起業1ヶ月で組織化へ(後編)
こんにちは、株式会社Challenge Fund(株式会社チャレンジファンド) 代表の根本です。2019年12月に会社を設立し、人事・採用・組織構築などの人事顧問サービスを提供しています。このnoteは事業の紹介や組織論、日々の雑記などを記しています。
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今日の会話。
僕「最近、利益へこんだんですよ」
知人「なんで?」
僕「メンバーを育てているからです」
知人「なんでそれでへこむんですか?」
メンバーはとても優秀です。しかし別の側面から見ると、まだまだ僕自身が商品みたいところがあって“根本雄輝だからお願いしたい“というお話も多いです。
「うちのように仕組化をすすめている途中の段階では、最初はどうしてもOJTでメンバーに教えていかないと、スキルの提供レベルだけでなく、目に見えない部分でうまくいかなかったりするんですよね。ということは今まで僕1人でご支援していた企業様に、僕とメンバーの2人で入ることになります。メンバーへの報酬も発生するので一時的に利益がへこむ時期がくるんですよ」
前回の「起業1ヶ月で組織化へ」の記事に関連します。
起業して間もないのに組織化した理由。それは自分1人でやることに限界を感じたから。
「根本さんだからお願いしたい」本当に有り難いです。有り難いんですけど結局1人の人力には限りがあります。時間は誰にでも等しく24時間です。僕の時間と労力に頼っているところから脱却しなきゃいけない。そんなこんなで、後輩を育てることにしたんです。
一人起業から事業拡大するには、時間も体力も限界がある。じゃあどうする?っていうときの一つの道として「根本さんだから」「あなただから」という個人に依存しているところから脱却しなければいけないのを痛感しています。
例えば、部下を育成するのもいいし、事業によっては業務委託にして貢献に見合った単価にする、どこかとコラボするなど、方法や手段はいろいろあります。
1人から始めて組織へ発展する。組織を作る段階の真っただ中だからこそ、進め方の難しさを実感しています。その手段のなかでもむずかしい壁の一つが「自分のやっていることを仕組化すること」というものです。まさに今そこに取り組んでいるので、いずれ他の人や事業に応用できると思っています。
最近はIT系スタートアップ企業を中心に、設立当初からシステム化されている会社も多いです。しかし、特にスモールビジネス、つまりは、職人として起業(※注)スタートした企業は、今僕が感じているこの組織化・組織拡大の難しさは結構抱えている問題かもしれませんね。事業を伸ばすために必要な組織拡大の難しさ。どの手段をとるのか、ひとつひとつの課題をどうクリアするのか。
僕は職人タイプだと思います。それは「自分で手を動かすことが大好きな人間」。人に任せず自分でやってしまう。起業家の資質である「目標を実現するための強い未来志向」よりも、もしかしたら、ときには目の前のことに全力で取り組むことに傾倒しすぎてるかもしれません。事業全体からみるとこのような職人気質が主導権を握るのはよくないんです。なぜかというと、現実のタスクを次々とこなすことを重視するあまり、将来のために今やるべき打ち手が遅れてしまい事業拡大にブレーキをかけかねないからです。
かといって現段階で現場から離れるつもりはしばらくないですが、僕らの事業成長が顧客に対しても今以上の価値提供につながるので、その状況下で自分のバランスの偏りを注視しながら、事業を伸ばすための課題に取り組んでいる真っ最中です。この解決が見えたときには、同じような状況の方やこれからその時期に入ろうとしている方のために伝播したいと心から思っています。
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さて直近、会社の要となるメンバーの顔合わせがあります。超重要人物の方々。僕はそれぞれとは個別のやり取りで進めてきたので、3人でやっとリアルに時間を共有できます。どちらもビジネス経験豊富な先輩方なので、バチバチの化学反応が起きるのが、今から見えていてとても楽しみです。また展開がありましたらnoteに書きたいと思います。
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