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普段何気ない癖が病気かもしれないという話
参考文献⇩
①前書き
皆さんは、何気ない癖ってありますか?
例えば、箸を噛んでしまうことや手を必要以上に洗ってしまうことや
爪を噛むなど...世の中には様々な癖を持った人がいます。
私は、髪をよく触ってしまうのが癖です。
癖と言うのは子供のころから、何かの拍子にずっとしてしまう行動で
基本的に自分で無くすのは難しいです。
しかし、癖と言うのは、実は病気かもしれないというのが
今回紹介する話になります。
②癖もやりすぎると病気になる
何かの癖が自分の人生に支障をきたすことがあります。
この症状を脅迫症、又は強迫性障害といいます。
脅迫症は依存症のようなもので、ある特定の行動や考えを繰り返しやらないと心が落ち着かず、自分の時間をただただ浪費してしまう行動をとってしまうことを言います。
例えば、家を出た際に、何度も「扉を閉めたかな?」とか「エアコン切ったかな」など不安になる人がいます。
確かに、扉を閉めていなければ泥棒に入られるし、エアコンをつけっぱなしにすれば無駄な電気代がかかるのですが、そのイメージが頭の中にずっと居座ってしまうと自分を安心させるため、何度も確認してしまうといった繰り返しの行動をとってしまいます。
本人では最初に確認したはずなのに、あまりに不安なイメージが強くなってしまい、何度も確認してしまうといった不合理な行動を止めることができません。
③なぜ、不合理な癖だと分かっているのにやめられないのか?
脅迫症には2つの原因があるとされています。
一つは強迫観念です。
強迫観念と言うのは、自分の頭から離れない考えで
要するに思い込みになります。
例えば、「あの人に触ると気持ち悪い」とか「絶対に私は失敗する」など
特に確かめたわけでもなく、自分で勝手に思い込んでしまうことです。
2つ目は脅迫行為です。
この脅迫行為は強迫観念とは違い、○○○しないと絶対にダメだという固定観念です。例えば、「あの人に触られたから絶対に手を洗わきゃ」とか
「あの数字は不吉だから、やめておこう」など
この行動をしないと夜も不安で眠れないような不安になるから徹底的にしようとする行為のことです。
④どうすれば、不合理な癖を治すことができるのか?
つまり、脅迫症は「頭の中では分かっているのに、心が不安でどうしようもないから、ついやってしまう」と言うのが原因です。
つまり、心の負担を軽くして、合理的な考え方をできるようにすれば
治すことができます。
しかし、心の負担を軽くすることは容易ではありません。
だって、今まで不安を無くすために行ってきた行動をしないというのは
その人にとって不安な種を一つ増やすことになるからです。
しかし、治さなければ、一生不安なままだし、自分の使える時間が奪われます。そのため、治すのに越したことはないです。
現在、脅迫症を治す手段として、行動認知療法と言う治療法が多く使われています。
この行動認知療法と言うのは、簡単に言うと、自分の認識を改めて、行動する認識を変えることです。
例を挙げると、家に鍵をかけずに家から数時間出てみて、家の様子が変わっていないことを確かめることで、「鍵をかけていなくても、そこまで泥棒に入られることはないんじゃないか」とか、汚いと思っていた物に実際に触ってもらい数時間放置することで、「実際に触っても大丈夫だった」と言うことを知ってもらうという治療法です。
つまり、実際にやらなかったら不安になるという行動をあえて
実際にやってもらい、それほど問題にならないことを実感してもらうことです。
ただし、いきなりやるのは不安をより強くしてしまう可能性があるため、徐々に慣らしていくことが重要です。
⑤最後に
自分の人生を浪費させている癖と言うのは、自分ではなかなか自覚できないものです。(自分も自分の髪をよく触る癖があることを人に言われるまで気づきませんでした)
そのため、紙に1日、今日、何をやったのかを書きだして自分で
客観的に何に時間を取られているのかを自覚することから
まず、やってみるのがいいかもしれません。
あなたの人生をよりよく、使うのはあなた自身です。
あなたが思う、よりよい人生になるよう、自分の生活を見直してみてください。
以上が普段何気ない癖が病気かもしれないという話についてでした。
⇩今回紹介した内容は以下の本に書かれており、科学的に根拠のある
情報が乗っていますので、より詳しい内容はこちらの本を参考にしてください
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