YujiYamadaHorn

アマチュアホルン奏者 山田祐司です。他称マニアですw。 音は物理・音階は数学・音楽は芸…

YujiYamadaHorn

アマチュアホルン奏者 山田祐司です。他称マニアですw。 音は物理・音階は数学・音楽は芸術 をモットーに、既成概念にとらわれない演奏・編曲・楽器製作(改造)活動をしています。昔関数電卓を手にノートに書き殴り、最近Excelで可視化した「ロジック」を執筆予定。結論:C上昇は至高。

記事一覧

自作ホルンレバーホルダー

このサイトのような ホルンレバーホルダーを作りました。 紐のかたには特に便利かと。 部品はamazonで全部買えるので部品リスト載っけときます。 部品はamazonで全部買え…

YujiYamadaHorn
1か月前

解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 2:運指総当たり&整理編(シンプルモード)

前書き:エレフェ ElefueとはTAHORNG(タホーン)による電子リコーダー。筆者が感じる特長は、 アコースティック発音体を持たず、イヤホン使用時は周囲への音漏れゼロ 本…

YujiYamadaHorn
1か月前

解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 3:運指詳細編(シンプルモード)

前書き:エレフェ ElefueとはTAHORNG(タホーン)による電子リコーダー。筆者が感じる特長は、 アコースティック発音体を持たず、イヤホン使用時は周囲への音漏れゼロ 本…

YujiYamadaHorn
1か月前
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解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 1:運指基本構造と音域編(シンプルモード)

前書き:エレフェ ElefueとはTAHORNG(タホーン)による電子リコーダー。筆者が感じる特長は、 アコースティック発音体を持たず、イヤホン使用時は周囲への音漏れゼロ 本…

YujiYamadaHorn
1か月前

自分でできるプチ改造:ミュート紐を長く、滑り止めテープ

本改造のご利益は計り知れません。余分な衝突音が無くせるだけではなく、実は着脱の時間も短くできる可能性があります。 基本構造市販のホルン用ミュートは、ストレートミ…

YujiYamadaHorn
6か月前

所有楽器紹介:Alexander203DGBL

ベースの楽器Alexander 203GBL、B/低Fフルダブル 3番上昇システム(フレンチシステム)、B/F共通gestキー付き 製造番号:3806 ベル:オリジナル 直彫り 回路システム:以…

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自分でできるプチ改造:レバー板高さ

本改造のご利益は計り知れません。操作性が格段に向上するだけでなく、肩こりや腕の痛みも減らせる可能性があります。 基本構造ロータリーバルブ周りの構造は下図である(…

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自分でできるプチ改造:ベアリングとロータリー回転台の角度調整

機械工学では、垂直と水平は基本中の基本である。ズレはロスに直結する。 基本構造ロータリーバルブ周りの構造は下図である(ヘットマンカタログをだゆうじが加工)。呼称…

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所有楽器紹介:Alexander99GL

ベースの楽器Alexander99GL、高B/A デスカントシングル 製造番号:3252 ベル:ワンピース ロータリーキャップ:通常品 システム 高B/A切り替え メインチューニングスライ…

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所有楽器紹介:Alexander107AGBL

ベースの楽器Alexander107GBL、B(gest付)/高F デスカントフルダブル 製造番号:0+92 ベル:1990年代のAlexander103GBLの3*gを装着、エンブレム無し。オリジナルは軽量31*…

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低ーい実音Cを正確な音程で吹くためには、F3スライドをどれだけ抜くべきか?

前書きもちろん、13の運指がどれだけ上ずっているか、それを相殺逆補正するためにどれだけ管全長を長くすればよいか=スライドを伸ばせばよいか、という基本アプローチでい…

倍音次数と音階の関係03 第11倍音も使える!

01で倍音次数ごとにどのくらい音程がずれているのかを述べた。そして02で約31.7セント低い第7倍音の実用化について述べた。 今回も同様に 発音音程=基音音程x自然倍音音程…

所有楽器紹介:Alexander103GBL

基本仕様親指設定:開放B♭/押F 製造番号:13999 ベル:1970年代?のAlexander107GBLの318gを装着、エンブレム直彫り。先端ほど非常に薄い(弾くと「コーン」とか「カーン…

倍音次数と音階の関係02 第7倍音も使える!

