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ことばつむぎ

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心の琴線に触れた出来事を綴っています。ほっ、としたい時にどうぞ♡
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#記録

胎児からのあいさつ

胎児からのあいさつ

誰が私の母になろうとも
母のからだが、私自身をつくるのに
適した場所であってほしい。

母の心が、いつも明るく
私を産みたいと望み
育ててくれ

そしていつの日か
私が母を愛せるようになるよう
私を愛してほしい。

(1983年 自然育児 友の会創刊号より)

妊娠中は、いい時よりも、
つわりもあってふさぎこんでいた時期が長かった。

またあるときは、母になる自信がなくて悩んだこともあった。

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シャボン玉のように

シャボン玉のように

日本からカナダに戻りました。

わたしと子供達は、朝4時に眠り午後1時に起きるような、
ひどい時差ぼけ。

もうあとも数日すればこの時差ぼけも治り、
それとともに日本にいたという実感が遠のいていくようで
なんとなく惰性で過ごしている。

今回の日本滞在は”The 家族”だった。

数年前までは、
帰国といえば自分と親だけの関係で、興味の赴くままに飛び回わり家にいるのなんて数日。

だけど、今回はわ

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みどりのひみつ

みどりのひみつ

今年はわたしのまわりで(自分も含めて)新しい命がたくさん誕生した年でした。

そして、まわりの人の生き方をみていて、自分もたくさん学んだ年でした。

自分のことではないのに、やきもきしたりして。

わたしがやきもきしようがしまいが
人はみな、その時、その人の人生を生きている。
わたしができることは、見守ることぐらいなんだな。
そして、”見守る”ってかなり深い。
揺れる。飲み込む。そして伝える。無力

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大人の節目

大人の節目

あっというまに冬になりました。
底冷えする寒さです。気温もマイナスいったかな。
今日はウィスラーにいきました。
青空と雪山のコントラストがまぶしすぎて目が開けられなかった。

秋から冬に季節がうつろう一瞬のあいだに、わたしの中で大きな変化がありました。

父が亡くなりました。
お酒が原因でした。

父とはいろいろありまして。
最初の危篤の知らせが入った6年前、”もう会うことはありません”という手紙

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近所のおじさんにまつわる話

近所にとても人のいいおじさんがいる。

押し付けがましくもなく、
ごく自然な感じで息子の遊び道具を自分の家の倉庫からもってきてくれたり、”◯◯に困っていない?”などと声をかけてくれる。
ホームステイの受け入れもしてるみたい。

とりわけ深い話をするわけじゃないけど
気にかけてくれる人がいるんだなあ と心の芯がぽっと温かくなる。

わたしはまだまだ気の使い方がへたくそ。
(まあ、”気を使おう”と思う

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