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オーバーツーリズムに悩む地域も!今夏の旅先はどう選ぶ?🤔【全文無料】

日本を始めとする東アジアでもとうとう新型コロナウイルス関係の規制が撤廃され、今年の夏は、数年ぶりに世界各国で観光客があふれるのでは?と言われています。

一方で、パンデミック前から日本でも京都などが例として挙げられてきた「オーバーツーリズム問題」。ヨーロッパ他の一部観光地でもかなり深刻化しています。つまり、観光客が集中しすぎて、自然・施設の破壊や公害を含め、現地の人たちの暮らしに悪影響が出ているんですよね…。

わたしも旅行ライター、またイチ旅行好きとしてこの状況には心を痛めており、意識して旅行先や旅行時期を選ぶようになりました。

この夏、「避けた方が良いかも?」という旅先と、一般的にオーバーツーリズムについて知っておくべきことをまとめておきます。

オーバーツーリズムに悩んでいる場所は?

日本では京都や富士山、沖縄などでオーバーツーリズムが問題となってきましたが、海外にもかなり深刻な状況に陥っているところが多数あります。以下は今現在、避けた方が良いとされている観光地です。

・アムステルダム(オランダ)
・ランサローテ島(スペイン)
・バリ島(インドネシア)
・ヴェネツィア(イタリア)
・バルセロナ(スペイン)
・ブータン
・サントリーニ島(ギリシャ)
・アマルフィ海岸(イタリア)
・マチュピチュ(ペルー)
・タイ
・コーンウォール(イギリス)

これらはあくまで一部なので、気になる旅先があれば「オーバーツーリズム+都市名」(できれば英語でも)で検索をしてみると良いでしょう😌

私たちにできること①:エリアを分散させる

すでにオーバーツーリズムを訴えている場所を含め、明らかに観光客が多い旅先を避けるというのが、もちろん具体的な対策のひとつ。

また、もしもオーバーツーリズムを起こしている場所をどうしても訪れたいなら、ずっと同じところに滞在するのではなく、周辺エリアや近隣国など、ステイ先を分散させることにも効果があります。たとえば、バリ島での滞在は数日にして、周辺のジャワ島などにも足をのばしてみるとか。

私たちにできること②:シーズンを分散させる

イタリアやスペイン、ギリシャ、沖縄などのビーチリゾート地がとくに混み合うのは、基本的に夏のオンシーズンです。京都ならお花見と紅葉の時期。まあ、現地の自然を満喫できる時期なので、仕方ないんですけど…💦

しかし、オーバーツーリズム問題への対策を考えるならば、そういったいちばん混み合うシーズンは避けるのがポイント。ピークから1か月ずらすだけでも、現地へのダメージは少なくなります。ちなみにお財布への負担も減りますので、時間にゆとりがある方は日程を変えてみるのも良いかもしれませんね。

私たちにできること③:旅先では行儀よく、そして気前よく!

先日聞いた話ですが、イタリア人のお友達がギリシャのリゾート地に旅行したとき、とあるバーに入ろうとしたらスタッフに止められたそう。「イギリス人は酔っぱらって暴れるけどお金は使ってくれる。だが、イタリア人は酔っぱらって暴れる上にお金も使わない」と、そのスタッフ(同じくイタリア人・笑)に言われたのだとか🤣

オーバーツーリズムでは、実は「マナーの悪さ」と「お金を使わないこと」も問題点として挙げられています。たしかにもしも自分の街に、「がやがやうるさく、何かと威張り散らし、ごみはポイ捨て、写真だけバシャバシャ撮るけど、たいしてお金は使わずに出ていく…」というツーリストがあふれかえったらどうでしょうか?かなり嫌ですよね。

日本人は(※一部アジア諸国での滞在を除き)マナーが悪いと言われることはほぼないものの、某リゾート地で働く方に「日本人は豪華リゾートに泊まっているのに、部屋でカップラーメンを食べ、ランドリーを使わずに手洗いで衣服を外干しして景観を損ねて困る」と言われたことがあります。おお、そういう人、いそう…。

じゃんじゃん豪遊するべきとは言いませんが、地域の飲食店やサービスを利用したり、お土産物を買ったりすることも、「マナーの良さ」に入るのかなと。まあ、ふつうにそうされている方がほとんどでしょうけど💓

まとめ:現地のことをもっと考える旅へ

国内でも海外でも、2023年はひさびさの旅行を楽しみたい!と考えている方は少なくないはず。しかし、その際に、旅先選びや過ごし方に、「現地の人の視線」を取り入れてみることをおすすめしたいと思います。自分の街に、いつどんな人が遊びに来てくれたら嬉しいか、どんな態度でいてくれたらありがたいか…。想像してみると良いかもしれません。

わたしもこの夏、ちょこちょこ出かけるつもりではありますが、ちょっとマイナーなエリアで考えています!そして、なるべくイイコちゃんで過ごしたいと思います🫡

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