マガジンのカバー画像

ワタシを作る本

18
本を読んで考えたこと、やってみたことの記事をまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

#読書の秋2020

「寄り添う」ということについて考えた

「寄り添う」ということについて考えた

経験していない以上、絶対にその気持ちはわからない。
「寄り添う」ということの難しさを考えさせられました。

『旦那が突然死にました。』せせらぎさんの『旦那が突然死にました。』を読みました。

急性心不全である日突然旦那さんが亡くなってしまった。
その時、そしてその後のご自身の経験が、漫画をベースに描かれた作品です。
帯にも書かれている「当たり前は奇跡だ」という言葉の通り、
当たり前の「今日は何もな

もっとみる
楽しいお洗濯ライフ

楽しいお洗濯ライフ

絶賛お洗濯ブームです!

先日、ドラム式洗濯機に買い換えました。
実家のころも、結婚してからもずっと縦型洗濯機を使っていたので、ドラム式洗濯機を使うのは初めてです。ちゃんと使いこなせるようになるためにも、一度お洗濯についてちゃんと知りたいなと思い、こちらの本を読みました。

ナチュラルおせんたく大全結果、目から鱗の連続!

”衣類の汚れを落とすのは簡単なことではありません。繊維の奥深くに入り込んだ

もっとみる
10月の読書記録

10月の読書記録

今月読んだ本の記録です。
1冊ごとに記事を書けるようになれたら理想だなと思うのですがまだなかなかそこまでは行き着かず…。

先月までは、後に控える読みたい本を横目に、はい次!はい次!!と流れるように本を読んでいました。
けれど今月から、読んで考えたことをnoteを通してアウトプットするように。

まだまだnote自体初心者ですが、正直、読書記録のnoteはさらに難しい。内容の要約もどきと感想を羅列

もっとみる

グラグラでいいじゃない。|『おとなになるのび太たちへ』を読んで

 劣等感があったから、今の私がある。

自分より"ダメ"な相手の存在に安心し、無意識に下に見てしまう気持ち。おとなの世界にもこういうことはよくあって、それはしばしば"優越感"という言葉で表されます。対して、相手に対して自分が"できない"、"劣っている"と気にしてしまう気持ちの方は"劣等感"といいます。

『おとなになるのび太たちへ』を読みました。その中で、「ぼくよりダメなやつがきた」を選ばれた辻村

もっとみる
「一汁一菜でよい」ならば

「一汁一菜でよい」ならば

料理は嫌いじゃない。けれど、夕方が近づいてきて、ああ今晩は何を作ろうと考えていると、なんだがか料理がすごく面倒臭いことのように感じられてきてしまう。
そんな私の肩の力がふっと抜ける本に出会えました。

結婚してすぐの頃は、夫はひとり暮らしが長かったこともあって「一汁三菜!あともう一品!」と期待半分、冗談半分に言われることが何度かありました。そして私も最初こそ、主菜が照り焼きだから副菜は…などなど、

もっとみる
現場を見なきゃ|『メーター検針員テゲテゲ日記』読書録

現場を見なきゃ|『メーター検針員テゲテゲ日記』読書録

『メーター検針員テゲテゲ日記』を読みました。

こんな本帯にはこう書かれています。

「あと数年でなくなる仕事」
それでも現場の苦労や汗はなくならない。
検針員がえぐりだす労働と人生のリアル

検針員の仕事は、電気メーターを探し、その指示数をハンディに入力し、「お知らせ票」を印刷し、家主の郵便受けに投函すること。1件の単価は40円。著者の川島さんは、50歳からの10年間を電気メーター検針員として過

もっとみる