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在外生活

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記事一覧

ルワンダの彼から教わった事

ルワンダの彼から教わった事

私は朝は早い方だが、それでも休日には6時過ぎ位までベッドでうだうだしていることもある。

そんな寒い冬の朝、突然携帯が。

ちなみに、仕事以外では私は携帯もLineもメッセンジャーもすべてテキストでお願いしていて、かけてくるのは、友人達との待ち合わせの際と家族、それも私の実家側と子パパは電話嫌いなのでちび子のみ。

そして今朝の犯人(?)も勿論ちび子。

「どうしたの?」

「うううん。なにもない

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一橋大学院福富先生の講義を通して我が家族の20年を考えた日

一橋大学院福富先生の講義を通して我が家族の20年を考えた日

世田谷市民大学の土曜講座に通っていました。一般向けですが、平均年齢70歳以上だったのではないでしょうか。久しぶりに「若者」気分を味わえました。

もっとも教室の中で一番若かったのは間違いなく講師の
#福富満久  先生(一橋大)だったと思いますが。

子育てと重複してしまったことから修士号取得を断念したのですが、私の専門は平和学、20年前に新鋭の研究者とか話題の論文とか言われていたものが、古典扱いで

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宗教に支えられた生活について

宗教に支えられた生活について

今年は4月1日からラマダンですね。

この期間は日中の断食というよりも欲望を抑え行いに気を付けて徳を積む時、と教わりました。

そう教えてくれた人(注、家族)自身の行為についてはいろいろ言いたい事もあるが、

それでも小銭を寄付したり、近所の母子家庭に食糧を届けたり・・と、所謂社会的弱者にはいろいろ配慮をしていたっけ。(私にももっと配慮してくれてもいいと思うんだがそこは軽やかにスルーされました)

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【国際協力機構・日本の団体に関連したアフガニスタン人の国外退避にかかる外務省への要請】
ーよかったら目を通してくださいねー

【国際協力機構・日本の団体に関連したアフガニスタン人の国外退避にかかる外務省への要請】 ーよかったら目を通してくださいねー

元同僚より戴きました。

2003年「国民選挙の為の住民登録プロジェクト」に参加、中央高地区(バミヤンのあるところ)の初代ロジスティック担当官として半年弱滞在して、現地の方々に本当にお世話になった事を思い出して書いています。

ここに書かれているのはUNAMA関係者で、今回の署名趣旨の日本の支援関係者ではないのですがどんな人たちがどの様な気持ちでかつて開発援助に関わったかという事が少しでも伝われれ

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【思い出話】コンゴ民で雌鶏と猫闘する

数年前の話だけれども、我がパートナーの任地、コンゴ民主主義共和国北キブ州のゴマに2週間程滞在した事がありました。というのはいいが、実はわがパートナーは非常にモテるタイプ。女性にっていうよりも、小さな子供や動物が常に近寄ってくるんです。

そこで、生まれて初めて雌鶏と猫闘を経験。その戦闘記をここに残しておきます。

(2013年6月13日)

子パパのペットの雌鶏”Ma Poule"(ってそのまんま

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親の身勝手な思い出はオペラと共にウイーンへ

親の身勝手な思い出はオペラと共にウイーンへ

 こういうケーキってまず普段は買いませんよね。我が家はお誕生日だって手作りか、さもなければより栄養のありそうなフルーツたっぷりの千疋屋の物などを買ってしまうのですが、今日は自由ヶ丘のダロワイヨでこちらを購入。

 なんでかというと、今朝出かけにちび子がとても落ち込んでいたんです。この人はちゃんと自分の気持ちを伝えてくるので判り易くていいんだが、その理由までは話してくれない限りは聞かないようにしてい

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春のご飯会と2020年の作品三点・・・『邦人奪還』伊藤祐靖       『死者の声を運ぶ小舟』小川洋子  『この禍を記憶する人であれ』閻連科

 在外勤務しかも途上国赴任経験が20年ともなると、いやでも鍛えられるのが自宅パーティー術。JICA時代はその国の邦人数にもよるけれども、大体出張者が来れば一度は必ずお招きして自宅で和食もどきを提供していたっけ。  

 その前の国連ミッション時代にはそれこそ家を建てる現場監督から始まる様な土地に赴任(といってもアフガニスタンのバミヤン、風光明媚ないい場所でしたが)していたので、粉と玉子とチーズとト

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