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夫婦円満になれる「家事」の秘訣

こんにちは!ゆるミニマリスト夫婦の妻です^^
今日は夫婦円満についての話です。

男女平等やジェンダーギャップについて様々な議論がなされている現代においても、まだまだ「パートナーが家事を全くしない」「家事を手伝ってくれない」「いつも私ばっかり」といった愚痴はたくさん聞こえてきますよね。特に、日本においては妻から夫に対する不満として言われることが多いと思います。

役割を完全に分担していて、「夫は仕事・妻は家事」とお互いが割り切っていて納得しているならいいのです。しかし、共働きにもかかわらず家事の比率が妻か夫のどちらかに偏っていたり、そのことについて不満を抱いている状態が慢性化すると、どうしても理想の夫婦円満から遠のいてしまいます。

そこで今日は、「夫婦円満につながる家事の秘訣」について考えてみたいと思います^^どうしたら夫婦円満に家事ができるか、悩んでいるご夫婦やこれから新婚生活・同棲生活を始める方々に、ぜひ二人揃って読んでいただきたいと思います。

家事の役割分担は「極力しない」

共働きの場合、帰りの時間がバラバラだったり、お互いの疲れ具合に差があったりして、どうしても家事の分担を平等にすることが難しくなってしまいます。すると当然、家事を多く担当している方には不公平感が募ります。事前にそれぞれの役割分担を決めていたとしても、それはある意味「相手への家事の押し付け」になってしまい、義務感が発生するため気分が良くありません。

そこでお勧めしたいのが、そもそも「家事の役割分担をしない」ことです。そして、その決まりをお互いにしっかり認識することです(←ここ大事)。

やらなければならない家事が発生したら、気づいた人・できる人がその場でやる。もし、どうしても疲れていたり、忙しくてできない場合は、相手に「今日は疲れているから、皿洗いをお願いしてもいい?」と正直にお願いします。やらなければならない家事があるのに、見て見ぬ振りをするのは言語道断。もし相手が見て見ぬ振りをしていたり、家事があることに気づいていない場合は、「今日は私が皿洗いするね!」といったように、嫌味にならない程度にアピールしてみるのもいいと思います。全く家事をしたことがないパートナーであれば、まず一緒に「家事のToDoリスト」を作って、やるべきことを見える化することもオススメです。

この「できる人がやる」という認識を二人がしっかり持っておくと、家事を多くやってくれた相手に感謝の気持ちを持てるようになりますし、「次は自分がやって相手に楽させてあげよう」という家事への前向きな動機にもつながります。

そもそも大前提として、役割分担をしないのには訳があります。
以下で解説していきます。

「手伝う」のではなく、当事者として「やる」

夫婦・同棲カップルは、同じ屋根の下に住んでいる二人の住人です。家事というのは「家の事」ですから、女だからやる・男だからやらないといった言い訳は通用しませんし、やれば誰でもできることなので向き・不向きもありません。よく、片方が「家事を手伝う」という言い方をしますが、そもそも家事というのは自分の家の事ですからやって当たり前ですし、「手伝う」なんて上から目線な言い方はおかしいのです。

つまり、どんな家事においても当事者意識を持つことが大事なのです。

「俺は男だから、料理はからっきし出来ない」と言って食事作りを全て奥さん任せにしている方・・・料理人の世界は男だらけですよ!妻だって、生まれつき料理が上手だったわけではなく、日々経験を積み重ねていく中で出来るようになったわけです。

私の夫は、もともと料理といえばチャーハンぐらいしか作れませんでしたが、私が妊娠してから料理作りをするようになりました。最初は失敗の連続でうまくいかないことも多くありましたが、今では調味料や食材にこだわりながらあらゆる料理に挑戦するレベルになりました。やれば誰でもできるのです。

わからない家事のやり方は「一緒に調べる」

とはいえ、自分が今までやってこなかった家事はやり方が分からず、億劫ですよね。料理が全く分からない人、掃除するにも何から手をつけたらいいか分からない人、洗濯機の回し方が分からない人など。それぞれ得意・不得意があると思います。

不得意な家事がある場合は、見て見ぬ振りをしたり、相手に押し付けたりするのではなく、相手に「自分はこの家事ができない」ということを正直に伝えて、一緒にやり方を調べたり教えてもらうことが大切です。

