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カフェは技術革新との関わりを諦めてはならない

こんにちは!山路です。

定期購読マガジン「カフェを経営して暮らしていくこと」、11月3本目の配信です。(毎日書いている無料のものとは毛色が違います)

このマガジンは飲食店(主にカフェ)についての関わり方や経営の仕方、それにまつわる成功や失敗を共有してもらいながらへぇ〜と思っていただくマガジンです。
東京での店舗やプロジェクトも動いていますのでその進捗もいち早くこちらでお伝えしていきます。
月額¥500ですので”山路への支援で”という方もいらっしゃったら嬉しいです。
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5Gが2020年から始まる

さてさて、皆さんこんなお話、聞いたことありますか?「あぁ、知ってるよ」とか「聞いたことあるよ」という方もいるかもしれませんが、2020年春から5Gがサービスを開始(予定)しますよ、というものです。
ドコモさんのHPから少し引用します。太字のとこだけでも見ていただければいいかもしれません。


ドコモは2020年のサービス提供開始をめざして、第5世代移動通信システム「5G」の研究開発に取り組んでいます。
2010年に基礎検討、2014年から実証実験を開始し、2019年9月20日にプレサービスを開始しました。
「5G」により、今まで経験したことのない新しい世界を創出し、人々の暮らしがもっと便利で、快適になることをめざしています。

ふむふむ。

1980年代から開始したモバイル通信ネットワークは、10年ごとに大きく進化しています。モバイル通信は1Gから4Gに至るまで、通信速度の向上を進め、主に人と人とのコミュニケーションを行うためのツールとして発展してきました。様々なモノがネットワークにつながるこれからのIoT時代、5Gはその重要な基盤となり、コミュニケーションのあり方を変化させ、新たなビジネスの進展に貢献すると期待されています。

なんだか5Gというのは今までとは全然違うような、何か凄いものである、というのは読み取れる。


掻い摘んで言うと…
5Gというのは「5ジェネレーション」ということで第5世代、ということ。
1Gは携帯電話の登場そのもので、2Gはメールの登場でこの辺りは僕は全然遠い世界の話で、3Gはiモード(僕の記憶があるのはこの辺りからです)だったりezwebが出てくる、と。僕が高校生になったくらいかなぁ。4Gは動画(スマホゲームも含め)ですね。
4Gが今僕らの生活を支えているといっても過言
ではない。
実際…僕はテレビもたまにしか見ないし、仕事もスマホでできるし、音楽もスマホに全部あるし、調べ物だって全部スマホでできる。
ありとあらゆる情報にアクセスできるような状態になっていて、それは日本であれば誰もが全てのあらゆる情報にアクセスできる可能性がある、ということ。

極端に言えば、もうこれ以上は必要のない状態なんだけど人間のテクノロジーの進歩というのは止まらない。そこで5Gです。容量が桁違いに増え、スピードが格段に増え、接続できる数(人数)が遥かに増える。現場のハイスペックのようなんだけど明らかに別物、といってもいいくらいの技術革新です。
これによって医療が完全に機械化させるかもしれないし、車は完全に自動運転になるかもしれない。
現にTOYOTAなんかは「車を売らない」と言っている。
ここから読み取れるのは「自分たちの生活が大きく変わっていく。一変する」ということと「今まで売れていたものは売れなくなっていく」ということです。そういう未来がそこまできている。

実際に4Gの段階でも音楽やおむつ、テレビの在り方、車、家、家具、おもちゃ、コスメ、などなど…いろんなものの”売り方”や”売れ方”は大きく変化している。
これらは全て定額化、シェアリングされ、「商品そのもの」を売っているわけではなくインターネット上に接続することを前提に「自由さ」や「気軽さ」、「スピード」、「ニーズの顕在化(以前これを利用したからこれもどう?という提案。)」などを売っているわけです。

これまでのカフェ

ではカフェや飲食店はどうかというと、それほど大きな変革は起こっていない。もうずっと何も変わっていないんです。
物を作って売る。それ以上でも以下でもない。

誰かが何かを作り、現場で売って、現場でそれを消費してもらい、現金やカードで支払う。


10月のマガジンですが…一部有料部分を公開します。

”カフェをこれから開業したい”という人が考えるのは
●美味しいものを出したい
●素敵な内装にしたい
●いい場所にお店を出したい
などなど。今までの時代はそれで良かったし、僕も実際そうだった。
加えて、印象としては地元仙台では2012年くらいから「コンセプトを絞る」というのがコモディティ化してきた気がします。例えば”●と▲”のお店のような感じでそれはカフェも飲み屋さんもそれは顕著でしたね。
パンとコーヒーだったり白ワインとお肉、とか。
(東京だと2008年くらいからですか。)
そしてこれらは全て作って売るというフォーマットでした。もうずっとそれです。
どんなものを作って、どういう風に売っていくかが全てで、要は自分の商品が売り上げになるので、それをよりたくさん売る(届ける)ために商品や内装や立地を考えてきた、ということ。
おそらくこれからも当分はそういう流れだと思う。
でもそれだと厳しいよね、という結果がもう出てしまっている。(廃業率が異常に高い)

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