01で倍音次数ごとにどのくらい音程がずれているのかを述べた。ここでは、実際に発音される音の音程、すなわち基音=基本管長=運指やポジションによる管長生成と自然倍音次数…

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倍音次数と音階の関係01 基本のおさらい

自然倍音と音階との関係特に金管楽器奏者はみな自然倍音という言葉を知っている。高次の倍音を使って異なる高さの音を発生させることができる。これは周知。 倍音によって…

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自作ホルンレバーホルダー

自作ホルンレバーホルダー

このサイトのような ホルンレバーホルダーを作りました。
紐のかたには特に便利かと。

部品はamazonで全部買えるので部品リスト載っけときます。

部品はamazonで全部買えるので部品リスト載っけときます。ただ、できれば楽器をホームセンターとかへ持参して、現物で測定してください。

穴の空いた板 2枚(ネジが通ること)

保護シート(適当なテープでOK)

ボルト2つ(M4 16mm 頭が大き

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解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 2:運指総当たり&整理編(シンプルモード)

解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 2:運指総当たり&整理編(シンプルモード)


前書き:エレフェ ElefueとはTAHORNG(タホーン)による電子リコーダー。筆者が感じる特長は、

アコースティック発音体を持たず、イヤホン使用時は周囲への音漏れゼロ

本物のリコーダー運指、簡略化したシンプルモード、両方を実装

オクターブホールにより3段階オクターブを簡易に操作可能

トランスポーズが半音単位で±12 で指定可能、非常に低いC1から非常に高いC8(仕様書に載っていない運

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解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 3:運指詳細編(シンプルモード)

解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 3:運指詳細編(シンプルモード)


前書き:エレフェ ElefueとはTAHORNG(タホーン)による電子リコーダー。筆者が感じる特長は、

アコースティック発音体を持たず、イヤホン使用時は周囲への音漏れゼロ

本物のリコーダー運指、簡略化したシンプルモード、両方を実装

オクターブホールにより3段階オクターブを簡易に操作可能

トランスポーズが半音単位で±12 で指定可能、非常に低いC1から非常に高いC8(仕様書に載っていない運

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解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 1:運指基本構造と音域編(シンプルモード)

解読 電子リコーダー エレフェ Elefue 1:運指基本構造と音域編(シンプルモード)


前書き:エレフェ ElefueとはTAHORNG(タホーン)による電子リコーダー。筆者が感じる特長は、

アコースティック発音体を持たず、イヤホン使用時は周囲への音漏れゼロ

本物のリコーダー運指、簡略化したシンプルモード、両方を実装

オクターブホールにより3段階オクターブを簡易に操作可能

トランスポーズが半音単位で±12 で指定可能、非常に低いC1から非常に高いC8(仕様書に載っていない運

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自分でできるプチ改造:ミュート紐を長く、滑り止めテープ

自分でできるプチ改造:ミュート紐を長く、滑り止めテープ

本改造のご利益は計り知れません。余分な衝突音が無くせるだけではなく、実は着脱の時間も短くできる可能性があります。

基本構造市販のホルン用ミュートは、ストレートミュート・ゲシュトップミュートとも、たいていは手首に通す紐(ひも:本稿では漢字表記に統一)がついています。これにより、床から取り上げるよりも迅速にミュートを装着することができます(オープン→ミュート)。また、取り外し(ミュート→オープン)の

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所有楽器紹介:Alexander203DGBL

所有楽器紹介:Alexander203DGBL


ベースの楽器Alexander 203GBL、B/低Fフルダブル 3番上昇システム(フレンチシステム)、B/F共通gestキー付き

製造番号:3806
ベル:オリジナル 直彫り
回路システム:以下

システム改造回路図

3番上昇を下降化

・3番バルブを動作反転:ロータリー内部を90度回転し、レバーを押したらバルブスライドへ迂回するように変更(レバーとロータリーの接続部や回転台は手を入れず)

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自分でできるプチ改造:レバー板高さ

自分でできるプチ改造:レバー板高さ

本改造のご利益は計り知れません。操作性が格段に向上するだけでなく、肩こりや腕の痛みも減らせる可能性があります。

基本構造ロータリーバルブ周りの構造は下図である(ネットで拝見した絵をだゆうじが加工)。呼称はテキトウなのでぜひ正式名称を教えて欲しい。

奏者の指がレバーを押したら、レバー部品 → ベアリング(ボールジョイント)→ プッシュロッド(ネジ棒) → ベアリング(ボールジョイント) → ロー

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自分でできるプチ改造:ベアリングとロータリー回転台の角度調整

