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いわゆるふつうの会社員。2023年に蒸留家になるべく、自身と家族に向けた記録と思考の整…

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いわゆるふつうの会社員。2023年に蒸留家になるべく、自身と家族に向けた記録と思考の整理のために、転身していくまでの多難?な過程を不定期で書いていきます。さあ、会社員は蒸留家になることができるでしょうか。

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新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか

こんにちはnote。 初めて使います。考えたりメモしたり長文メール打つことは多いのですが、文を書き綴ることは正直久しぶりかもしれません。 そんな私はnoteをうまく書けるでしょうか。 なぜ"今さら" note書こうと思ったの?端的にいうならば「整理」と「記録」です。 整理するのは思考であり、現在地確認とも言えるかもしれません。というのも、自分で何考えているかわからなかったり、何から手をつければいいかわからなくなることがあります。 あります、というかだいたい毎日わから

    • 新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -"手造り"焼酎って?-

      気づくと8月でした。 いや"気づくと"というのは実は逃げで、6月後半から1ヶ月以上にわたって強烈な「どうでもいい感」に襲われまして、仕事をやっつけるだけの最低限のCPUしか動かずだったのです。 ますます言い訳っぽいな。 反射的に言い訳が出てくるようになったら人生潮時って、いつも他人に対して心の中で思っていることが自分に向かうとは、情けなし。 暑さのせいでも、環境のせいでも、誰かのせいでもなく、なんの理由もなく「ただ自分がクソ時間を過ごした」という事実を受け入れることが再

      • 新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -現地再訪でいくつか見えたこと-

        昨年9月にその町に初めて訪れてからおよそ8ヶ月が経ちました。 来年春まで約10ヶ月。 もう一度行ってみよう、ということで再訪してきました。 観光でも出張でもない遠出というのは、記憶にある限り社交ゴルフ以外では社会人になって初めて。そりゃそうですね。住む場所探し、なんて遊牧民でない限り人生でそこまでたくさんできることではありません。 住む場所探しはもちろん大事な目的の1つですが、住宅情報のみならず現地でしか出会えない生の情報を求める必要がありました。 やりたいことの解像度を

        • 新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -蒸留所を巡る(嘉之助蒸溜所/日置)-

          蒸留を巡る旅。 次は鹿児島県日置市の嘉之助蒸溜所へ。 分かります? そういうことなんですよね。 蒸留家であることは、化学者であり栽培家でありエンジニアであること以前に表現者であることでした。 もちろん蒸留所の中をくまなく案内いただき、製造工程をかなり定量的なレベルで説明いただきましたし、各工程へのこだわり・深い知識に裏打ちされていることは前提なのですが、あくまで前提でしかないのかもしれません。 技術やレシピは、文字化することができればコピーも容易で、表面上はいくらで

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        新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか

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        • 新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -蒸留所を巡る(嘉之助蒸溜所/日置)-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -蒸留所を巡る(開聞山麓香料園/指宿)-

          水曜に書こう、は長く続きませんでしたね。 書きたい日に書く、も違う。 朝起きていろいろやっている中で「あ、今日書くか」となった日に書くことにします。ペースは上げます。月に5本くらいのペースじゃないと、半端なインプットがどんどん散らかってきて頭の整理にならないことがわかってきましたので。 お酒をつくらない蒸留所へ さて、大山甚七商店に続いて人生2度目の蒸留所です。 と言ってもお酒をつくる蒸留所ではありません。花や草木から香り成分を抽出して香料をつくる蒸留所。 ここは

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -蒸留所を巡る(開聞山麓香料園/指宿)-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -蒸留所を巡る(大山甚七商店/指宿)-

          GWは何も書けませんでした。その理由は鹿児島で蒸留所巡りをしていてアウトプットする心の余裕がなかったから。 インプットしながらアウトプットできないのは自分の情けないところですね。徐々に克服していかないと。 大山甚七商店へ まずは指宿にある大山甚七商店さん宮ヶ浜蒸留所へ。 「薩摩の誉」などの焼酎で知られる創業147年の老舗です。 まず気になっていたのは昨年から取り組んでいるジン。 去年導入した蒸留機は焼酎蔵の隣の建物に設置されていました。傍らには蒸留を待つさまざまな醪が。

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -蒸留所を巡る(大山甚七商店/指宿)-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -MITOSAYA open dayに行ってきた-

          念願のMITOSAYA open day。 今や"蒸留"階級の人たちにとって半年に一度の一大イベントですが、いろいろ重なってようやく初めて行けました。 1000枚以上のチケットが事前のWEB販売で即完売。 いすみ鉄道は臨時で2両編成になり、地元唯一のタクシー会社は休暇禁止令が発動するなど、南房総の大多喜が祭り状態になっていました。 感想をつらつら書くのもやぶさかではなかったのですが、写真を見返しながら「これ(写真)だけで伝わる魅力溢れる場所」だなと気づきまして、淡々と

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -MITOSAYA open dayに行ってきた-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -カルヴァドスの聖地へ行ってきた話-

          書きたいことが多すぎて渋滞する。結局書けない。 この循環は良くないですね。 気を取り直してここ最近の一番の興奮を冷めないうちにまとめます。 カルヴァドスの聖地へカルヴァドスが好きで自分でつくってみたい、と言うわりにはカルヴァドスに触れた時間も飲んだ量もまだまだな訳で、学びを深めるきっかけが必要です。 そこで「まずは聖地に巡礼だ」ということでやってきました。京都。 京都かよ、産地(フランスのノルマンディー地方)に行けよという話ですが、まずは思い立って新幹線に乗った自分

