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ベルリンで出会った26歳年下のマブダチ先生

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2019年ベルリンのX'masパーティで出会った3歳の子供は、話かけても物陰に隠れ言葉少なく1人でレゴで遊んでいた。次第に背が伸び、いくつもの国の言葉を喋り、最近では私の心配まで…
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プレゼントを通して自己を知る

街中で買い物をして家に帰る途中、同じ方面に住んでいる友人が周辺で仕事を終えたというので合流してのんびり喋りながら帰った、黄色いトラムに乗り込みWarshauer(ヴァルシャウアー)駅に着いたら黄色い電車に乗る。 ベルリン市交通局が走らせている市内のトラム、電車、バスは黄色と黒がメインカラー。ケルンは白赤、フランクフルトは水色など都市によって違うのも面白い。 トラムに乗り席に座る。この友人は度々登場する私のマブダチ(5歳児)のお母さんでもある。 先月に迎えた私の誕生日プレ

ベルリンから1時間半、裸足公園冒険記 廃墟つき

今回は友達親子とベルリン郊外にある裸足の公園に行き、魂が震えるほど楽しんできたのでまとめてみたいと思う。初めて海外在住者らしい記事になりそう。 ​ 1 ベルリン中央駅から快速電車で向かうここ2〜3週間でドイツの規制緩和が緩んだこともあり、友達親子に「Barfußpark」(バルフースパーク)=裸足公園に誘われた。 特に下調べもせず弁当と着替えを詰めたリュックを背負いベルリン中央駅に11時に集合した。 ベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhofベルリンハウプ

友達(5歳)と過ごす半日

先日友人の子供と2人で半日過ごした。何回かnoteに書いた雪の日に一緒に遊んだりスペイン式餃子(エンパナーダ)を作って食べたりする、私と同じ髪型の5歳の友人。 https://note.com/yurika_saito/n/n6bdf85a3ce24 この子が3歳の時に初めて会ったが会う度に大きくなったと実感する、特によく喋るようになった。母と日本語、父とスペイン語、保育園の友達とドイツ語と三カ国語と共にめきめき成長している。学校に通うようになれば英語もペラペラになるだろ

人生初のクリームパンでのカンパイ

子供の発想はいつも無限大で面白いなあと思う。定期的に会う4歳の友達(髪型がずっと一緒)がいるが、この日はクリームパンを作ったというので、買い物ついでにお邪魔して来た。 腹を空かせて家に上がったら遅めのランチも一緒に食べさせてもらう事になった。料理人の友達(大きい方)の作る料理はいつも美味しくて、遊びに行く度に野良猫の如くここぞとばかりに美味しいご飯をがっつかせてもらう。 小さい方の友達とテーブルセットをして、皿一杯に盛られた挽肉たっぷりのミートソースパスタを食べる。太めで

プッシャーの はびこるエリアで かくれんぼ

雪で遊びたい!という思いが届いたのか友達親子と午後から遊ぼうと連絡が来た。 歩いて10分の場所にある駅のアジアン売店で待ち合わせとなったが、アジアン売店がどこかよく分からなかったのでとりあえず早めに家を出た。ケータイのチャージをしていないので外でネットが使えなくwi-fiもない。連絡も取れないが行けばなんとかなると思い、駅周辺で15分くらい迷った。自分はいつもこうやって待ち合わせに遅刻する。 ピンクのピクミンが中華系売店の前に立っていたのを見つけて無事合流した。鮮やかなピ

エンパナーダとシロナガスクジラ

22 Jan 2021 マーケットで買い物をした後そのまま歩いて友達の家へ向かう。明日から公共の場で指定される医療用マスクを既につけている人が目立った。お使いを頼まれていた卵とお土産のぶどうとチョコレートを片手にぶら下げて、ベルを鳴らし扉を開けて階段を5階分登る。 ドイツの集合住宅には部屋番号がなく階段をぐるっと登るたび二つのドアが現れる。どれも全く同じ見た目で、自分の家のドアでさえ時々見過ごして登りすぎたり、一階下の部屋に鍵を刺そうとしてしまい、小指の先ほどの小さいネーム