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カンボジア日記第207号(vsプノンペンアカデミー)


សួស្តី!

昨日はプノンペンアカデミーとのリーグ戦が行われました。

最下位と8位という対戦で順位も近く、力量的にも同等か私たちの方が優勢にあると見られる相手との対戦でした。

結果は1-3で敗戦。

私たちのチームのセンターバックが前半20分ほどで2枚目のイエローカードを貰ってしまい、退場。

10人での対応にバタついてしまっている際に失点してしまい、10人になっても選手は諦めずに戦い、チャンスをつくり、逆転の芽をつくり続けることができてしまいましたが、80分に再び失点してしまいました。

ウォーミングアップでも選手の動きが良さそうに見えたので、トレーニングしていることが力量的に同等の相手にどのくらいできるか楽しみな試合でしたが、1人の退場によって試合が難しくなってしまいました。

指導者をさせてもらって正直、こんなに自分の教え子に腹が立ったことは初めてでした。

今までサッカーのプレーに対してここまで頭に来たことはなかったかもしれません。

ファールの内容も一生懸命やった結果であれば擁護できますが、出足で遅れ、相手選手を傷つけるようなファールを2回も繰り返してしまった結果なのでフォローもできません。

彼は、練習も来ていたし、自分と話をしたり、チームメイトと関わっている様子を見ていても性格が曲がっているとは思いませんでしたが、サッカーのプレーに対してこの日のように怪しい部分がありました。


私は、この子に対しては良いプレーを挙げながら、このプレーはダメなんだということを伝えていましたが、もっと厳しく追及しておくべきでした。

退場したあとの他の選手たちが、彼らなりに試合を捨てずに前に出てチャンスを作る姿に、なぜ練習で確実に修正しておかなかったのか、申し訳なく感じました。

選手の成長に期待し、選手が気づくことを待っていた部分もありましたが、指導者として正すべきところは正していかないとチームに迷惑がかかることを痛感しました。

言葉の問題もあり、選手たちとパーフェクトなコミュニケーションが図れているわけではありませんが、言葉が話せる、話せないなどという小さな問題にとらわれず、選手たちと積極的にコミュニケーションを図っていきたいと思います。

キャプテン、CB。
私の配属先の学校の生徒です。
練習は休まず、チームで1番サッカーに向き合えていると思います。ずるいところや生意気なところもありますが、その分考えているため、練習の飲み込みがはやく、他の選手にクメール語で伝えてくれます。
アンカー。
彼が最もポテンシャルを秘めています。
トップチームにも帯同し、試合や練習を見学したり、参加することでいろいろと吸収しているようです。
何でも自分でやろうとするところや守備の軽さがたまにキズですが、素直でとてもいい子です。
インサイドハーフ。
彼が汗かき役をかってくれているおかげでどれだけチームが救われていることか。
チームで1番真面目で練習終わりの片付けやストレッチなど率先して自主的に取り組んでいます。
確実に成長しているので、やはりこのような選手が伸びるんだなと私としても改めて勉強になります。
FW。
彼は私の配属先の生徒で、練習に来たり来なかったりといったプー太郎みたいな時期がありましたが、先月あたりから練習に休まず、取り組みに変化が見られました。
この試合でリーグ戦初先発し、シュートはそれほど上手くないのですが、ポゼッションが上手なのでチームメイトと連携することができ、非常に良いプレーを見せていました。

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