ゆるく楽しむ

地質学、斜面災害地質の専門家です。技術士(応用理学部門)。 約20年、技術者としてサラ…

ゆるく楽しむ

地質学、斜面災害地質の専門家です。技術士(応用理学部門)。 約20年、技術者としてサラリーマンやってましたが 長時間労働に嫌気がさし、体調不良をきっかけに退職。 今は個人事業と一般社団法人を経営しています。 地質や災害分野など、一般の方に分かりやすい情報を発信していきたいです。

メンバーシップに加入する

「ゆるく楽しむ」こと橋本純が主催するサロンです。 大地の歴史はロマンでいっぱい! ・なぜこの地形ができたのか? ・なぜここに集落ができたのか? ・なぜここに城が建てられたのか? その背景には、数百万年~数億年も前の地質が関係しているかも? 太古の地層に思いを巡らせ、人々の暮らしや社会へどのように影響したのか?などなど妄想するのは楽しいものです。 ①応援プラン:¥100/月 ・活動状況の簡単な速報を掲示板に書き込みますので、応援コメントをお願いします♬ ②先取りお得プラン:¥300/月 ・活動状況の簡単な速報を掲示板に書き込みますので、応援コメントをお願いします♬ ・活動状況の速報、各種コンテンツ先行配信 ・都道府県シリーズのテーマ地リクエスト権 ③一緒に探求プラン:¥????/月 ご要望の声が募り次第、開設します。 〇どんな人が楽しめる? ブラタモリが好きな人、集まれ~ あれこれ妄想して、ゆるく気軽に楽しみましょう♬

  • 応援プラン

    ¥100 / 月
  • 先取りお得プラン

    ¥300 / 月

マガジン

  • 都道府県シリーズ:インデックス

    日本全国の面白い地形・地質を楽しむための「入口」です。 自分の地元または縁のあるところ、興味のあるところ。 まずは興味のある都道府県全体がどんな地形なのか?ザックリとしたイメージを掴める内容になっています。 そして各都道府県内のとある地域の地形・地質に関するマニアックな記事へリンクできるようにつくっています。 「自分の興味のある地域」の記事を探すためのナビとしてご利用ください。

  • ハザードマップ

  • 地質のきほん

    自然災害を理解するには、地球科学を知る必要があります。 そして地質学や地形学は地球科学の中の1分野であり、自然災害を知る上で土台となる分野として重要です。 そこでこのマガジンの記事では、地質学の様々な用語や理論などについて可能な限り分かりやすいようにまとめています。

  • 地質番外編

    自己紹介や近況報告、思い出話など、私自身に関する記事が中心です。 「この筆者は何物?」と思ったらお読みください(笑)

  • 災害分野全般

    「日本ってなんで地震が多いの?」とか 「地すべりのニュースを見たけど、ウチは大丈夫なんだろうか?」など 災害に関する素朴な疑問にお答えできれば・・という記事です。 災害をただただ怖がるだけではなく、正体を知ることで備えにつなげていただければ幸いです。

最近の記事

  • 固定された記事

「ゆるく楽しむ」の道しるべ

2020年からnoteを始め、記事数が多くなってきました。 そこで過去記事を見つけやすくするために、カテゴリー別に整理してリンク集にしました。 都道府県シリーズ〇都道府県シリーズリンク集 ジオ散歩宮城県 〇仙台市 ・仙台市の端っこ?を巡るツアー~はじめに~【ジオ散歩vol.1:仙台市No.0】 ・仙台市の「西の階段」を下りていく【ジオ散歩vol.1:仙台市No.1-1】 ・段差を下りてタイムワープ!【ジオ散歩vol.1:仙台市No.1-2】 ・あの崖は?!【ジオ散歩vo

