見出し画像

日焼け止めは塗ると〇〇になる!

日差しが強くなり、日焼け止めが手放せない季節になりました。日本人女性であれば美肌=美白であり、日焼けすることは肌にダメージがかかりよくないと多くの方が認識されているにではないでしょうか。肌老化、光老化という言葉もよく耳にします。特に日本の女優さんは肌が白く、化粧品のコマーシャルでは美白が大きく商品の特徴として取り上げられます。

今回は日焼け止めを塗りつづけると将来どうなるのか、また日焼け止めの選び方も含めてお話していきます。今回も長くなりますので目次から気になったところだけ選んで読んでみてください。

この文章の音声配信をしています。ながら聞きしたい方はこちらから。

⭐️美白ブームが引き起こした事件!

化粧品業界では美白が過度に強調され、多くの化粧品会社がいかに肌を白く見せるか激しい競争を強いられれいます。そして、過度な競争の結果、肌が白くなりすぎて問題となったのが10年前(2013年)のカネボウ「白斑」事件。医薬部外品有効成分「ロドデノール」が配合された美白製品を使った方が肌がまだらに白くなる白斑症状が出て問題となりました。私はちょうど新入社員として最初の会社に所属していた年のこと。ドラッグストアに研修として出向くこともあり、お客様からカネボウの製品に関してよく聞かれたものでした。

⭐️日焼け止めの基礎知識

日焼け止め効果はSPF(Sun Protect Factor)とPA(Protective Grade of UVA)とよばれる数値で判断できます。

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3つがありますが、日焼けに関係するのはUV-AUV-Bのみ。

UV-Aは日差しを浴びたあと、肌をすぐに黒くする紫外線のことを言います。UV-Aは肌の奥の真皮にまで浸透するため、シワ、たるみなどの光老化につながります。肌が黒くなるのはメラニン色素が生成されるため。黒くすることで紫外線が皮膚の奥まで浸透してしまうことから守ろうとする皮膚の防衛反応なのです。PAはこのUV-Aに対する防止効果示すもの。+が高ければ、UV-Aに対する効果が高いのです。

UV-Bは肌に炎症起こさせる紫外線のこと。UV-Aよりも皮膚の奥には到達せず、皮膚の浅い部分で炎症を起こさせます。これがシミ、ソバカスの原因になります。肌がヒリヒリ、やけどのような状態になっている時はUV-Bの影響によるもで、SPFUV-Bに対する効果を示すもの。これも数値が大きいほどUV-Bの日焼け防止力が高まります。

⭐️日焼け止めは〇〇を引き起こす!


現在は日焼け止め以外にもファンデーション、リップクリームなど多くの化粧品にSPF、PAの数値が記載されているのではないでしょうか。むしろSPF、PAが記載されていないものを見つけるのに苦労するぐらいです。日焼け止めですが、日焼けを防ぐことで美しい肌にしてくれるかもしれませんが、実際は肌を老化させ、精神を不安定にさせ、骨粗鬆症を導くとしたら、あなたは使い続けたいと思いますか。

現在はベビー用の日焼け止めも多く販売されています。私も以前は小さい子供にも使えるなら、肌に優しいのだろうと思い(こんで)、毎日のように塗って出社していました。毎日塗っていたのは、会社の研修で日焼け止めはできれば1年中塗ったほうが肌が白く美しいままでいられるからと教わったから。女性美容雑誌にも、春から夏にかけては、去年と比較して日焼け止めのこの成分が変わりました、今年はこんなにすごくなりましたなど、多くの雑誌で特集として取り上げられています。

ここ数年の話題となった日焼け止めは、多くに人が1年中スマホを使うのでブルーライトに対応した日焼け止め。化粧品会社はさまざまな商品開発をするんだなと驚かされたものです。

⭐️なんとなくで日焼け止めを選ぶと危険!

私が日焼け止めとして選んでいた基準は、SPF、PAの値はそこまで大きくなくて、子供でも使えるもの、かつCMで報道されているメーカーのものにしていました。

SPF PAの数値が低いものにしたのは、あまりに数値が高いものは成分が強くて肌が荒れそうな気がしたから。子供が使えるものであれば肌に優しい気がしたから。有名メーカーであれば多くの人が使って安心な気がしたから

全部「〜気がしたから」と具体的な理由までは説明できません。言い訳になりますが、だって裏の成分をみても、たくさん書かれていてよくわかんないし、商品がありすぎて、選ぶのが面倒だったから😅苦笑 きっと私みたいな人は多くいるんじゃないでしょうか。

⭐️子供に日焼け止めは必要?

小児科の近くの薬局に勤めた時期もあり、小さい子供にも安心して使える日焼け止めの紹介を化粧品会社の説明会で聞いたこともあります。その時にふと思ったことは、小さいうちから日焼け止めって私してたのかな?小さいうちから日焼け止め塗る必要ある?と。

⭐️若い人でも〇〇が増えている!

