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夢洲IR差し止め訴訟第10回口頭弁論
2024年7月26日 午前11時より、大阪地方裁判所大法廷で夢洲IR差し止め訴訟の第10回口頭弁論が開かれた。それに先立ち、原告側から第6準備書面と第7準備書面を提出し、大阪府・市とSPC(大阪IR株式会社)との事業用定期借地権設定契約の違法性を質した。このレポートは、原告である山田明氏による今回提出の準備書面についての要約である。
原告 山田 明
名古屋市立大学名誉教授
夢洲IR差し止め訴訟
どうなる?夢洲IR・カジノみんなで考える市民学習会 録画・音声・配布資料
大勢のご参加、ありがとうございました。2月3日に開催した学習会には、80人を超すご参加をいただき、盛況となりました。ありがとうございます。しかし、配布資料が足りなくなるなど、ご来場いただいた皆様には、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
ご案内しました通り、当日の録画、音声、配布資料を掲載いたします。
資料がなく、わかりにくかった方、また当日ご参加いただけなかった方、またまた、もう一度内容を
2023年9月28日契約の夢洲IR実施協定等の書面
情報公開請求していた2023年9月28日契約の夢洲IR実施協定等が2024年1月25日、開示されました。
2023年9月28日締結契約書は以下の通り
1実施協定
2事業用定期借地権設定契約
2-2事業用定期借地権設定契約
3立地協定(土地所有者等用)
4立地協定(立地市町村用)
どうなる?夢洲IR・カジノみんなで考える市民学習会
ついに事業者との契約書全文が情報開示大阪地裁で係争中の「夢洲IR差し止め訴訟」で、被告の大阪市から「実施協定書」「立地協定書」「事業用定期借地権設定契約書」などの重要文書の全文が開示されました。これらの契約書を読み込んだ論客が、それぞれの視点から分析。会場のみなさんとの意見交換で考察を深めます。
【登壇者】
山田明/名古屋市立大名誉教授(夢洲IR差し止め訴訟原告)
木下功/元大阪日日新聞記者
見えてきた夢洲IRカジノ
山田明
「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域整備関連協定」が9月28日に締結され、明日で1ヶ月が経過する。実施協定などが全面公開されないので、その骨子を何度も読んできたが分からないことも多い。正式に締結したのに、なぜ全面公開しないのか。
24日の夢洲懇談会の大阪市との「団体協議」に参加して、IR推進局などとの質疑を通じて、夢洲IRカジノの方向性が見えてきた。忘れないうちに、レポートに記録して
「住民訴訟」の主な論点
夢洲IR差し止め住民訴訟の提訴から1年余り経過するが、現段階の主な論点は次の2点ではないか。
山田 明
第1に、原告が情報公開請求して非公開とされた基本合意関係文書である。大阪地裁第2民事部は7月6日、22年4月26日付け「基本合意」と題する書面のうち別紙1から別紙5までを、裁判所に提示せよと決定した。この文書提出命令に対する大阪市の対応、裁判所が書面をどの範囲まで原告に開示するかが注目さ
住民訴訟「中間報告」以降の経過
一昨日(8月26日)レポートした昨年末「中間報告」以降の住民訴訟について、原告の立場から私なりに振り返っておきたい。
山田 明
2023年1月13日午後、大阪市役所市政記者室で会見を行い、多くの記者が参加して質問。とりわけ夢洲の軟弱地盤について関心が高かった。マスコミの皆さんへの情報提供が大切なことを痛感。15日に地盤工学が専門の芝浦工業大の稲積真哉教授とズームで懇談。質疑を通じて写真の「
夢洲IR差し止め住民訴訟「中間報告」
昨年(2022年)12月末の原告住民と弁護団による住民訴訟「中間報告」(一部割愛)です。
山田 明
合議不調という住民監査請求結果を踏まえて、私たち原告住民は2022年7月29日に大阪地裁に提訴しました。請求の趣旨は次の2点です。
大阪IR株式会社との間で、大阪市が土地所有者の責任として大阪IR株式会社による事業のために必要な土地改良事業費を負担する旨の合意を締結してはならない。
上記
夢洲IR差し止め訴訟は、「格安賃料」差し止め訴訟との併合へ
不動産鑑定談合疑惑から「カジノ格安賃料差止訴訟」へ
不動産鑑定談合疑惑から「カジノ格安賃料差止訴訟」へ
この7月3日に、夢洲IR事業用地の価格評価の鑑定にあたって、大阪市と鑑定業者間でやり取りされたメールがないとされていたデータが、担当部局のハードディスクに保存されていたという報道があった。
これは、夢洲のIR事業用地の定期借地権設定契約において、その賃貸価格が不当に安く設定され、その決定過程で