Yuto Kikuchi

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Yuto Kikuchi

jica青年海外協力隊2023-2次隊/カンボジア・プノンペン派遣/ボントラバエク中高等学校体育指導/ナガワールドU15コーチ/中高保健体育教員免許/JFA公認B級ライセンス/GKLv1/フィジカルC級 カンボジアでの生活で感じたことを記録しています。

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カンボジア日記第1号

 皆様初めまして。 現在、青年海外協力隊2023年度2次隊としてカンボジアのプノンペンに体育教育で派遣させていただいています。Kikuchiと申します!  以前は茨城県鹿嶋市の中学校に保健体育担当として勤務しており、各学校でサッカー部の顧問も6年間担当させていただきました。カンボジアでの生活で自分が感じたことや活動の様子をこちらで共有させていただきたいと思います!  11月6日の夜日本を出発し、11月7日の朝カンボジアの首都プノンペンに到着しました。現在は1ヶ月の適応期間

    • カンボジア日記第170号(私の学校の様子)

      សួស្តី! 私の学校では授業が終わった先生方が体育教官室の前でよく団らんしています。 私のカウンターパートの先生は再来年、定年退職なのですが、多くの先生方に慕われており多くの先生がこちらへやってきます。 カンボジアで58歳というのは歴史的背景から稀有な存在です。 様々な経験を超えてこられているのだと思います。 私もお世話になっていますが、とても温かい人柄ですので生徒にも慕われております。 クメール語での怒涛の会話なのでほとんど内容はわかりませんし、ほぼいるだけで少

      • カンボジア日記第169号(大切なことはプレーすること)

        សួស្តី! カンボジアで体育やサッカー指導をさせてもらうにあたり、まだ言語が不十分なので言葉で伝えることは難しいです。 そのため、サッカーや人間の身体操作を複雑系と捉え、言葉でのコーチングよりも課題解決に適したオーガナイズで子どもたちにどんどんプレーしてもらうようにしています。 頭で考えるよりも体で覚える、身体に染み込ませることをイメージしてアプローチしていますが、チームが立ち上がってから3ヶ月が経ち、子どもたちの成長を実感する機会が多くなりました。 チームの立ち

        • カンボジア日記第168号(走り幅跳びの授業)

          សួស្តី! 今日のプノンペンは最高気温39℃。 とても暑い日が続いています。 7年生の授業は陸上競技なのですが、気温が高いので、木陰にある幅跳び場で走り幅跳びに種目を変更しました。 跳べたら一個ミニハードルを増やすというように距離を伸ばしていきましたが、子どもたちは何度も取り組んでくれていました。 助走中の生徒の邪魔をしたりなど規律には問題がありましたが、たくさんトライすることができたので良かったと思います。 来週は人数が増えるかな。

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          カンボジア日記第167号(読書記録:自律する子の育て方)

          សួស្តី! 以前も紹介させていただいたデンマークサッカー協会の10ヶ条が記されているこの本を読了しました。 脳科学というエビデンスからどのように未来の教育にアプローチしていくべきか記されており、とても面白い本でした。 教育の本質的な目標は自らの力で自分を成長させられる術と、幸せな状態をつくり出せる術を学んでもらうことだと述べ、 そのために、子どもたちが自分自身で課題を見つけ、課題解決を行える人材に育つようにメタ認知能力(自分を俯瞰的に捉え、自己について学ぶ機能)や

          カンボジア日記第167号(読書記録:自律する子の育て方)

          カンボジア日記第166号(学校再開)

          សួស្តី! クメール正月休みも終わり、学校が再開しました。 いつもより少ない人数でしたが、体育も行われました。 しかし、午後3時からの授業はとても暑く、始まる時点で37度。 子どもたちも暑いといって日陰から出たがらないので、今日は日陰で男子は円になってのパス練習、女子はボールキャッチ、アンダーハンドパス、サーブの練習を行ってみましたが、難しそうだったのでボールを思いっきり投げる練習をしました。 この時期はとても暑いので体育を行うといっても難しいところがあります。

          カンボジア日記第166号(学校再開)

          カンボジア日記第165号(少年指導10ヶ条)

          សួស្តី! 今読んでいる本から自分がハッとさせられる文があったので、ここに記させてください。 デンマークサッカー協会が提示した少年指導の10ヶ条です。 ①子どもたちはあなたのモノではない。 ②子どもたちはサッカーに夢中だ。 ③子どもたちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。 ④子どもたちから求められることはあってもあなたからもとめてはいけない。 ⑤あなたの欲望を子どもたちを介して満たしてはならない。 ⑥アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはいけな

          カンボジア日記第165号(少年指導10ヶ条)

          カンボジア日記第164号(フレンドリーマッチvsプノンペンクラウン)

          សួស្តី! 今日はプノンペンクラウンとフレンドリーマッチを行いました。 結果は1vs1の引き分け。 2週間前に0-3で負けた相手に引き分けまで持ち込むことができ、試合内容としても上回ることができていたと思うので、頑張った選手たちを讃えたいです。 最近のトレーニングでは前回の試合を踏まえ、ボール保持のスキルアップやサポートの仕方はもちろんですが、プレッシング(ボールを中心にコンパクトな陣形を築くこと)、ボールを奪われたあとのトランジションのスピードに重きを置いてトレ

          カンボジア日記第164号(フレンドリーマッチvsプノンペンクラウン)

