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看護学コンサルタントを始めたモチベーション Part2

看護系大学で特任教員をしています。
今年から看護学研究コンサルタントとしても活動してます。

前回起業のモチベーションの一つが、「看護師も、医師のように自然と研究活動に取り組めるようにしたい」という思いであるということを綴った。

もう一つのきっかけは、「看護学博士課程を修了した後の可能性を広げたい」という思いである。

博士課程を修了したとして、就職先はほとんどが大学教員である。

大学の看護学部新設は、一時をピークに最近では増加が落ち着いているが、それでも国内に300を超える看護学部が存在する。

看護学部の教員は総じて人員不足であり、博士号を取得していない教員はめずらしくない。

それゆえ、他の学部と比較して看護学部教員になることはそれほど難しくない。

とはいえ看護学部に限ったことではないのだが、教員は授業準備に追われて自らの研究に費やす時間なんてほとんどなく、身に着けた研究スキルを発揮する機会も少ない。

そして医学博士や薬学博士であれば、製薬会社や最近ではロボットなどの工学関連企業への就職の道もあるが、看護学博士が一般企業に就職する道は極めて狭い。


せっかく習得してきた研究スキルを発揮するために、臨床看護師の研究活動を支援するという働き方があっても良いのではないか。

そのような思いが私の起業を後押しした。



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