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -カルヴァドスの聖地へ行ってきた話-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -マイクラにおける醸造の位置付けが興味深い-

          (前置きで脱線しますごめんなさい) 本を読むのが好きです。正しくは社会人になってから急に本を読むようになりました。 コレが知りたいとなればいくらでも情報が転がっている現代の情報社会にあって、本のみに情報源を依存することに懐疑的な意見も当然あるわけですが、なぜか無料情報が溢れるほどに本を手に取ると落ち着く。それが日々加速しているように感じます。 裏を返せば、なぜもっと早く(できれば高校生あたりから)本のページをめくる楽しさに気づけなかったのか。 それはたぶん「仮説」を持

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -マイクラにおける醸造の位置付けが興味深い-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -やっぱり紙のノートもやめられない-

          note書きはじめて3ヶ月くらい。実験的に使ってみようと思い立ったものの、意外といいなと思える部分とやっぱ紙のノートだよなという思いが半々です。 3ヶ月で得た確信としては、 noteと紙のノートは違うものでいい、ということ。 それぞれに使う意図や目的があって、noteを始めたからといって紙のノートを使うことが減ったということもないし、やっぱ紙だねって回帰することもなさそうです。 書いて思考を見える化することには大きな意味があると今でも思っている一方で、noteと紙ノー

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -やっぱり紙のノートもやめられない-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -旅先で見つけた世界の蒸留酒 チュニジア編-

          水曜です。書きます。 日本ではカルヴァドスと言えないので「果実のブランデー」でいいやってことになりました。 林檎や梨に限定することもなく、樽熟成にこだわりすぎる必要もなく、どこかに芯を持ちながらも自由に発想していきたいと思います。 意外と知らない世界の蒸留酒そんなことを考えながら、自分はまだまだ蒸留酒の世界を深くは知りません。知ろうとするあまり教科書的な知識で頭が支配されて、左脳だけでお酒を楽しむのは損だなとは理解しつつも、余計なものは知ってから手放せばいいのもまた真理

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -旅先で見つけた世界の蒸留酒 チュニジア編-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -カルヴァドスと言ってはいけない問題-

          世の中には言ってはいけないことがたくさんあります。 行間を読んだり"推して知るべし"が日常の会社員にとっては、むしろ言っていいことを探す方が至難かもしれません。空気と顔色が支配する現代日本社会の「言葉選び」ですが、現在プロ会社員16年目の私ですら起こるトラブルの元凶の根っこは"言葉"だったりします。些細な言い間違いや勘違いの失言やタブーで笑いを取るつもりが逆効果など、思い出すときりがないほど苦い経験が辞書ほどあります。それだけ言葉が支配するコミュニケーション領域は広く深い。

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -カルヴァドスと言ってはいけない問題-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -これだけは創業までにやっておきたい-

          水曜です。書こう。 早く役場と税務署と不動産の相談で現地にまたいきたいなと願いつつ、なかなか実現しません。 ひとつは「行ったところで劇的な進捗は望めそうにない」という冷静な現状観察。もうひとつは現地の気候です。北国を中心に豪雪が伝えられる昨今ですが、その街も例年にない大雪だそうで。公共交通もままならないとか。これは自由に活動するのはなかなか至難と思わざるを得ません。 逆にこんな季節を受け入れる覚悟を養う必要もあるので、今のうちに見ておきたいという気持ちもないわけではない

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -これだけは創業までにやっておきたい-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -地図をつくりたい-

          こんにちは。物書きは水曜がいいと気づきました。なんとなく自分のリズムで。ということで基本的に水曜日更新を心がけて、たまに番外的に不定期投稿もあるかもしれません。書きたいことはそれなりにたくさんありそうで、月に6-7本のペースをまずは目指そうと思います。 今日は無理して(現在本職の)広告の話から。 印象に残っている広告コピー「好きな広告は?」「印象に残っている広告は?」 現在の仕事柄、よく聞かれると思いきやほとんど聞かれることのない質問です。おそらく就職活動の面接と入社後

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -地図をつくりたい-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -よく読んで気づいた落とし穴-

          蒸留家になる(予定)まであと400日ちょっとになりました。 前回は、過去の出来事や経験に今のモチベーションの源泉を探し求めてみました。20年近く頭の中で無意識に発酵してきた欲望が、今更になって熱を帯びながら変性してきたんだなということが改めて確信できました。それはそれで良しとします。 過去を美化して驕ってしまう弊害はよく知られていますが、この美化は未来への不安と表裏一体だと思っていて、未来を自力で紡いでいこうという原動力には今まで歩いてきた道を相対化し言語化することが間違

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -よく読んで気づいた落とし穴-

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -すべては2003年のフランスから始まっていたのかも-

          今までの記事では、来年の春に蒸留家としての新たなスタートを切るための準備(というには初歩の初歩ですが)と心境について書いてきました。もっと吐き出したいことはたくさんありますし、文字にできているのはせいぜい2割くらいかなと感じていますが、書くとはそういうことだと思って内容が熟成するまで頭というタンクに寝かしておくことにします。 遡ること19年前1年先を見据えて現在地を確認するアプローチと並行して、この目標を意識することになった"根っこ"の部分をほじくり返してみたいと思います。

          新橋のサラリーマンは蒸留家になれるでしょうか -すべては2003年のフランスから始まっていたのかも-