ユゴ

看護学部を卒業後、5年間看護師として病院に勤務。 その後、看護師の仕事がもっと楽しくな…

ユゴ

看護学部を卒業後、5年間看護師として病院に勤務。 その後、看護師の仕事がもっと楽しくなることを目指し、修士課程に進学。 博士課程在学中に、夫も大学院へ進学し、子育てをしながら夫婦で学生をしていた。 看護学助教に就任後、適応障害と診断され一旦休職。 現在は教員に復帰。

最近の記事

看護学博士、起業しました

人生何が起こるかわからない。 諸事情により起業する運びとなった。 志高く、世界を変えてやる!みたいな思いじゃなく、本当に諸事情により。 大学教員と個人事業主の二足の草鞋だ。 サービス内容は看護研究コンサルタント。 先に企業した友人に相談したら、「とりあえずコンサルタントって名乗っておけば、それっぽい(笑)」みたいに言われたので、素直に企業届にもそのように書いてきた。 日本の看護師数は170万人を超え、かなり大きな職業群であるといえる。(出典:日本看護協会https

    • ポスドクと特任助教の違い

      今日、全然気にしていなかったポスドクと特任助教の違いを教えてもらった。 ポスドクはプロジェクトのみに携わり、特任助教 は大学教員としての職務もあるのだという。 昨日特任助教はプロジェクト以外の研究をするなと言われたもので、 え、プロジェクト以外の経歴積めないの? そんな事言ったら私が獲得した助成金の研究できないじゃん! 大学は間接費用だけ取って、研究活動を認めないってどういうこと!? と憤慨していたのだが、一般的には大学教員と同様の職務ができるとのことがわかり、一安心

      • 研究雇用費をしくじった話し

        去年から引き続き大学の非常勤教員をやっている。 人間関係も良く自由度も高い職場で、自分の研究に加えて様々なチャレンジをする機会にも恵まれている。 しかし一点、しくじったことがある。 給料が安いのだ。 しかも就職当初から安いのではなく、今年度からガクンと減ってしまった。 時給換算すると300円程度安くなってしまった。 何故こんなことになったのかというと、雇用費算出の際に保険料を含めることを失念し、大学の雇用保険に入って手取りを減らすか、雇用保険を辞めて手取りを増やすかという2

        • 看護学修士課程修了生へ

          桜が咲き始め、所属研究室の修士学生も無事に修了できることとなった。 なかなか面白い研究結果を出して、ゼミの度に私はワクワクさせてもらっていた。 2年間の研究生活を振り返ってどうだったか聞いてみると、辛いこともあったが総じて楽しかったという。 研究が楽しいと言ってもらえると、本当に嬉しい。 看護師は目の前の患者さんを助けないといけないから、困難があっても何とかしてしまう。 だから困難を困難と捉える事が難しい。 看護学研究はそんな日常の困難を捉えて解決することができる、実践の科

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          お母さんも君と同じように学んでいるよ

          別に我が家は教育熱心な家庭ではないと思うのだが、私も夫も学ぶことが大好きなので子供たちにも学びを好きになってほしい。 「お父さん、向こうの部屋で何してるの?」 「お勉強してるよ」 「へー」 こんなやりとりは日常だった。 息子には自分たちの学ぶ姿を見せてきたと思っていた。 ある時息子がYouTubeを見ているとき、時間を持て余したNHKの「まいにち中国語」を部屋の片隅で聞くことにした。 すると息子がYouTubeを見るのを中断して「何してるの??」と聞いてきた。 「

          お母さんも君と同じように学んでいるよ

          自分がやりやすいやり方で

          来年度も引き続き今のポジションに居られることになった。 任期付きの非常勤教員である。 おそらく、このポジションは看護学の中では珍しいのではないか。 看護学部の設置は年々増えていて教員不足が常態化しているので、JREC-INに登録すれば毎日のように案件が届く。 noteを初めて1番驚いたことは、公募戦士という言葉があること。 他分野では大学教員になることがそんなに難しいのかと知った。 看護学部設置増加に伴って研究課程の設置も増加してきた。 そのため修士や博士をもつ看護師も増え

          自分がやりやすいやり方で

          非常勤研究者の保活

          6ヶ月になる長女の保育園が決まった! 長男の時は私がまだ学生で、フルタイムと同じだけ学業をこなしているのに勤労者とは同じ土俵に立てないという状況だった。 今回もまた、非常勤労働者で来年の予定は未定という、保育園に預けられる人のスタンダードから外れた保活となった。 4月より学生時代に在籍していた古巣の非常勤教員としてで戻り、5月に出産した。 勤務時間が短いこともあり産休明けに職場復帰し、10月から勤務時間を延長した。 とはいっても夫の扶養控除対象から外されてしまわないように

          非常勤研究者の保活

          読書感想文*バッタを倒しにアフリカへ

          他の研究者のnoteで紹介されていたこちらの書籍。 大学の図書館で検索してみると、貸出中だった。 やはり研究者には熱い一冊なのだろう。 市民図書館で借りて読むこととした。 Amazonの評価では、研究者がこんなに面白い文章を書くのか!と称賛の嵐であったが、本当にその通りであった。 論文で書けば難しいであろう話もわかりやすく、虫が苦手な私でもバッタを愛おしく思えてくるようなストーリー。 でもただバッタを愛でるのではなく、研究テーマを探してデザインし、データを集めて執筆してい

          読書感想文*バッタを倒しにアフリカへ

          私だって夜更かししたい!

