コノハナサクヤ十五
また夢を見ました。
夢の中で寝ていて意識はあるのに身体が動かない夢。
ふだんそういう夢をよく見るのですが
起きたくて目を意識のなかで開こうとしたり、呼吸を大きくしようとしたり。
一〇代のときもよくあって、見たいテレビがやっていて始まってる音は入ってくるのに身体が動かない。
たぶん体験されてる方多いと思います。
心体的な夢ならばまだ説明も尽きますが
二十五、六才の時、朝の夢岸に生き霊が足元にいたのを見たことがあります。
顔をはっきりと確認ができて
そのときのおつきあいしていて別れた彼でした。
ちなみにわたしは全く霊感はありません。
あるとしたら
親友の碧のほうがそうかもしれないです。
大人になってからはわかりませんが。
先日、海の日に突然お父さんから連絡があって、前日にこちらにきてくれたのですけどまた来てくれることになりました。
前日は姪のお誕生日でみんなで夜ごはんを食べに行くとそそくさと帰っていきました。うちの両親らしいです。
以前にわたしが、いま冷凍庫がないと言っていたのを覚えてくれていたみたいでいいのがあるとのことでした。
なんだか流されるままにヤマダ電機に。
ヤマダ電機のリユース冷蔵庫。激安品。状態は良好です。
「いいね。買う」
良いと思い即答しました。
そしたらお母さんが
「これならお父さん買ってくれるって」
そんなつもりは全くなかったので
しかし。
しかしです。
王翦がわたしに冷蔵庫を買ってくれると言うのです。
下見もしていて、予算もありながら。
これは、ぜったいにぜったいに
受け取らせていただこうと甘えさせていただきました。
自分のすべてで守ってきた王の結末は少しお粗末な言い伝えになっていますものね。
ありがとう。
お父さん。
そして、ヤマダ電機のすごいところは
リユース品に二十四ヶ月保証。
壊れた場合、交換してくれるそうで、リユース品で同じものがないのと激安なので差額を出せばしてくれるそうなのです。
日程を決めるときも仏滅、大安と書いてあるカレンダーがあって、そんなことに思いを馳せながら、ふだんは全く気にしないけれど「大安」の日を選びました。
二千年。
二千年経ってこんなことしてくれるなんて
よっぽど愛されていたのだな。
なんだかまた泣けてきます。
届くのが楽しみです。
ありがとう。
ありがとう。
読んでくださりありがとうございます ♡ ゆかこ💌🖋🧸