    • 平野の高まりは〇〇の置き土産【都道府県シリーズ第2周:岐阜県 岐南町編no.1】

      都道府県ごとに地形・地質を見ていく「都道府県シリーズ」の2周目。 今回は岐阜県の岐南町です! ※前回記事はコチラ👇 岐南町は岐阜県南西部の濃尾平野に位置しており、ほぼ起伏のない平坦な街です。 そんな岐南町には、どんな地形・地質的特徴があるのでしょうか? 地形を見るさっそく、地形図を見てみましょう。 確かに平坦地ですが、よ~く見ると色にムラがありますね。 色は灰色が濃いほど標高は低く、白っぽいほど高いことを示しています。 中央付近の十字に見えるのは道路の標高差でしょうが、

      • 断層の侵食でできる地形:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart5【合戦場の地形&地質vol.6-5】

        日本の歴史上の「戦い」を地形・地質的観点で見るシリーズ「合戦上の地形&地質」。 長篠の戦いは日本の歴史上、初めて鉄砲を組織的に運用した戦(いくさ)としても有名です。 前回は決戦の直前に決行された砦への奇襲攻撃に注目。 砦がある山体は広く、大きく迂回する道程は複雑であり、地理・地形への精通がカギを握る作戦でした。 今回は奇襲ルートとなった山地の複雑な地形がどのようにして形成されたのか?探っていきましょう。 複雑な地形を深堀りする②まっすぐ地形はどうなってる? では「まっす

        • 【まっすぐに見えれば、それはリニアメント】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年7月21日号

          仙台市はだんだんと暑くなってきました。 梅雨と言っても割と晴れの日も多く、おかげで庭の野菜たちも元気です! リニアメントとは?本編の「日本の歴史と地形&地質」では、長篠の戦いで奇襲のルートとなった山地に見られる直線状の地形を紹介しています。 こういった「直線状の地形」を専門用語でリニアメントと呼びます。 平凡社「新版 地学辞典」では、リニアメントについて以下のように解説されています。 この後にも少し説明が続きますが、意味を表す文章としては、上記で十分かと思います。 な

        • 固定された記事

        「ゆるく楽しむ」の道しるべ

        • 平野の高まりは〇〇の置き土産【都道府県シリーズ第2周:岐阜県 岐南町編no.1】

        • 断層の侵食でできる地形:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart5【合戦場の地形&地質vol.6-5】

        • 【まっすぐに見えれば、それはリニアメント】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年7月21日号

        マガジン

        • 都道府県シリーズ:インデックス
          49本
        • ハザードマップ
          14本
        • 地質のきほん
          9本
        • 地質番外編
          8本
        • 災害分野全般
          17本

        メンバーシップ

        • サークルはじめました

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 近況報告20240414

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 活動報告20240217~相馬市の岩盤崩壊~

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 活動報告20240205

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • サークルはじめました

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 近況報告20240414

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 活動報告20240217~相馬市の岩盤崩壊~

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 活動報告20240205

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります

        記事

          "奇襲"が成功した地形・地質的理由:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart4【合戦場の地形&地質vol.6-4】

          日本の歴史上の「戦い」を地形・地質的観点で見るシリーズ「合戦上の地形&地質」。 長篠の戦いは日本の歴史上、初めて鉄砲を組織的に運用した戦(いくさ)としても有名です。 前回は決戦の直前に決行された砦への奇襲攻撃に注目。 砦がある山体は広く、大きく迂回する道程は複雑であり、地理・地形への精通がカギを握る作戦でした。 今回は奇襲ルートとなった山地の複雑な地形がどのようにして形成されたのか?探っていきましょう。 山体の全容武田軍が長篠城を包囲するために築いた5つの砦は、豊川を挟ん

          "奇襲"が成功した地形・地質的理由:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart4【合戦場の地形&地質vol.6-4】

          【ハザードマップだって「人間がつくっている」ことを忘れずに】ゆるく楽しむ月曜地質学:2024年7月15日号

          仙台市もやっと梅雨らしい天気になり、先週は雨降りが多く、ジメジメした一週間でした。 それでも仙台市の梅雨にしては晴れの日もあり、まだ気持ちよく過ごせています。 ひどい年は一日中霧雨が一週間続いたりしますからね(;^_^A ハザードマップの"裏読み"の大切さ松山城が建っている「城山」で土砂災害が発生しました。 亡くなった方々もおり、本当に胸が痛みます。 はじめにお断りさせていただきますが、この記事は、私がいくつかのネットニュース記事の情報をもとに想定したものであり、必ずしも

