感覚と言葉の不思議、作品制作にあたってのネタ帳からの抜粋短編集
椅子に腰掛けるとギシギシと音がなった。
右から光が入る、外は曇り、青白い光だ。
古い家のすりガラス、木の枠、外に突き出した部分には雨除けが延びていた。
黄緑とターコイズブルーのストライプ、色褪せている。
室内に目線を移す、梁の剥き出しの天井が目に入った。
ここの屋根は本当にかっこいい。
赤茶色の木の所々に、「二等」「三寸」「長六尺」など書かれている、スタンプか?
オレンジの剥き出しの蛍光灯に照らされて優しく光る木。
カフェオレは飲んでも飲んでも、表面の葉っぱの絵はそのまま残っ