          ある休日前の夜、夫がこんなこことを言ってきた。 「明日の朝、マックで勉強してくるね。」 夫は勉強好きで、常に何かを目指していないと憂鬱になってしまうらしい。 家にいると子供たちの声が聞こえるし、生活の場では集中できないそうだ。 日中は家族と過ごしたいから、早朝にマックで勉強してきたいのだという。 早朝マック勉強はこれが初めてではなく、先週の朝急に思い立って出かけたようで、ダイニングテーブルに「マック行ってきます」の置き手紙を私は朝発見した。 勉強熱心な夫を私は心か

          私だって夜更かししたい!

          足の裏の米粒が気になりすぎる

          論文の考察に足をとられている。 結果が出て新しく仮説を立てたのだが、エビデンスを示す先行研究がみつからない。 探しても探しても、近いけどそれじゃない論文しか見つからない。 頭がプスプスしてきたところで子供たちのお迎えの時間になり、自転車に乗っている時にふと気づく。 自分の思い描いた仮説が間違っているのでは無いかと。 すると分からなかったことが分かるようになった。 だが一つ疑問が解けると新しい疑問が出てきた。 再び論文の沼にハマってしまう。 そもそも専門外な分野の論文を引用し

          足の裏の米粒が気になりすぎる

          看護師とSNS

          介護&看護EXPOに行ってみた。 二日前に行くと決めたので会場で用意されている託児サービスは使えず、自転車で15分くらいのところにある民間の託児施設に預けることにした。 突発的な託児サービスは高額なので、その料金を支払ってまで参加する意味はあるだろうかと自問自答しながらも、はやく研究脳に戻すためにも技術のトレンドをインプットせねばと思い、断腸の思いで娘を託児サービスに預けてることとした。 長居はできないものの、気になっていた開業医向けオンラインサロンに関するセミナーに参加す

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          看護師の経験が赤ちゃんの世話で役立ったと思う事3選

          私にとっては赤ちゃん育ては2回目なので赤ちゃん対応であたふたすることは少ないのだが、ふと看護師やってたから夫よりコレ上手いんじゃないか??と思うことがあったので書いてみる。 1. お着換えが上手い座れるようになるとある程度大人と同じようにTシャツを頭に通して、右腕通して左腕通して、と着替えさせていくが、赤ちゃんの場合座れないので寝たまま着替えさせることになる。 看護師は寝たきりの人の着替えをするので、この経験が大変役に立つ。 寝たきりの人の服装は前開きのパジャマだったり浴衣

          看護師の経験が赤ちゃんの世話で役立ったと思う事3選

          初恋が忘れられない…みたいな

          多くの研究者の頭に科研に提出する書類がチラついていることだろう。 ヒヨコ研究者な私はチラついているどころか頭から離れないですが。 研究者としてやっていくためには研究費の獲得は当然の仕事だ。 自分の研究計画を選んでもらうために、読み手に興味を持ってもらえるようなテーマにしなくてはならない。 それはわかっている。 けれど研究をやりたい!と思って始めた修士論文のときは解決したい課題があった。 その熱意に背中を押されて研究をしていた。 それが今は採択される研究をしようとしている。

          初恋が忘れられない…みたいな

          お兄ちゃんのための育休

          8月が終わり、夏休みを引きずった浮ついた生活も落ち着きを取り戻してきた。 7月の中旬から8月のお盆明けにかけて、夫は育休をとっていた。 長女が生まれて2カ月半から3カ月半の間だった。 6月の終わりまで、夫は超多忙な生活を送っていた。 家族と過ごす時間は一日一時間程度。 ほとんどの日を家族が寝たころに帰ってきていた。 週末も勉強のために土日のどちらかは家にいなかった。 貴重な1日の休みも疲れ果てていたためどこかに遊びに行くという感じではなかった。 さすがに夫もそんな生活をまずい

          お兄ちゃんのための育休

          専業主婦も辛けりゃワーキングマザーも辛い

          長男出産のときに専業主婦を経験してみようと思い、平日はワンオペで家事育児を回していた。 その経験から、やっぱり私に専業主婦は厳しいと感じた。 だから二人目のときには程よく仕事もしながら育児をしようと考えていた。 5月に出産を終え、産休が終わった7月から働き始めた。 とはいっても非常勤教員であり、出勤回数は月1回。 そして夫は育児休暇中。 だからこれぐらいできるだろうと思っていた。 けれど思った以上に大変だった。 まず仕事をする前に育児が大変。 当たり前のことながら、赤ちゃ

          専業主婦も辛けりゃワーキングマザーも辛い

          出産までに読んだ小説とか

          妊娠後期の殆どの時間を自宅で過ごした。 私は4月から大学の非常勤講師となったが、契約上は月に一度の出勤であり、自宅で授業資料や論文執筆などをこなしていた。 息子が幼稚園から帰ってくるまでの時間は作業に使い、息子が帰ってきて息子がYouTubeを見始めると私は読書をするというルーチンが出来た。 今回は妊娠後期から出産するまでに読んだ本の感想文を書いてみる。 https://www.amazon.co.jp/%E5%BF%83%E6%B7%8B%E3%81%97%E5%B7%9

          出産までに読んだ小説とか