見出し画像

所有楽器紹介:Alexander103GBL

基本仕様

親指設定:開放B♭/押F
製造番号:13999
ベル:1970年代?のAlexander107GBLの318gを装着、エンブレム直彫り。先端ほど非常に薄い(弾くと「コーン」とか「カーン」ではなく「キーン」とか「チーン」と鳴ります。
ロータリーキャップ:4つとも純正のまま
  123用:15.1g、FB切替用:26g

音のクセ

良く鳴る、音程が取りやすい、打率が高い(自分のせい)
・実音真ん中のC:B1 第5倍音、全然ぶら下がらない
・実音真ん中のD:B3 第6倍音、良く鳴る、全然ぶら下がらない
・実音下のD:B3 第3倍音、良く鳴る、全然ぶら下がらない
・実音上のGis/As:B23 第9倍音
・実音高Es:B3 第13倍音(ヴァレンドルフの運指)
鳴りづらい、音程が取りにくい、打率が低い(自分のせい)
・実音高Es:B1 第12倍音、やや低い
・実音高D:B12 第12倍音、かなり高い
・実音上のGis/As/A/B:B1 第8倍音、ちと低い
・実音真ん中のD:B12 第6倍音、かなり高い
・実音真ん中のB:B0 第4倍音、やや高い
・実音下のD:B12 第3倍音、かなり高い

ギャラリー1


細かいところ:指まわり

親指レバー

より遠くに配置するために、コルクブロックを貼り付け、さらに滑り止めテープを貼り付け
押し込みストロークを縮めるためにロータリー回転軸に近い側にネジ穴を開け

123レバー

3:薬指レバー の高さを1mm高く設定。ボールジョイントのネジを一回転分。操作性著しく向上。
ごく薄くトップコートを塗っています。1回のみ、2回以上塗ると「弾性」がついてしまうので。

ウォーターキィ

・マウスパイプ:コルク(ゴムではない)、レバーにカチカチ騒音防止用 熱収縮樹脂シートカバー、本体パイプ側にも保護テープ
・B3スライドに増設:コルク、レバーに同上
・F3スライドに増設:コルク、レバーに同上
B3スライドに速攻で水が貯まる問題(103は特に顕著)もこのレバーで一瞬で排水できます。D-durの交響曲通してもスライドを抜く必要は全くありません。世界中の103ユーザーにオススメしたい。

小指かけ

純正の固定型を若干移動(可動式は気づかないうちに動いてしまうので嫌い)
シリコンカバーをつけてグリップ性upを試験中。もうちょい薄いほうが良いかな?

親指置き「逆フリッパー」

クラリネット用親指フックを流用。楽器がぐらつきそうなときにホールドを補助。小指かけ・フリッパーとは逆向きにチカラをかけるので、小指と挟むようにするのがコツ。まだ試行中ですが最強です。

ギャラリー

103 レバー周り
103 レバー周り
103 レバー周り(ネジ差し込み側も同様に開けています)


103 親指置き「逆フリッパー」
103 親指置き「逆フリッパー」
103 親指置き「逆フリッパー」


細かいところ 2

フリッパー

使いません。フリッパーが無いと重くて持てないのは、自身にとって楽器が重すぎる、という価値観です。あと、軸棒に刻み溝がなく静摩擦係数のみでの保持なので、荷重でじわじわとズレていってしまいます。一度使ってひどい目に遭ったので、二度と使いません。

プロテクター

Alexander純正、さらに上から滑り止めテープ

Ext(ドルチェ楽器)

メインチューニングスライド
F管側チューニングスライド
※ B管側チューニングスライドに施さないことにより、B管とF管の吹奏感のギャップを少なくした

バズイングチェッカー

BERP常時装着

ギャラリー2

拡張パーツ

F3用 半音x3 ⇔ 半音x3.5 下降スライド

通常 運指F123は 高いH管状態ですが、このスライドを延伸すればジャストのH管状態まで下げられます。さらに抜いて右手を細工すれば、高いですがなんとか「低B管」状態まで下げられます。
「実音ペダルB」は通常B0:アルトB管状態:の第1倍音で出すため、吹奏抵抗感が少なすぎます。しかし、上記により倍の管長の第2倍音で出せ、吹奏抵抗感が適度に強くロングトーンもしやすいです。ベートーヴェン交響曲4番の冒頭、アルプス交響曲の冒頭・最後、で活躍します。

ギャラリー3


製作過程

他の所有楽器(Alexanderだらけに・・・)

以上




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?