先ほど紹介したうちの夫の料理の例でいうと、包丁の使い方、野菜の切り方、フライパンへの油の敷き方、火加減、味付けの仕方などを一緒にやっていくことで覚えてもらいました。夫も自分でYouTube動画を検索したり本で調べたりして、どうしたらできるようになるかを考えてくれました。

山本五十六の名言「やって見せ、いって聞かせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ」の通り、何か相手に習得してもらおうとするならまず一緒にやることが大事です。「うちの夫は何もしない」という方も多いと思いますが、夫は何もしないのではなく、教えてもらわないと「できない」のかもしれません。「子どもじゃないんだから自主的にやってよ!」と相手に期待してしまうのも分かりますが、誰だって自力でできないことを「やって」と突然押し付けられたら抵抗しますよね。

今まで出来なかったことが出来るようになると、人間は嬉しくなるものです。その段階でしっかり褒めてあげることが大事です。「この間まで玉ねぎ焦がしてたのに、今日は綺麗なきつね色に出来たね!」など。子どもに褒める時と同じぐらい、少しオーバーに、具体的に褒めるぐらいがちょうどいいかと思います。

「やってくれてありがとう」を伝える

これは私たち夫婦が毎日実践していることで、もはや当たり前になりつつあるのですが、「相手が家事をしてくれたら必ず感謝する」ことがとても大事です。「お皿洗いありがとね!」「ここ掃除してくれてすごく助かった!」と、相手の目を見てしっかり伝えます。家事というのはやっても金銭的な報酬が発生しませんから、このような感謝の言葉が唯一の報酬なのです。

「あなたにやってもらうことが当たり前だと思っていないよ」という気持ちが伝わると、家事を多く担当した方にも不公平感が残りませんし、むしろ「やってよかった」という気持ちになります。先ほど、家事は男女両方がやって当たり前だという話をしましたが、そうであるからこそ、どちらかがやってくれた時にしっかり感謝すべきなのです。

得意・不得意や、生活リズムの違いによって、片方が担当することが多くなる家事が出てくると思います。例えば、「早く帰ってきた人が夜ご飯を作る」「朝遅く出る人が洗濯物をする」など。そういった傾向が出てきた場合でも、それをお互いの暗黙の了解とせずに、「今日も夜ご飯作ってくれてありがとう!土日は私が作るね」「洗濯物干してくれてありがとね!畳むのは私がやっておくね」といったように、必ず感謝の気持ちを伝えます。こうすることで相手の苦労が報われるのです。

二人とも家事が出来ると、リスク管理になる

お互いに、掃除・洗濯・料理・買い物などを一人で出来るようになるということは、普段の負担軽減になるだけでなく、いざという時のリスク管理にもつながります。

例えば、片方が病気・妊娠して家事ができなくなった時。倒れた人しか料理ができない場合、毎回の食事は出前かスーパーのお惣菜になってしまい、食費のコストが跳ね上がってしまったり、栄養面のバランスが崩れてしまったりするリスクがあります。

うちの場合も、私の妊娠発覚までは私が主にご飯を作っていたのですが、いざつわりで家事ができないとなった時、夫はとても戸惑っていました。そこから3〜4か月かけてやっと一人前に料理ができるまで成長しましたが、普段通り仕事をこなしながら慣れない料理を毎日するのは相当な精神的・体力的に負担になっていたと思います。妊娠前から夫が料理をしていたら、妊娠発覚後ももっとスムーズにお任せできていたなと、今となっては思います。

よく、洗濯機の回し方すらわからない亭主関白のお爺さんが、妻を亡くしたことによって一人で生活できなくなってしまった、なんて話を聞きますよね。やはり、家事はどちらか一方ではなく、両方ができる方が長期的に考えても良いのです。

さいごに

夫婦円満を保ちながら家事をやっていくには、どちらが何を負担するかということよりも、相手への労いの言葉、配慮、伝達などのコミュニケーションが大事ですね。逆に言うと、暗黙の了解、相手への過度な期待、やってもらって当たり前という態度は良くありません。これは家事に限ったことではなく、夫婦円満のためにはいかなる時もコミュニケーションが肝心だと私は思います^^

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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