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ゆるみな。
2017年4月30日 19:36
ブブッ_よっ通知音に、思わず手を止める。まるで以前から友達だったかのような、そんなテンションで送られてきた一通のメッセージ。「誰だよw」と思わず心の中で突っ込んだ。その瞬間、ほんの少しだけ心が軽くなった気がした。大量に送られてきた定型文のような文字列に見慣れていたせいか、唐突に送られてきたものすごくラフな文字列が気になってしょうがない。_こういう時ってどう返せばいいんだろう...。
2017年4月29日 22:17
「はあ、眠れない…。」2月のキンキンに冷えきった夜空を煽り、呟く。寒空に煌々と輝く月はとても綺麗で、自分の心との温度差に失望してはまた、頭を垂れる。わずか4畳一間ほどの個室に備え付けられたシングルベットに身を預けてから何度、寝返りを打ったのだろう。身体を捻る度ため息が漏れだし、その度、自分の一部がまるでシャボン玉のように雲の上の遥か遠くへと飛んで、どこか知らない土地で弾けて消えていってるよ