          カンボジア日記第163号(カンボジアでのチームマネジメント)

          សួស្តី! 明日の練習試合に向けて今日も練習を行いましたが、クメール正月が明けて帰省から子どもたちが戻ってきたことと、明日練習試合というタイミングが重なり今日は予想以上に選手が集まりました。 練習にほぼ休まずに来れている選手は数人ですが、彼らがメンバーに入るのは当然として正月の家族の帰省もあった中で、何を基準に置いてスターティングメンバーを選ぶのか悩ましいところです。 サッカーの実力もそうですが、今まで練習に来れていなかった理由がバイクが故障し、手段がなかったなど彼

          カンボジア日記第163号(カンボジアでのチームマネジメント)

          カンボジア日記第162号(読書記録:稲盛和夫魂の言葉108)

          សួស្តី! この本は稲盛和夫さんの名言を様々な著書から引用し、まとめたものです。 短い時間で読むことができるので隙間時間に読むのに最適でした。 現在、私は協力隊として活動させていただいておりますが、異国で活動するにあたって「働き方」に対する考え方が全く違います。 そのため、私自身も悪い意味で「現地の人も遅れてくるしまあいいか」など仕事に対して甘えが出てしまうときがあります。 そのようなときにこの本で稲盛さんが述べているように、仕事で自分を高めていくという志を忘れ

          カンボジア日記第162号(読書記録:稲盛和夫魂の言葉108)

          カンボジア日記第161号(クメール正月明けの練習)

          សួស្តី! 4日間のクメール正月が終わり今日から練習を再開しました。 参加人数は13人と多くはありませんでしたが、プノンペンは家族で帰省している選手が多いようなので徐々に帰ってくると思います。 カンボジアの子どもたちの練習を休まない、遅れないという規範意識を変えていくのは本当に難しいです。 サッカーの価値というのが、彼らにとってはまだまだ大きくないので、クラブ活動の延長みたいな感じなんだろうなあと思うこともあります。 練習を休むことや遅れることを全て取り締まって

          カンボジア日記第161号(クメール正月明けの練習)

          カンボジア日記第160号(映画記録:コーチ・カーター)

          សួស្តី! カーターコーチがチームの成績や自分の名声ではなく、選手たちの将来のことを第一優先に考え、行動していく姿に心を打たれました。 バスケットで輝ける今ではなく、選手がどういう人生を歩んでいければ本当に幸せなのか、指導者が真剣に考えていくことが大切なんだと改めて感じました。 カンボジアの子どもたちは生育環境の影響からか規律などを守る素地が身についているとはいえません。 私も子どもたちを取り巻く環境を見ていると、求められない部分があるのかなと思うことは多々ありま

          カンボジア日記第160号(映画記録:コーチ・カーター)

          カンボジア日記第159号(読書記録:はじめての哲学的思考)

          សួស្តី! 友人から頂いた本を読了しました。 自分では手に取らないような本を読むことができたのでとても新鮮でした。 なぜ人を殺してはならないの? 生きる意味とは何だろう? 人生の問いから社会の難問まで力強く「解き明かす」哲学の考え方について記されています。 この世に絶対の"心理"なんてものはなく、いっさいは僕たち自身の"確信"や"信憑"であるということ。 だから私たちはお互いの"確信"や"信憑"を投げかけあって相手を言い負かすのではなく、"共通理解"を見出そ

          カンボジア日記第159号(読書記録:はじめての哲学的思考)

          カンボジア日記第158号(ロンサレム島)

          សួស្តី! 今日はロン島からボートで移動し、ロンサレム島に来ました。 ロン島の南に位置するロンサレム島は、緑豊かなカンボジアの秘島です。透き通るような海を背景になだらかな山が横たわり、木や藁(わら)でこしらえた小さなバンガローが点々としています。 ロン島と比較するとバーやレストランがほとんどなく、宿泊施設はゲストハウスがほとんどです。 時間がゆっくりと流れる豊かな休日を過ごすことができました。 ロン島とロンサレム島、カンボジアにこんな素晴らしいリゾート地があると

          カンボジア日記第158号(ロンサレム島)

          カンボジア日記第157号(カンボジアのビーチ)

          សួស្តី! カンボジアはクメール正月で4連休なので、ロン島へ来ています。 プノンペンからバスでシハヌークへ行き、 そこからフェリーでロン島へ ロン島はカンボジアの最南端にある島でリゾート地として現地人や観光客に愛されている美しい島です。 このロン島では、青い海、白い砂浜、そして美しいサンセットを堪能することができます。 海で泳いで、ビールを飲んで、昼寝をしたり、本を読んだりと絵に描いたようなバカンスを楽しむことができます。 首都プノンペンや世界遺産アンコールワ

          カンボジア日記第157号(カンボジアのビーチ)

          カンボジア日記第156号(クメール正月前の練習)

          សួស្តី! カンボジアでは明日から4日間クメール正月休みになります。 今日は休み前の最後の練習でした。 プノンペンは首都ということもあり、上京されている人も多く、昨日今日から両親の実家に帰っている子どもたちもいたので今日の練習は13人でした。 しかし、今日来ていた子どもたちは出席率の高い子どもたちだったので、トレーニングの質は普段よりも高まっていました。人数も私が声をかけやすい適正な人数だったと感じます。 チームが始動してからまだ3ヶ月経ちませんが、今日の練習を

          カンボジア日記第156号(クメール正月前の練習)