弓月雪夜
【1話完結型】短いおはなしを詰め込んでいます。
お題の言葉を使わずにお題を表現。とある(いくつかの)日、どこかの、だれか(たち)の夏を切り取った、140字小説集。2022/7/1~7/31 「文披31題」企画参加作品
【完結済】記憶は再生されていく。とある飼い主と、とある飼い猫。レコードが回るように、互いの視点で語られる、かつての記憶。2021/11/1~11/30 「ノベルバー」企画参加作品
◆過去作https://mypage.syosetu.com/261103/ ※別名義です。 ※更新の予定はありません。 …
無窮の闇を旅している。 何光年、あてどなくめぐり、通り過ぎた。彼方に自分と同じ小惑星…
古い絵描き歌をくちずさむ。おぼろな記憶をたぐるように、窓ガラスに直線と曲線をえがいてい…
いくつかの日、どこかの、だれかたちの夏 1 ソーダ水の予感 Day3「謎」 “ソーダ水がはじ…
とある日、どこかの、だれかの夏 Day1「黄昏」 空気さえも紅かった。 ひろがる空は薄青と朱…
Side out それは美しく完成された世界だった。すべてが調和した、本物のような偽物。ここに…
物語はここから始まる。 どこからか? それは私が気まぐれに振り絞った勇気から始まる。…
あまり長居はできない。 いつもそう言い聞かせて、病院の自動扉をくぐる。 千沙は花が…
第1話「01 鍵」 前話「29 地下一階」 光がするりととけた。暗闇が覆う。 それは悼み…
第1話「01 鍵」 前話「28 隙間」 祈りのかたちに握りしめた指の間から、仄青い光が漏れ…
第1話「01 鍵」 前話「27 ほろほろ」 その掛け布団は、ぴったりと閉ざされていた。 …
第1話「01 鍵」 前話「26 対価」 あなたの手の中で、仄青い水の鍵はふるえている。 「…
第1話「01 鍵」 前話「25 ステッキ」 「水はめぐるものですからね」 あの猫に言ったの…
第1話「01 鍵」 前話「24 月虹」 そろそろこの旅も終わり、そうでしょう? 最初に会…
第1話「01 鍵」 前話「23 レシピ」 雨が降っていたんですね。ずっと建物の中にいたので…
第1話「01 鍵」 前話「22 泣き笑い」 りんごを切って、芯を取り、小さく切る。 鍋に…