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自分がやりやすいやり方で

来年度も引き続き今のポジションに居られることになった。
任期付きの非常勤教員である。
おそらく、このポジションは看護学の中では珍しいのではないか。
看護学部の設置は年々増えていて教員不足が常態化しているので、JREC-INに登録すれば毎日のように案件が届く。
noteを初めて1番驚いたことは、公募戦士という言葉があること。
他分野では大学教員になることがそんなに難しいのかと知った。

看護学部設置増加に伴って研究課程の設置も増加してきた。
そのため修士や博士をもつ看護師も増えてきたわけだが、それ以上に教員不足は深刻である。
修士を持っていなくても助教にはなれるし、教授クラスでも博士を持っていない教員はザラである。
そんな状況下なので、大学はわざわざ非常勤教員を募集なんてせず、常勤教員を募集する。

常勤教員がメジャーであっても、私はしばらく非常勤教員を続けたい。
それは子育てと常勤教員の両立はとてつもなく大変だからだ。
大学教員は裁量労働制が導入されていることが多く、育短取りたい!といっても「裁量労働制の中で
ご自身で工夫してスケジュールして下さい」と言われてしまう。
これは暗に「自宅に仕事を持ち帰ってね」と言われているのだ。
無理である。

だったら収入が減っても子どもとの時間がつくれるポジションにいたいと考え、上位教員に嘆願して今のポジションを与えてもらった。
研究を続けたいけれど子供との時間も大切にしたい。
ロールモデルも無いけれど、自分が生きやすいやり方を見つけて生きていこう。

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