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ニュージーランドでフリーランスで働く

今日やっと、のばしのばしにしていた確定申告をやっつけました。
ニュージーランドの確定申告は、前年4月~今年3月までの1年間の所得を、7月上旬の締め切りまでに、IRD(Inland Revenue)のウェブサイトの自分のアカウントにログインしてオンラインで申告する形です。

ニュージーランドで仕事をして20年以上になります。
うち7年間はサロン勤めも経験しましたが、常にフリーランス(自営)として仕事をして、その収入を自分で確定申告してきました。

私の職歴はちょっと変わっていて、現職はエステティシャン(NZではビューティセラピスト)ですが、前職はベリーダンサー(兼講師)でした。
自分のダンススクールを運営していたこともありますし、エステティシャンに転職するまで11年間、ダンス講師として働きました。

一人で自営(Self employed)で働くフリーランスは、こちらではソロ・トレーダー(Solo trader)と呼ばれます。
会社を興して登記するということをせずに、一人で働いていて人を雇わないなら、いつでも自営の看板が上げられます。
その際税金の申告は自分でするか、複雑であれば税理士さんに委託する形になります。

会社という形をとれば、雇用者への法的責任がありますが、自分一人で働くのなら、ずっとシンプルで気楽なものです。ただ損失を出した場合は自分の財産から支払いをしてでも、負債を支払う個人的責任があります。
なので大きな資金や借入が必要な場合や、人を雇う場合は、会社組織にして登記するのが正解だと思います。

職業上、ダンス講師や自宅でサロンを運営するビューティーセラピストやマッサージセラピストなどは、自分の身一つ・腕一つで稼ぐので、開業するのに大きな資本は必要ありません。

ただ病気やケガで長く働けなくなると、収入がゼロになってしまいますし、お客さんも他に流れて閉業するということになってしまいます。

私は47歳の時美容学校に行って、48歳で終活をし、商業サロンに就職しました。
サロンに就職したあとも、自宅で日本人のみ相手に個人のサロンを続けることを許可してもらっていました。
というのは美容学生の時から、日本人の施術モデルさんに施術(練習)をしていたので、その流れで自宅では幾人かの日本人の顧客を持っていました。
勤め先からは、英語で集客活動をしたり、勤め先のお客を引き抜いたりしないという条件で、自宅で日本人相手のサロンを継続できたのです。

それから商業サロンに7年間勤めて、色々思うことあって勤めをやめ、この3年間は自宅のみでサロン運営をしています。

現在は近い将来リタイアすることも見越して、積極的な集客活動はしていません。
仕事は好きだしお客様に会うのも楽しいですが、人も人生もすべては常に変わっていくものだと思っています。
美容業界に足を踏み入れて10年、今また、自分の人生の次のステージを見据えて、変化する時期に来ています。

体が健康で好きなことができる健康寿命は、私の場合はあと10~15年くらいと思われます。
早死にした両親の寿命(58歳と60歳でした)を考えると、仕事とかお金よりも、自分が残りの人生でやりたいことで、体力気力が必要なものを優先的にどんどんやっていくことが大切だと感じます。
人生の残り時間は、自分が思っているより、ずっとずっと少ないかもしれまいからです。

今後もしばらくはフリーで自由に働きながら、かつエステの仕事をずっと続けるということにこだわらず、柔軟に将来について考えていきたいと思います。






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