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AI時代の出版ゼミ、まじで参加者0人を覚悟したけど、振り返ればめちゃめちゃいいゼミだった

大野:1回目終わったね〜!無事に終わってよかったよ。

木村:まじで、前日さ、人誰も来なかったらどうしようって思っててさ。笑。劃桜堂のスタッフは無料にした方がいいかなとかさ、柄にもなくめっちゃ不安だったよ。笑

大野:イベントページにも参加者は2人いたけど、果たして来るのかっていうね。笑。前日だからメッセージも送ったんだけど返事来なくて、「これ来ないかも。笑」って思ってた。笑

木村:当日もさ、まじで1人も来なかったら二人で乾杯しながら反省会しようぜって言ってたもんね。笑。

大野:結局その2人はキャンセルで、来てくれたのはpeatixから申し込んでくれた人と、当日問い合わせで「今日まだ間に合いますか?」って言って来てくれた2人がいてね。ゼミの内容は木村くんがすごい作り込んであったしさ。参加者の人たちも本の輪郭が見えるところまではじっくりできたから、結果としてはね、もうね、1300点くらいだったよね。笑。

木村:二人の本の内容もめっちゃ面白かったのもよかった。珍しい言語の詩集を翻訳して出したいとか、それとは別で自分もその言語で本書きたいとかさ。

大野:あと本を書こうってモチベーションがめっちゃあって来たわけじゃないけど、今日予定が空いて気になってたから来ましたって人もさ、結構かなりいい内容になりそうだったもんね。

木村:おれあれ、二人とも結構面白いと思っててさ。何ってまず、出版社からは絶対でない本なんだよ。あそこは最低3,000部売れる可能性が見えないと売り出せないから。

大野:そうね。確かに二人が目次作ってたような内容の本って実際そういう本は見たことないし。

木村:そういう出版社が手を出せなかったけど、専門技術があって、かつそれを求めてる人がいる本を出すってすごくいいと思うよ。KDPなら1冊から販売できるし、それをワンコインで販売したとしても70%利益って考えたら結構売れるんじゃないかな。

大野:いいよ、いい。そういうマニアックな内容をどんどん本にして欲しいもん。笑。

木村:マニアックな内容であればあるほどKDPやPODは向いてるもんね。1冊から販売できて、リスクもないし、難しい技術もない。出版社が手を出せなかった領域だから、その分ライバルもいない内容になるし。

大野:本にしても、何が価値があるってさ、わかんないじゃない。劃桜堂(かくおうどう)やってて、一回ふざけて「今までの活動記録をまとめて千円で売ります」ってやつやったの。そしたら「それ買う!」って人が現れてさ。笑。これ本当に価値あるんかい!って思ってたけど、価値があるかどうかって他人が決めるものでもあるからさ、とりあえず作ってみる、出してみるってのも必要だよね。

木村:いやでも本当にさ、「これ、売れんのかなぁ」って思う内容ってあるじゃない。本書いたことない人がほとんどってか、文章でお金もらったことない人がほとんどだからみんなそう思うと思うんだけど、「売れたらラッキー」くらいの気持ちで書いたらいいんだよ。それは別に内容に手を抜いてもいいとか、妥協してもいいって話じゃなくて、それは値段つけるからにはきちんと本気で作るんだけど、そうじゃなくて「売れなかったらどうしよう」とか「絶対これくらい売るためにはどうしよう」とか、そういう力みは捨てて書いたらいいと思う。

大野:自分で勝手に決めつけて何にもやらないとか、今までやって来たことと同じことしかしないくらいだったらね。失敗したとしても怪我しないんだから思い切ってやったらいいよね。

木村:必ずしも万人に受ける内容である必要もないしさ。せっかくノーリスクで本の出版できるんだから、マニアックなんだけど、一部からは強烈にニーズがあるとかさ、そういう本の方が魅力的だよね。笑。

大野:わかる。笑。いや本当にね、劃桜堂はそういうお客さん大好きで、そういうお客さんにね、来て欲しいんだ。笑。実際さ、結構変な人多いしね。笑。

木村:そういう人にこそ来て欲しいよね。笑。だってさ、せっかく本を書くんだから、誰でも書ける内容書いても仕方ないよ。誰かが書いてくれることはわざわざ自分が書く必要ないんだもん。むしろそういうニッチな人であればあるほど、出版は武器になると思うよ。

大野:ちゃんとまとまった形で作品になるからね。それって、それだけでも大きいよね。

木村:そもそもベストセラー作家目指してるわけじゃないだしさ。それに例えばだよ?ワンピースの尾田栄一郎さんとかもいるけどさ、初めて書いたマンガから面白かったわけじゃ絶対ないじゃん。デビュー作の読み切りとかさ。今のワンピースレベルのマンガをいきなり書いたわけでは絶対ないじゃん。笑。最初からいいもの作ろうってんじゃなくてさ、作りながら磨いていけばいいんだよ。おれだって最初のやつ出してまだまだだなって思ってるし、だからこそ次に2冊目書くときはもっとうまくやってやろうと思ってる。