          【ハザードマップだって「人間がつくっている」ことを忘れずに】ゆるく楽しむ月曜地質学:2024年7月15日号

          とんでもない奇襲ルート:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart3【合戦場の地形&地質vol.6-3】

          日本の歴史上の「戦い」を地形・地質的観点で見るシリーズ「合戦上の地形&地質」。 長篠の戦いは日本の歴史上、初めて鉄砲を組織的に運用した戦(いくさ)としても有名です。 前回は武田軍の長篠城包囲時の布陣と織田・徳川連合軍の布陣を確認しました。 今回は決戦に至るまでの「奇襲」のルートを検証します。 砦への奇襲作戦長篠の戦いでのもう1つのイベントとして「長篠城を包囲する砦への奇襲」があります。 これは徳川家康の重臣である酒井忠次の献策と言われています。 信長は軍議の席では却下しま

          とんでもない奇襲ルート:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart3【合戦場の地形&地質vol.6-3】

          東を向いた象だゾウ【都道府県シリーズ第2周:岐阜県 導入編no.1-1】

          都道府県ごとに地形・地質を見ていく「都道府県シリーズ」の2周目。 今回からは岐阜県です! はじめにまずはじめに岐阜県の位置を再確認しましょう。 岐阜県は本州のほぼ真ん中。 広い濃尾平野の約半分(北西部)が岐阜県に属しています。 多くの県と接していますが、東の長野、北の富山、北西の石川・福井とは、標高の高い山地を介しての隣接です。 拡大画像です。 やはりこうして見ると、県の大部分は山間地域ですね。 平坦地は南西の濃尾平野と周辺地域がメインです。 南の愛知県や三重県とは濃尾

          東を向いた象だゾウ【都道府県シリーズ第2周:岐阜県 導入編no.1-1】

          【次の都道府県を決めます!】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年7月7日号

          いやぁ、毎日暑いです(;^_^A 梅雨になっても雨は少ないし、家庭菜園の野菜たちは元気で良いのですが、とにかく暑い・・。 みなさんも熱中症にお気を付けください。 サイコロ振ります都道府県シリーズ2週目は宮崎県がいったん終わりですので、また次の県を決めるためにサイコロを振ります。 前回サイコロを振ったのは5月下旬だったので、それから約1か月。 ほぼ休みなく投稿できたということで、良かった良かった。 上の表の「白」が、まだ2周目が回ってきていない都道府県。 各都道府県名は上

          【次の都道府県を決めます!】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年7月7日号

          戦場の全体像を俯瞰する:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart2【合戦場の地形&地質vol.6-2】

          日本の歴史上の「戦い」を地形・地質的観点で見るシリーズ「合戦上の地形&地質」。 長篠の戦いは日本の歴史上、初めて鉄砲を組織的に運用した戦(いくさ)としても有名です。 前回はその前哨戦として、長篠城の危機を知らせるべく奮闘した鳥居強右衛門の足跡をたどりました。 また忘れてならないのは天然の要害・長篠城。 武田軍の布陣天然の要害と呼ばれ、難攻不落の長篠城。 武田軍は「あと数日で落城」と言うところまで追い詰めました。 そんな武田軍は約1万5000人。 いったいどのような布陣だっ

          戦場の全体像を俯瞰する:「長篠の戦い」を地形・地質的観点で見るpart2【合戦場の地形&地質vol.6-2】

          歴史は繰り返される【都道府県シリーズ第2周:宮崎県 宮崎市編no.1-5】

          宮崎市南西部の田野地域には多くの台地が連なっており、住みやすい土地だったからか、旧石器時代から人々が暮らしていたようです。 しかし良いことばかりではないのが、日本の国土。 約3万年前に鹿児島湾の姶良火山が大噴火を起こします。 火砕流の直撃を受けた九州南部の動植物は壊滅。 それを逃れたとしても、30cm以上降り積もる火山灰に埋没します。 前回記事はコチラ👇 果たして、その後の田野地域はどうなったのでしょうか? 縄文時代の田野地域入戸火砕流の直撃を受けた旧石器時代人は絶滅して

