら大きいほうがいいね確かに。

大野:紙質もね、そんな速攻でできると思えないくらい結構いいよね。

木村:うん、結構しっかりしてる。他にもデザイナーさんだったら、ロゴマークの作り方とか、さっき言ったみたいにプロセス載せることもできるし、意外と「デザイナーに外注する時の作法!」みたいなのも受けるんじゃないかな

大野:あ〜、やったことない人だと結構、色々炎上案件みたいなこともあるらしいね。笑。今それ言うなよ!最初に言えよ!みたいな。笑。

木村:そうそう。笑。知らないだけで、教えてくれればよかったのに、みたいなのもあると思うから、いい指示の仕方、ダメな指示の仕方とか具体的に書くと良さそう。辛口の料理とかで唐辛子何個で表現するやつあるけど、あんな感じでダメレベル表現するとかね。笑。

大野:おこ、激おこ、激おこぷんぷん、みたいなね。笑。ぷんぷんマークで表現するとかわかりやすいかもね。笑。

木村:そうそう。笑。とはいえ発注側の理屈もあるから、前半はデザイナー目線からの文章で、後半は発注者目線の文章で、最終章で対談記事にして仲直りするとかね。笑。

大野:「いやぁ〜、あの時は大変でしたねぇ〜。」みたいなね。笑。

木村:「いやいや、こちらこそすいませんでしたぁ。」みたいなね。笑。後日談みたいなの書いても面白いし、普通に勉強になるよね。仕事しててなんか怪しい感じになったら「私前にこんな本出したことあるんで、よかったら読んでもらえるとスムーズにいくと思います〜」みたいにも使えると思うし。

大野:電子書籍ならではのなんか、とかはないの?

木村:ある!あるある!電子書籍って、動画のリンク貼れるんだよ、youtubeの!ダンスとか歌とか、そういう表現してる人は写真と一緒にリンクはコチラみたいな感じで動画リンクさせられる。飛び出す絵本ってあるけど、動き出す本って感じ。

大野:ハリー・ポッターのアレじゃん!笑。新聞の写真動くやつ!笑。

木村:まさにそんなイメージ!笑。電子書籍から直接youtubeに飛べるから結構いいよ、おれも自分の本でやったもん。あと電子書籍は更新が簡単だから、出版した後に誤字とか見付けてもすぐ直せるよ。笑。

大野:おー、いいねぇ。なるほどそういうことか、本を1STEP目にして展開していくって。

木村:そうか、目次作りもだけど、まず自分の持ってる技術とか作品をどう本にするのかも難しいのか。ゼミの中でそこのアイディアおれも一緒に考える時間作ることにしようか。目次だけじゃなくて。

大野:それね、めっちゃいいと思う。笑。

木村:よし、そうしよう。そっちの方がおれの本職だし。

大野:本を起爆剤にして、どんどん広げていく感じだね。ニッチな言語を勉強している人とか、ニッチな研究をしている人にも来て欲しいなぁ。絶対面白いと思うんだよね。

木村:出版は爆発だ、ですよ。笑。内容もニッチであればあるほど、KDPとPODは向いてるよ。初期費用ないし、1冊単位で作れるからリスクもないし。

大野:ちなみにさ、木村くんはどんくらい儲かったの?最高額とかでもいいんだけど。


最終ページ【10冊売れると10,000円。 電子出版の印税の話】へ続きます。


お知らせ

8月19日(日)16:00〜18:00に【入門編】AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座を渋谷で開催します。

詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
イベントページはこちら👉https://www.facebook.com/events/205068223534630/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1533914736234533

【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座

AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。

データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。
データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。

そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。
はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。
そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。 
そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。

☝️一芸払いという『つくる人』限定の支払いシステムも第2回から導入しました。ぜひ最後までご確認ください。

例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、
展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。

しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。
どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもない。 

今までの本は、
専門技術と専用の印刷機と大量の販売ノルマのために、実績ある人の『終わり』の本でした。
これからの本は、
簡単な技術でAmazonから出版することができるために、これから活躍する人の『始まり』の本になりました。
つくり出す人の『1番最初の武器』へと、本の役割が変わりました。

出版への技術的、金銭的ハードルがなくなったいま、
必要な技術は本の骨格とも言える『目次作り』だけです。

目次さえきちんと作れれば、
・長文を書くスキルがなくともきちんと本になる
・実際に手を動かし始める前に内容を推敲できるので、高いクオリティの執筆ができる
・自分だけでは判断しにくい内容の良し悪しをきちんと判断できる

など、出版までの最も大きな関門をクリアすることができます。

半年間で自著も含めて4冊の出版に関わってきた講師が、
・なぜ今、つくり出す人が本を書くべきなのか
・目次をつくりためには具体的にどうしたらいいのか
について、ワークショップ形式で具体的レクチャーします。

ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、
どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談はもちろん、
同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。

6月15日の第1回を経て、さらにパワーアップした内容でお届けしますので、
つくり出すことを仕事にしている方、これからそのように生きていこうとしているみなさんにぜひ来て欲しいと思います。

☝️ゼミは3回ありますが、各回内容は同じですのでご都合の良い日にお越しください。

※一芸払いとは:AI時代の出版ゼミでは、アーティスト・デザイナー・クリエイター・ダンサー・カメラマン・パティシエ・ライターなど、何かを『つくりり出す』人を応援しています。そのような人向けに、通常料金の半額をそれぞれの『一芸』で支払うコースを用意しました。アーティストの方でしたら作品1点を参加費の代わりに提供いただき、パフォーマーの方はゼミの休憩時間でパフォーマンスを披露していただき、カメラマンの方でしたらゼミ中の撮影をしていただくなど、その方の『一芸』を提供していただくことで、参加費の半額とするコースです。
一芸払いは各回10名までなので、お早めにお申し込みください。
もし「私のこれは一芸払い可能なのだろうか」など質問がありましたら、Facebookもしくはpeatixからお気軽にお問い合わせください。

詳細はこちら👉 http://aipublishing.peatix.com

■講師情報
木村悠貴(きむらゆうき)

企画・プロデュースを行うフリーランス。人材研修会社の研修プログラム開発、出版プロデュースやインターネット動画の脚本構成などを行う。
人間の持つ『知性・感性・身体性』の3つに関する能力開発をテーマに掲げて活動中。

著書:『深層視考: 脳みそを使い切る!『囲んで・繋げて・考える』全く新しいiPad Proの使い方』 https://amzn.to/2IN394B

教育行政・法律部門 売れ筋ランキング第1位 獲得
教育行政・法律部門 新着ランキング第1位 獲得
Kindle Unlimited 人文・思想・教育学ベストセラー 獲得

2018年3月にスタンフォード大学で開催された国際AIシンポジウム「AAAI」にてゲストスピーカーとして深層視考を紹介。
他にもNPOや国立大学にて講演を行っている。

他にも篠田真宏著
「すごさ」の認め方 考え方の違う人と仲間になれる「器」と「技術」
子どもの「すごさ」の認め方 子育ての悩みを解決する60のインフォグラフィクス
仲間の「すごさ」の認め方 違いを強みに変えるリーダーが知るべき7つの脳力
など多数の本のプロデュースを行う。

■主催
劃桜堂(かくおうどう)

若者の本離れをなくす活動をしている移動式の本屋さん。
本以外の素敵なものとコラボした企画を行う。
ケーキ屋さんをブックカフェに変身させるイベントや真夜中に開催する美術展「深夜の美術展」の運営をしている。
企業理念は " please help me"

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