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蝉が鳴き止む頃、僕は兄じゃなくなった
兄じゃなくなったわけ
2人の弟。
彼らとは、20年近く会話といった会話を交わしていない。
喋らなくなった原因が何であったか?
お互いに避けるようになった理由が何であったか?
正直、全く覚えていない。
1つ覚えていることは、夏休みが終わろうとしている頃、
兄弟喧嘩をした。
この喧嘩以降、兄弟の間で会話がなくなったのだ。
蝉が鳴き止む頃
僕は
兄じゃなくなった。
1991年8月。
僕
父を恐れた僕と、死を恐れた父の話。
※少し暗い話になります。
僕と父の関係性について、経験してきたことを書きましたが、
不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ご了承の上、お読みいただけますと幸いです。
#
僕は、3人兄弟の長男として生まれた。
いわゆる、2世帯住宅。
一緒に暮らしている父方のおじいちゃん、おばあちゃんが小さいころから大好きだった。特に幼少期は祖父母に遊んでもらった記憶であふれている。祖父は僕が小学
家族でコロナと戦った話。息子のコロナ感染を受けて。
1歳6か月の息子。
毎朝目を輝かせて、
家の扉が開くのを待ちわびている。
『保育園大好き!!!!』
まだ言葉は話せない。
だけど、目の輝きで痛いほど分かる。
通っている保育園は、
児童15人程の小規模保育園。
クラスの垣根もなく、みんな友達!!
面倒見の良い先生たち、元気な子供たち、
ほんとに素敵な保育園。
ある日、その保育園から
一本の電話。
『コロナ陽性者が発生しました。』
こん