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個展プロセス

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2024年2月の個展の準備から制作、展示終了までのご報告です。
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胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。千秋楽。

胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。千秋楽。

個展が終了して、約2か月が過ぎました。

あなたの心に、ほのかに何かが残っていてくれれば、と祈るばかり。
写真の整理もほぼ終わり、ホームページも更新して
次への周回へと進みます。

ですが、そのまえに

少しだけ、言葉を添えてみたいと思いましたので
少しだけ、お付き合いくださいませ。

なにかが在る

物質の向こうに、何かが在ることを
感覚する

微かな振動
ひとつがすべてに影響を与える

透明に

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胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。個展なか日。

胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。個展なか日。

今日は、金曜日です。

2024/2/12(mon)〜2/17(sat)
12:00〜19:00 (last day17:00)

巷房→〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル3F+B1F

個展も数日間が過ぎてゆきました。

会期中、作品を観ていただき
話をし、そして見送る。
その繰りかえしの中から
あなたの中に作品を送り出すこと。

あらわれ、そして、消えてゆく、
かけがえの

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胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。個展初日。

胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。個展初日。

個展が始まりました。
2024/2/12(mon)〜2/17(sat)
12:00〜19:00 (last day17:00)

巷房→〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル3F+B1F

ネタバレ注意!ギャラリーに来られるご予定の方は、観ない方がよいかもしれませんが…
観に来られない、あなたに向けて
先出しの会期中の雰囲気をお伝えいたします。

作品紹介

万年筆と水彩えのぐ使

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胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。34年前の続きをつくる。

胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。34年前の続きをつくる。

個展が始まります。
2024/2/12(mon)〜2/17(sat)
12:00〜19:00 (last day17:00)

巷房→〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル3F+B1F

制作は選択の連続だ、
あやまちに気づいたら、
そこからやり直せばいい。

美術大学を卒業直後の1989年「心象力学の極地について考察するK氏」という作品展をひらきました。
当時を振りかえるとデカ

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個展の準備 #3 テーマを考えてみる

個展の準備 #3 テーマを考えてみる

具体的な作業に入り、テーマ(仮想タイトル)を考えることをしてみました。あとは、材料の調達やエアブラシのメンテナンスを行いました。

今までだと、テーマがボヤっとしたまま作業に入ってゆき、ある程度、完成が見えてきた段階でタイトルをつめてゆくパターンがほとんどでした。

しかし、ラフを描いていると展示するもの全てがひとつの物語の重要な一ページであるかのような立て付けにしたく(いままでもその側面があった

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個展の準備 #2 作業を開始

個展の準備 #2 作業を開始

今週から具体的な作業に入りました。

テーマはまだ、ぼやっとしたままですが、手を動かしながらテーマについても同時に考えてゆくというスタイルです。

①額の塗装
作品ができてから額の仕様などの展示方法を考えるというのが王道ですが、展示の全体を考えると額入りの小品は、最低2点ぐらいは必要になりそうなので作業をしました。

額は、額屋さんで買えばよいのですが、貧乏性とやりたがりの性格から今までも自作して

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個展の準備 #1 展示の全体像をつかむ

個展の準備 #1 展示の全体像をつかむ

今日からゴールデンウィークに入りお日柄もよく、みなウキウキと歩いているように感じられました、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

コチラは、そろそろ来年2月の個展に向けて
具体的な制作に入ってまいります。

今後10数年ぐらいを見据えてアトリエや余計なものは次々と手放し、終活にはまだ早いかもしれませんが、動きやすいように制作環境を整えてきました、狭いスペースで作業効率を上げる方法をいろいろと試し

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