大野:もっとそういうさ、作り出してる人にもっと来て欲しいし、応援したいから、次から『一芸払い』っていうのを始めることにしたんだよね。

木村:いいよね、一芸払い。笑

一芸払いの詳細は次回に続きます。



お知らせ

8月19日(日)16:00〜18:00に【入門編】AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座を渋谷で開催します。

詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
イベントページはこちら👉https://www.facebook.com/events/205068223534630/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1533914736234533

【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座

AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。

データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。

そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。
はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。
そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。

☝️一芸払いという『つくる人』限定の支払いシステムも第2回から導入しました。ぜひ最後までご確認ください。

例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。

しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもない。 

今までの本は、専門技術と専用の印刷機と大量の販売ノルマのために、実績ある人の『終わり』の本でした。
これからの本は、簡単な技術でAmazonから出版することができるために、これから活躍する人の『始まり』の本になりました。
つくり出す人の『1番最初の武器』へと、本の役割が変わりました。

出版への技術的、金銭的ハードルがなくなったいま、必要な技術は本の骨格とも言える『目次作り』だけです。

目次さえきちんと作れれば、
・長文を書くスキルがなくともきちんと本になる
・実際に手を動かし始める前に内容を推敲できるので、高いクオリティの執筆ができる
・自分だけでは判断しにくい内容の良し悪しをきちんと判断できる

など、出版までの最も大きな関門をクリアすることができます。

詳しくはこちら
スマホがあれば出版できる
・アーティストよ、筆を取れ。出版は爆発だ!
・10冊売れると10,000円。 電子出版の印税の話

半年間で自著も含めて4冊の出版に関わってきた講師が、
・なぜ今、つくり出す人が本を書くべきなのか
・目次をつくりためには具体的にどうしたらいいのか
について、ワークショップ形式で具体的レクチャーします。

ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談はもちろん、同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。

6月15日の第1回を経て、さらにパワーアップした内容でお届けしますので、つくり出すことを仕事にしている方、これからそのように生きていこうとしているみなさんにぜひ来て欲しいと思います。


※一芸払いとは:AI時代の出版ゼミでは、アーティスト・デザイナー・クリエイター・ダンサー・カメラマン・パティシエ・ライターなど、何かを『つくりり出す』人を応援しています。そのような人向けに、通常料金の半額をそれぞれの『一芸』で支払うコースを用意しました。アーティストの方でしたら作品1点を参加費の代わりに提供いただき、パフォーマーの方はゼミの休憩時間でパフォーマンスを披露していただき、カメラマンの方でしたらゼミ中の撮影をしていただくなど、その方の『一芸』を提供していただくことで、参加費の半額とするコースです。
一芸払いは各回10名までなので、お早めにお申し込みください。
もし「私のこれは一芸払い可能なのだろうか」など質問がありましたら、Facebookもしくはpeatixからお気軽にお問い合わせください。

詳細はこちら👉 http://aipublishing.peatix.com

■講師情報
木村悠貴(きむらゆうき)

企画・プロデュースを行うフリーランス。人材研修会社の研修プログラム開発、出版プロデュースやインターネット動画の脚本構成などを行う。
人間の持つ『知性・感性・身体性』の3つに関する能力開発をテーマに掲げて活動中。

著書:『深層視考: 脳みそを使い切る!『囲んで・繋げて・考える』全く新しいiPad Proの使い方』 https://amzn.to/2IN394B

教育行政・法律部門 売れ筋ランキング第1位 獲得
教育行政・法律部門 新着ランキング第1位 獲得
Kindle Unlimited 人文・思想・教育学ベストセラー 獲得

2018年3月にスタンフォード大学で開催された国際AIシンポジウム「AAAI」にてゲストスピーカーとして深層視考を紹介。
他にもNPOや国立大学にて講演を行っている。

他にも篠田真宏著
「すごさ」の認め方 考え方の違う人と仲間になれる「器」と「技術」
子どもの「すごさ」の認め方 子育ての悩みを解決する60のインフォグラフィクス
仲間の「すごさ」の認め方 違いを強みに変えるリーダーが知るべき7つの脳力
など多数の本のプロデュースを行う。

■主催
劃桜堂(かくおうどう)

若者の本離れをなくす活動をしている移動式の本屋さん。
本以外の素敵なものとコラボした企画を行う。
ケーキ屋さんをブックカフェに変身させるイベントや真夜中に開催する美術展「深夜の美術展」の運営をしている。
企業理念は " please help me"

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