          歴史は繰り返される【都道府県シリーズ第2周:宮崎県 宮崎市編no.1-5】

          【コーヒーはお好きですか?】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年6月30日号

          宮城県で「クマ出没警報」が発令されました。 仙台市でも毎年、住宅地で熊が出没しているので驚きませんでした。 普段、私たち人間は道路に沿って行動することが多いので気づきにくいですが、川や山、森林はそれぞれ独立しているように見えて、例えば道路下の排水路等でつながっていたりします。 これから「緩衝地帯」をどう維持するか? 野生動物問題だけでなく、土砂災害などの防災面でも重要な課題です。 能登半島地震では、過疎化が進んだ土地へのインフラ復旧の是非が議論されていたりしますが、近視眼的だ

          【コーヒーはお好きですか?】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年6月30日号

          長篠城の根本問題:長篠城の地形と地質part2【お城と地形&地質 其の六-2】

          「お城」を地形・地質的観点から見ていくシリーズ。 長篠城は徳川と武田の間で激しい争奪戦が繰り広げられた城です。 「天然の要害」と言われ、南と東は河川沿いの崖に守られています。 その落差は約30m! 前回記事はコチラ👇 しかし、そんな長篠城にも弱点がありました。 長篠城の攻略法は?「天然の要害」と呼ばれる長篠城。 南は豊川(とよがわ)、東は宇連川(うれがわ)に守られ、しかも立地している段丘平坦面は山地と川に区切られ、外部からの進入路は限られます。 一見、攻めにくそうに見

          長篠城の根本問題:長篠城の地形と地質part2【お城と地形&地質 其の六-2】

          破局噴火と栄枯盛衰【都道府県シリーズ第2周:宮崎県 宮崎市編no.1-4】

          宮崎県宮崎市の南西部は、広い台地が発達した特徴的な地形を示しています。かつて独立した1つの町であった田野地域には、多くの人々が住み、稲作や畑作を営んでいます。 洪水に遭いにくく広く平坦な台地はとても住みやすく、古くから人々が暮らしていたようです。 前回記事はコチラ👇 旧石器時代人、縄文人、そして現代人と人々が住み続けるこの台地は、どのようにして形成されたのでしょうか? 台地の成因は?田野地域の台地はどのようにして出来たのでしょうか? 地質図を見てみましょう。 多くの地質

          破局噴火と栄枯盛衰【都道府県シリーズ第2周:宮崎県 宮崎市編no.1-4】

          【カタクレーサイトって何だ?】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年6月23日号

          毎週、この場で「今週から梅雨入りかな?」と言いつつ、気持ちの良い晴天が続いていましたが、とうとう来ました。 仙台市は今日から梅雨入りです。 朝からジトジトと雨が降り続いております。 どうか、3~4日に1度でよいので太陽さん、顔を出してください。 地質豆知識:カタクレーサイトとは?そもそもこの「日曜地質学」は、スペースの関係上、記事本編では取り上げにくい地質のアレコレを紹介したく、始めました。 しかし体調不良もあって記事執筆が進まない中、なかなかネタが生まれず困っていました。

          【カタクレーサイトって何だ?】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年6月23日号

          長篠城が"天然の要害"である理由:長篠城の地形と地質part1【お城と地形&地質 其の六-1】

          戦国時代の「城」は、様々な理由でそこに建っています。 その地域を治めるために立地が良いとか、政治的な意味もあるでしょう。 そして何より他大名との戦での「守りやすさ」も重要です。 そのような「お城」を地形・地質的観点から見ていくシリーズ。 今回は長篠城です! なお「長篠の戦い」については以下記事をどうぞ👇 長篠城とは?長篠城(ながしのじょう)は1508年に菅沼氏によって建築された城で、三河国(現在の愛知県中~東部)の東端の地域に位置しています。 当初は今川氏に属していました

          長篠城が"天然の要害"である理由:長篠城の地形と地質part1【お城と地形&地質 其の六-1】