見出し画像

26歳で会社を辞め、独立するプロセスにおいて、本当に大事だと思ったこと4つ。

私が独立したのは26歳のとき。元々、独立しよう!起業しよう!と思っていた訳ではありません。きっかけは当時、勤めていた会社の担当事業が、コロナで停止になってしまったこと。

自分が楽しいと思える仕事だったのでなんとか続けたい一心で、個人事業主になることを決めました。

個人事業主として3年働いたのち、「会社をつくってみたい」と28歳の時に会社をつくりました。会社をつくった想いは、下記のnoteにまとめているのでもしよろしければ見ていただけると嬉しいです。

独立してから、沢山の学びや気づきがありました。

私の独立した経験から「これは本当に大事だな」と思ったことを4つ、今日はまとめていきたいと思います。



①自分で「値段」を決めて自信を持つこと

独立してから、自分の提供するサービスに「値段をつける」必要がありました。独立したての頃は、ここら辺の感覚が全く分からず、自信のなさから価格を低く設定してしまったり、交渉されて違和感があるのにそのまま飲み込んでしまったり、うまくいかない経験もしてきました。

私が大切だなのと思うのは、自分で納得した金額を決めて、それに対して自信を持つこと。他者から言われてこの金額にしました、ではなく「私(会社)がこうしたい」で決めた方が良いと思います。

なぜなら、納得していない金額感のサービスって、サービス自体にブレが出てしまうと思うんです。安く設定したら「こんなに時間を割いているのにな….」という気持ちになったり、高く設定したら「サービスの質が期待通りじゃないって文句言われたらどうしよう….」と不安になります。

「質はいまいちなのに高すぎるな…」と感じるものって、人に勧めるの憚られませんか?「質も良いし、値段も相応だな」と感じるものは、人に勧められると思うんです。

自分が納得する値段をつけて、そこに自信を持って提供すること。
もちろん、自分だけで決めるのではなく客観的に他者の意見を聞くことは大切ですが、最後に決めるのは自分。

この意識は独立してからとても大事にしています。

②自分の「基準」をつくること

独立すると、基本的に仕事の量などは自分で決められます。バリバリ稼ごうと思ったらその分増やせば良いし、今は少し休みたいと思ったら最低限の仕事量に抑えれば良いです。

独立間もないあるあるだと思うのですが、「仕事がないと不安」という状況に陥って、声をかけられたりチャンスがあるものに何でも手を出してしまうというパターンがあると思います。(当時の私がそうでした)

私の場合、気づいたら会社員時代よりも働き、疲弊していていて、一体自分がなんのために独立したか目的が不明になってしまいました。そこで、個人事業主になって半年後くらいに自分の「基準」をつくることにしました。

自分の基準とは、こういう案件はやる、こういう案件はやらない、というような決めるための判断軸のようなものです。

今でも私が持っている基準は、例えばですがこんな感じです。

やらないと決めている案件
・誰がやりたいのか?が全く見えない
・発注者が投げやり、他責、想いが見えない
・仕事をする際に、自分自身が「なぜこの仕事をやるのか」説明できない
・社会や人が主語ではなく、「お金」が主語になっている

これに一つでも当てはまる場合、丁重にお断りするか、自分から手放すことを心がけています。(もちろん、単純に会社や自分の優先順位が変わって卒業するパターンもあります)

基準をつくっておくと、人と話すときに着目するポイントが見えるので、判断する際に迷わなくて済みます。

③フィードバックをいただくという姿勢

独立するとフィードバックはほぼされません。なぜなら上司という存在がいないからです。ただ、これは他の会社に当てはまるかもしれませんが、上の役職にいけばいくほど、「あなたのここ、もっとこうした方が良いですよ」と伝えてくれる存在は格段に減ります。

これ、私はめちゃくちゃ怖いと思っています。

自分の行動や態度で変えた方が良いことがあるのに、誰にも言われない。誰にも指摘されない。

言ってもらえたら自分も会社もより良くなるチャンスなのに、めちゃくちゃ機会損失じゃないですか?

なので、私は積極的にフィードバックを貰いにいきます。仕事仲間にも、もらいにいきます。

「私のこの仕事のやり方に対して違和感に感じたところあった?」
「もしあったとしたら、どういうところ?」
「どうすれば良かったと思う?」

そんなことを毎月1回、「月1FB会」という名前で実施しています。
もちろん、業務委託で共に仕事をしているクライアントさんとも、そういった話をします。

「契約した当初の目的は達成できていますか?」
「もう少しこうしてもらえると助かる、嬉しい、というところはありますか?」

会社員時代のように、自分のアプトプットに対して、仕事のやり方に対して、細かいところに対して丁寧に見て、教えてくれる存在はいないです。

いないから、自分から取りに行く姿勢を忘れないようにしています。

④ご機嫌でいること

これは、働いている全ての人が大切にできたら、どんなに組織が良くなるだろうと思っていることです。ご機嫌でいること。

独立したら、ある程度自分でコントロールできることが増えます。小さいことで言えば、お昼をいつ食べるかとか、今日どこで仕事するかとか(店舗がある会社や仕事は別かもしれませんが)そういったことを自分で決めることができます。

自分で決めることのできる範囲が広いからこそ、自分はどうすればご機嫌になれるか?という視点で過ごすようにしています。

特に疲れていたり、気分があまり乗らなかった時に、無理をしない。自分がご機嫌でいられる選択を取る。

「あの人、いつも楽しそうだな」
「あの人と一緒にいると、楽しいことが起こりそうだな」
「あの人とだったらなんとかなりそうだな」

そう思ってもらうことは、とても大切だと思っています。なぜなら、声をかけたいな、一緒に何かやりたいなと、思ってもらえるきっかけにもなります。

「あの人、いつもしんどそうだな」
「体調や気分によって波が出そうな人だな」
「機嫌によって質のアウトプットが変わるな」

関係性によってはそれも理解してもらえることもありますが、特に初対面で一度印象づいてしまうと、なかなか変えることが難しいです。

自分がご機嫌でいれる環境を自分でつくること。

これも独立してから、より意識をしているところです。


以上が、独立において、私が本当に大事だと思ったこと4つになります。

独立はゴールではなく、通過点。こういうことをしたい!こういう事業をつくりたい!という気持ちをこれからも絶やさずに、チャレンジしていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?