自分でできるプチ改造:ベアリングとロータリー回転台の角度調整

機械工学では、垂直と水平は基本中の基本である。ズレはロスに直結する。

基本構造ロータリーバルブ周りの構造は下図である(ヘットマンカタログをだゆうじが加工)。呼称はテキトウなのでぜひ正式名称を教えて欲しい。

奏者の指がレバーを押したら、レバー部品 → ベアリング(ボールジョイント)→ プッシュロッド(ネジ棒) → ベアリング(ボールジョイント) → ロータリー回転台、と順にチカラと運動が伝わる

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所有楽器紹介:Alexander99GL

所有楽器紹介:Alexander99GL

ベースの楽器Alexander99GL、高B/A デスカントシングル
製造番号:3252
ベル:ワンピース
ロータリーキャップ:通常品

システム 高B/A切り替え

メインチューニングスライドの交換
2番バルブスライドの交換
※あまりに全長・スライド嵌合部が短く、B用スライドを多めに抜くと自重で落ちるため、A用専用が付属していると思われる。

改造マウスパイプの新作

楽器と体:唇との距離を遠く

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所有楽器紹介:Alexander107AGBL

所有楽器紹介:Alexander107AGBL

ベースの楽器Alexander107GBL、B(gest付)/高F デスカントフルダブル
製造番号:0+92
ベル:1990年代のAlexander103GBLの3*gを装着、エンブレム無し。オリジナルは軽量31*g エンブレム直彫りは103GBLへ
ロータリーキャップ:新上昇(旧gest)、1、2、3、B/Hクラッチを軽量アルミ製に交換

システム改造C上昇化、Hクラッチ

・B管側全長ををB♭

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低ーい実音Cを正確な音程で吹くためには、F3スライドをどれだけ抜くべきか?

低ーい実音Cを正確な音程で吹くためには、F3スライドをどれだけ抜くべきか?

前書きもちろん、13の運指がどれだけ上ずっているか、それを相殺逆補正するためにどれだけ管全長を長くすればよいか=スライドを伸ばせばよいか、という基本アプローチでいく。
既存例というか教則本レベルの奏法として、先輩はトランペット。彼らは4番バルブを(ほぼ)使わず、トリガー操作という名のもと、バルブスライドを延伸している。音高はソプラノB管、ホルンのバスF管との相似比計算も容易なはず。。。

なんと。

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倍音次数と音階の関係03 第11倍音も使える!

倍音次数と音階の関係03 第11倍音も使える!

01で倍音次数ごとにどのくらい音程がずれているのかを述べた。そして02で約31.7セント低い第7倍音の実用化について述べた。
今回も同様に 発音音程=基音音程x自然倍音音程 の原理に沿って 第11倍音を実用化していく。

第11倍音は上記五線譜に書いたように、約51.3セント高い「ファ」・約48.7セント低い「ファ#」、実質ど真ん中である。ということは、約50セント基音の音程がずれている状態にすれ

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所有楽器紹介:Alexander103GBL

所有楽器紹介:Alexander103GBL

基本仕様親指設定:開放B♭/押F
製造番号:13999
ベル:1970年代?のAlexander107GBLの318gを装着、エンブレム直彫り。先端ほど非常に薄い(弾くと「コーン」とか「カーン」ではなく「キーン」とか「チーン」と鳴ります。
ロータリーキャップ:4つとも純正のまま
123用:15.1g、FB切替用:26g

音のクセ良く鳴る、音程が取りやすい、打率が高い(自分のせい)
・実音真ん

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倍音次数と音階の関係02 第7倍音も使える!

倍音次数と音階の関係02 第7倍音も使える!

01で倍音次数ごとにどのくらい音程がずれているのかを述べた。ここでは、実際に発音される音の音程、すなわち基音=基本管長=運指やポジションによる管長生成と自然倍音次数の掛け合わせについて述べていく。

発音音程=基音音程x自然倍音音程より正確には、
発音音程のズレ=基音音程のズレx自然倍音音程のズレ
とも言えよう。
端的には、以下の2種でしかない。
・高い基音(高くなる運指やポジショニング) x 低

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倍音次数と音階の関係01 基本のおさらい

倍音次数と音階の関係01 基本のおさらい

自然倍音と音階との関係特に金管楽器奏者はみな自然倍音という言葉を知っている。高次の倍音を使って異なる高さの音を発生させることができる。これは周知。
倍音によっては音程が正しくない、よく聞く常套句。(なお、「正しい」とは、A4=約442Hzを基準とした平均律で定義される音高に対して、の意味である。音楽的どうこうは本投稿では一切触れない)
では、第何次の倍音が どのくらい 正確でない:ずれている:高い

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