電力に触れよう!電気資材と電気工具で作るアクセサリー
電気工事士実技試験で使う電気資材、電線、電気工具を用いたアクセサリー制作をしています。電気資材を手に取って、電力安定供給に思いを馳せる活動を続けていく中で、体験型スマートホームでのイベントを通じて、ユーティリティと生活がシームレスに交差する少し先の未来を提案するプロジェクトにお声掛け頂きました。ワークショップの講師としての活動は初めてですが、電力供給を身近に感じ、電力システム改革や科学技術そのものに関心を持つ方が増えることを願っています。
ワークショップするんですか?
今回は、電気を身近に感じるための糸口、そしてアップサイクルの観点でお声掛け頂きました。電気工事士実技試験の最年少合格者は小学校3年生であることを踏まえて小学生を連れた世帯へのお声かけをしていますが、高校生・大学生、全く別のキャリアを積んできた社会人の方が、生活を支える電気の存在を面白く感じて頂ける内容にしたいきます。職業選択を控える方には明日からできる具体的な活動についてお伝えし、技術士という資格にも触れてみたいと思います。
10月にも同じプロジェクトでイベントの企画依頼を受けておりますが、その際にはスマートホームを題材にしたビジネスアイデアソンを開催したいと考えています。その他にも、アーク放電等の視覚に訴える電気の性質をアート作品化し、電気の保護・制御技術を感じることができる活動を始めていきます。手に取ることができるものから科学技術の美しさを伝えるアナログ・サイエンス・アーティストとして活動し、リカレントやSTEAM教育の充実を訴えたいです。
ワークショップ概要
タイトル
電線と工具でアクセサリーを作ろう
(電気資材アクセサリー制作ワークショップ)
概要
電気工事士実技試験で使う資材・電線・工具を用いたアクセサリーの制作
電気資材や工具に関連する電気の仕組みの理解
目的
手に取ることができる電気資材を通じて、目に見えない電気の世界に触れる┗電気資材や工具に触れる
┗電力安定供給の仕組みに触れる
提供者
電設資材アクセの白金電設 林 由佳
活動背景
電力安定供給へのリスペクトを示す作品を通じて、電力業界や電気電子工学分野以外の業界・分野における(将来の)専門家が電力業界や電気電子工学分野に流入し、電力システム改革を主体的に考えるきっかけを作りたい。
日程
2022年8月27日(土)、28日(日)
①10:00~11:00、②13:00~14:00、③14:30~15:30、④16:00~17:00
場所
くまもとルーフルーフ イベント会場/熊本県菊池郡菊陽町沖野1丁目
カリキュラム
【基本編】30分
1.電気はどうやって届くの?(電力供給と電気工事)
2.やってみよう!くるりんぱ(輪作りレッスン)
3.明日からできること 街中の電力(送配電ネットワーク)
【背伸び編】30分
1.電気の性格を知って、仲良くなろう(同時同量、電気の品質、慣性力)
2.やってみよう!圧着で力試し(リングスリーブ圧着)
3.明日からできること 電気の仕事へ(ラズパイdataviz、電工試験、技術士)
どういうことができるの?
電気資材と電気工具で、世界に一つのアクセサリーを作ろう!実際の電線や工具に触れて、目に見えない電気の世界に触れてみよう。電気工事士実技試験の実技対策で余ってしまうことの多い電気資材を利用してアクセサリーをつくる、アップサイクルを意識したクラフトイベントです。
実際に電気を取り扱う際に必要な技術として『輪作り』をお伝えします。ペンチで電線を曲げて輪が作れるようになったら、キーホルダーやネックレスにして、電線を身に付けてみましょう。もう少し背伸びして、束ねた電線の圧着にも挑戦できます。なかなか握力の必要な作業ですが、力試しになるかもしれません。電線はホームセンターでも手に入るので、おうちに帰ってから、学んだ技術で他の作品にも挑戦してみましょう。
ワークショップでは、目の前にある電線や工具がどのようにして家に電気を届けているのかお話しします。背伸び編では、大きな鉄塔の役割や太陽光パネルが作る電気の性質について、考えてみましょう。電気や電力ネットワークの技術に関心を持ったら、明日からできる活動について具体的にお伝えするので、是非やってみましょう。ワークショップの後には、普段の生活の中にある電気をより身近に感じられるようになるでしょう。
なかま、募集
これからの活動は、「電力供給」「自然科学」「アート」「教育」がキーワードになると考えています。志を同じくする仲間を募集します。
電気科や情報工学科で高校生、高専生、大学生を教えている方に、実際の講義内容についてチェックいただきたいです。自然科学のうち、電気やネットワークの面白さを知っている方とお話ししたいです。
私は電気工事士の試験は一種も二種も取得していますが、実務経験がありません。現場では輪作りなどはしないと思うので、実際の現場のことを知りたいです。電験は持っていませんが、配電系のMETIの審議会資料を酒の肴にできる方とお話しできれば嬉しいです。
化学系の方に多いように思いますが、ご自身の研究内容をアート作品にされている研究者の方や研究機関にお勤めの方を見かけるようになりました。アクセサリーでも写真でも良いので、ご自身の専門をアートにされている自然科学系の研究者の方とお会いしたいです。
ご連絡お待ちしております。
少しでも共有できる思いがあったのであれば嬉しいです。 電気を届けるしごとに思いをはせる「白金プラチナ電設」もご贔屓に。