祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.50：金投資

「金投資」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立てください。

🌟金の供給は減少傾向にある

かつて南アフリカは世界最大の産金国だった。
しかし金埋蔵量は減少し、採掘条件が悪化。
さらにコストアップや鉱山ストなどで生産量を減らしている。
2007年以降、中国が産金国世界一になった。

🌟金の需要は増加傾向にある

宝飾品の需要が約半数を占めており、投資用の需要はそれに続く。
特に中国やインドのような新興国では金の公的需要が顕著に増えている。
これは外貨準備高の分散のために中央銀行の金保有が積極的に行なわれているため。

🌟金投資には信用リスクはない

信用リスクは現物の裏付けがないと発生する。
たとえばペーパー資産（通貨・株式・債権・金ETFなど）。
実物資産（金や不動産）は無価値にはならないので信用リスクは発生しない。

🌟金のデメリットは利息や配当を生まないこと

金は所有するだけでは資産を大きく増やせない。
一方でペーパー資産は利息や配当を生んでくれるが信用リスクが発生する。
よって下記のように考えるといい。
攻めの資産：ペーパー資産
守りの資産：金
攻めの資産が目減りする状況では、守りの資産がカバーしてくれる。

🌟株式投資のメリット・デメリット

メリット：
値上がり益を得られる。
配当や株主優待を受けられる。

デメリット：
企業経営や国内外の様々な要因に影響される。
購入するにはある程度まとまった資金が必要。

🌟投資信託のメリット・デメリット

メリット：
少額で国内外の幅広い銘柄に投資できる。
株式・債券・不動産を取引できる。
プロに投資判断を任せられる。

デメリット：
手数料などの費用が別途かかる。
有望なファンドを選ぶために情報収集は欠かせないものになる。

🌟個人向け国債のメリット・デメリット

メリット：
預金のように利用できる。
低金利政策下では預金金利より高金利。
国の経済破綻がなければ元本割れの心配なし。
少額での投資が可能。
半年ごとに利子を受け取れる。

デメリット：
発行後１年経たないと中途換金ができない。
中途換金すると直前２回分の利子相当分の金額が引かれる。

🌟外貨預金のメリット・デメリット