日焼けした際に、シワ、たるみ、シミ、ソバカスの原因になるといいましたが、日にあたる時間が短いと、骨粗鬆症、骨折、うつ病、風邪などの疾患になりやすくなります。そして日焼け止めの成分による肌荒れ、老化に繋がることを多くの人は知らないのです。

現在は若い人の間でも骨粗鬆症が増えています。私も高校生ぐらいの時から肌が白いことが美しいことであり、そのために夏場以外にも日焼け止めを塗ることは必須であると考えていました。したがって入社してからの骨密度の測定では正常値内であるものの、平均以下であり、ギリギリ平均値にかかる数値でした。この数値は生まれつきのものであって骨密度が低いのはどうしようもないことと思っていました。しかし、この1年かけて日焼け止めを塗る頻度を減らし、なるべく日に当たる時間を長くするよう心がけました、そして先日、精密検査で通常の人よりも骨密度が高い状態であることが判明しました。このことは自分でもびっくりしています。

子供や若者は外で遊ぶことが少なくなりました。そして小さい頃からの日焼け止め対策が若い人たちの骨粗鬆症の増加の引き金の可能性になっている場合が高いのです。

⭐️ビタミンDの驚きの効果!


日光にあたると骨密度が高くなる理由としては、日光が肌にあたることでビタミンDが合成されます。このビタミンDですが、免疫機能も高めてくれます。

コロナが流行しだした2年前、ビタミンD製剤の処方が増加しました。そしてビタミンD製剤が供給不足になりました。

処方された患者さんにはご年配の女性の方が多いのですが、中高年の男性に処方されることも。なぜ?と思って聞いてみると、コロナに効果があると聞いたから先生にお願いして出してもらったと😅

おそらくビタミンDが免疫力を高めてコロナに有効であるという情報をどこかで仕入れたのでしょう。多くの方に骨粗鬆症治療目的ではなく免疫力アップ目的のために処方されます。しかし、ビタミンの薬であるからといって副作用がないわけではありません。ビタミンDは脂溶性のビタミンであり、体外に排出されにくいのです。したがって、ビタミンD過剰摂取により、食欲不振、体重減少、不整脈、心臓や血管に影響を及ぼす場合もあるのです。

⭐️マスクをして〇〇病になる!


日の光を浴びることでセロトニンと呼ばれる幸せホルモンが放出されます。それは肌のきめの細やかさや、美しさに影響するだけでなく、精神的にも明るくさせてくれる作用があるのです。日照時間が短い冬の方がうつ病になる人が多くなるデータもあります。これは日の光を浴びる時間が短いため、セロトニンの量が減り、うつ病になりやすいと言われています。

2年半前のコロナの時を思い出してみましょう。自宅からの外出を制限され、外出してもマスクは必須。マスクで顔の半分は日光にあたることがないため、合成されるビタミンDもセロトニンの合成も減ります。

ビタミンDによって合成された骨は、運動したり、刺激を与えることで強化されます。

⭐️〇〇は日焼け止めを塗らなければアップする!


テレビで大きく取り上げられた「かかと落とし運動」が骨粗鬆症に効果的であるというのは、骨に刺激を与えることで骨を強くする作用があるからなのです。

さて、コロナ禍でどれだけの人が運動を継続できたでしょうか。

ちなみに免疫力を強化したくてビタミンDを処方してもらっていた患者さんですが、その後コロナに感染します。精神的に落ち込みやすかったのでしょうか、のちに睡眠薬も処方されますが、薬を飲むことで体調が改善している様子はほとんどありませんでした。

私が日焼け止めを塗らなくなったのは最近のこと。以前の職場は小さな小窓がある、調剤薬局。半分地下にあるような場所だったため、日の光はほとんど届きません。そのような環境にもかかわらず、通勤の際の日焼けがよくないと思い込み、毎日のように日焼け止めを塗って出社していました。昼休みも会社内にいることが多かったのですが、ストレス対策としてなるべく外に出るようにしました。そして、旅先では日の光を積極的に浴びるようにしたのです。すると、頭の中がスッキリし、気分が落ち込まなくなります。日焼けはしますが、以前よりも肌状態がよくなっていることに気付きます。

ダンスでは飛び跳ねたり、高く飛んだりする動きがあるのですが、いつも自分だけ低く、もっと高く飛べるようになることが長年の課題でした。日の光を浴びることによって、骨が強化されたからでしょか。以前よりもより高く飛べるようになりました。

骨粗鬆症でビタミンD製剤を飲むよりも、日の光を浴びることこそが副作用のない、最大の健康法だったりするのです。

⭐️日焼け止めの選び方

日焼け止めの成分の話に戻りましょう。みなさんは日焼け止めはどのような基準で選んでいますか。クリーム?ジェル?お湯で落とせるもの?SPF PAが高いもの?保湿成分が含まれているもの?紫外線吸収剤不使用のもの?紫外線散乱剤使っているもの?〇〇の成分が含まれていないもの?

今回は日焼け止めの成分に関して焦点をあてて、選ぶべき成分避けるべき成分その理由について説明していきます。

⭐️紫外線〇〇剤のものを選ぼう!

多くの日焼け止めに紫外線吸収剤が含まれています。紫外線吸収剤はケミカルと呼ばれることもあり、多くの安価な日焼け止めに含まれています。透明性が高く、白浮きせず、塗り心地がいい、伸びがいい、汗で崩れにくいといったメリットがあります。ジェルタイプで伸びがいいものはこの紫外線吸収剤がほぼ入っています。化学物質であることから皮膚への刺激が強いと言われています。

一方で紫外線散乱剤はノンケミカルとも呼ばれます。酸化チタン酸化亜鉛がその成分となります。紫外線吸収剤は長いカタカナの文字が多いのですが、散乱剤酸化とついたもの。裏の成分表記で迷った時はこの成分が含まれているか確認してみましょう。肌の上で紫外線を跳ね返す(散乱)する成分なので肌に負担が少ないものになります。

⭐️この3つの成分だけは避けよう!

ここから避けるべき成分について記載していこうと思います。カタカナ文字で覚えづらいですが最低この3つだけ避けてもらえれば将来、がん不妊症に悩むリスクが減ります。

❌オキシベンゾン

❌メトキシケイヒ酸エチルヘキシル

❌t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(アポベンゾン)

上記の3つは全て紫外線吸収剤であり、これらの成分はWHOで成長や免疫機能に影響を与える内分泌撹乱物資(女性ホルモン)の懸念がある成分として定義されています。サンゴへの影響も懸念されており、ハワイ州では販売が禁止、パラオやタイ国立公園ではレジャー用途での使用が禁止されています。

しかし、日本では厚生労働省がにより化粧品使用可能な紫外線吸収剤として許可されています。

妊娠中にこの成分を使用すると、胎盤を通過して胎児に悪影響を与えたり、先天性疾患の原因になるともいわれています。また男性の不妊症を発症する原因としても疑われています。アレルギーを発症する原因でもあると言われており、皮膚疾患の原因になるとも言われています。特に子供は大人よりもこの成分の吸収が多いため避けたい成分になります。

という訳で今回のタイトル「日焼け止めは塗ると〇〇になる!」の〇〇に入るのは、骨粗鬆症、うつ病、不妊症、癌、アレルギーとなります。

⭐️日焼け止め対策には〇〇しよう!

もちろん長時間、日の光にあたると痛みや火傷を伴いますので、その場合は上記の成分を考慮した日焼け止めを選んでみてください。

日常生活で過度に日焼け止めを塗ることは将来、発癌不妊症のリスクにもつながります。したがって、日頃から過度に日差しを意識しすぎないようにしてみてください。

日差しが強い時には、帽子、日傘、サンバイザー、薄手の上着を使うなどの対策で十分になります。そして現時点でマスクをしている人はマスクを外すようにしてください。マスクを外すだけでも、肌に日光が当たる面積が広くなり、将来、骨粗鬆症になるリスクも減ります。

⭐️〇〇も気にしてみよう!

今年は日焼け止めを塗る頻度を減らそうと思った方。日焼け止め対策グッズで今年は乗り切ろうと思っていただけたら何よりです😊日焼け止め対策グッズの素材についても気になってきた方いるのではないでしょうか。

現在多くのファッションは化学繊維である、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アクリルを含む製品が多くを占めています。一方で天然繊維である、綿、麻、絹などを含んだ製品はあまりみかけなくなりました。

化学繊維は加工がしやすく、形状記憶、伸び縮みしやすい、安価といったメリットがありますが、静電気を帯電しやすく、肌が弱い人には、肌荒れの原因になったりします。発熱、保温効果のあるヒートテックで肌荒れして、皮膚科に受診する人が増えたと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

私は先天性のアトピー性皮膚炎。幼少期はかなり状態が酷く、肌着にはかなり気をつけていました。20代になってからは、肌着はそこまで気にしなくても過ごせるようになりました。

しかし、素材に関して気にするようになったのは、冬によく着ていた化学繊維のヒートテック、フリースとの組み合わせの時と、天然繊維である、ウール、カシミヤ、コットンの組み合わせで過ごしていた時と比較して、天然繊維で過ごしていた時の方が明らかに体調がよいことに気付いてから。

冬場は特に静電気が帯電しやすい時期。そして、今や世界中の人が手放さずに毎日使用しているスマートフォンから電磁波が大きく放出されているため、化学繊維は大きく電磁波を吸収し、私たちの体に見えないところに悪影響を与えているのです。

次回は見た目では気づきにくい、洋服の素材が私たちに与える影響についてお話ししたいと思います。次回は、「肌着、服は〇〇のものを選ぼう!」です。

instagramのストーリーで日々の食材選びのヒントや生活のヒントを記載しています!
見逃してしまった場合はハイライトのTrivia(豆知識)から見ることができます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?